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ペイパル、アイルランドで仮想通貨チームを設立へ

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update 2022.04.20 12:28
ペイパル、アイルランドで仮想通貨チームを設立へ

update 2022.04.20 12:28

コンプライアンスおよびAMLの専門家を募集

大手オンライン決済サービスのPaypal Holdings Inc.【以下、ペイパルと称す】が、アイルランドで仮想通貨(暗号資産)チームの立ち上げを進めていることが地元メディアの報道で明らかになった。[1]

先日、CEOのダン・シュルマン氏はペイパルが英国で仮想通貨関連サービスを展開する可能性があることを示唆したが、それに伴って同社は地理的に英国市場へのアクセスが容易なアイルランドに仮想通貨チームを設立することを検討しているようだ。報道によると、ペイパルは小規模なチームの構築を試みており、ダブリンやダンドークでコンプライアンスおよびAML(マネーロンダリング防止)専門家の求人を行なっているという。このチームはペイパルのブロックチェーン、仮想通貨およびデジタル通貨(Blockchain, Crypto and Digital Currency)のビジネスユニットとして機能し、同社の仮想通貨関連の取り組みをサポートする役割を担う。

先月末、ペイパルは2021年第2四半期の決算発表を行なったが、その中で仮想通貨関連事業が好調であると述べ、将来的に同事業を強化していく方針を示した。このような背景からペイパルは仮想通貨分野の人材採用を強化しており、現時点でワシントンD.C.やカリフォルニア州、ニューヨーク市、ネブラスカ州、アリゾナ州、フロリダ州、グアテマラ、イスラエルなどのオフィスで同様の求人を出しているという。

ペイパルは主要な仮想通貨関連企業として成長を遂げているが、これが業界にどのような変化をもたらすのか、今後も同社の取り組みを見守っていきたい。

release date 2021.08.03

ニュースコメント

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仮想通貨関連企業の進出が続くアイルランド


アイルランド政府はブロックチェーンやデジタル決済を始めとするソリューションの研究開発を目的としたFinTech Fusionプロジェクトを立ち上げるなど、同国を欧州最大のフィンテックハブとして成長させることを視野に様々な取り組みを進めているようだ。結果的にアイルランドは仮想通貨関連のデータを提供するCrypto Headが公開したCrypto-Ready Indexで6位にランクインしており、世界でも有数の仮想通貨先進国として認められている。このような背景から、ステーブルコインのディエムを開発するFacebookの他、オーストラリアやインド市場での事業拡大を図るKrakenが、欧州市場へのアクセス確保を念頭にアイルランドに進出してきているという。今回、ペイパルがアイルランドでの仮想通貨チーム立ち上げを実現すれば、この流れは更に加速していくと考えられるが、今後も同国での展開に注目していきたい。


Date

作成日

2021.08.03

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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