Titan FX、8月27日にズールトレードのコピートレードサービスを終了

バヌアツを拠点とする海外FXブローカーであるTitan FX（タイタン FX）は、2021年8月27日の市場クローズ後に、コピートレードサービス、ZuluTrade【以下、ズールトレードと称す】の提供を終了することを発表した。

これまで、Titan FXはMetaTrader4【以下、MT4と称す】上でズールトレードのコピートレードサービスを無料で提供してきた。しかしながら今回、8月27日のマーケット終了後、ズールトレード専用口座はズールトレードのプラットフォームより接続が解除され、顧客は同サービスを利用できなくなるという。サービス終了後においても、オープンポジションがある場合、ユーザーはMT4より自身で決済を行う必要があるとのことだ。ズールトレードは世界最大のコピートレードコミュニティの形成を目指す中、Titan FX以外にも同サービスを利用する海外FXブローカーが散見されているが、日本では知名度が思うように上がらなかったようである。

Titan FXはズールトレードのコピートレードサービスを終了する一方、積極的に商品ラインナップの拡充を図っている。最近では、Titan FXは6種類の仮想通貨CFDを追加しており、仮想通貨（暗号資産）の取り扱い通貨ペアは合計12通貨24ペアに及ぶ。また、Titan FXは米国株式CFDの取り扱いを開始しており、ユーザーはMetaTrader5（MT5）上で同社が厳選した65銘柄を取引できる。その他にも、同社では金や原油、株価指数など、多彩なCFD商品を取り揃えている。

2014年に創業したTitan FXは、バヌアツ金融サービス委員会（Vanuatu Financial Services Commission, VFSC）のライセンスを保有する海外FXブローカーだ。同社は業界最狭クラスのスプレッドを提供すると共に、独自インフラであるZero Point（ゼロポイント）テクノロジーを活用した高速約定を実現している。また、Titan FXのチャットサポートは平日24時間対応しており、22名の日本人スタッフが在籍する顧客サポートにも定評がある。

Titan FXはズールトレードのコピートレードサービスを終了するが、更なる顧客基盤の拡大に向けて如何なるソリューションを講じるか注目したい。