Select Language

ディーカレット、仮想通貨オントロジーの上場を決定

ディーカレット、仮想通貨オントロジーの上場を決定

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.04.20 12:28
ディーカレット、仮想通貨オントロジーの上場を決定

update 2022.04.20 12:28

利用促進を目的としたキャンペーン実施を予告

7月13日、日本の仮想通貨(暗号資産)取引所である株式会社ディーカレット【以下、ディーカレットと称す】が、国内で初めてオントロジー(Ontology)の取り扱いを開始することを決定した。[1]

発表によると、ディーカレットは今月中にオントロジーを上場することを予定しており、送受金や取引サービスでの利用に向けた準備を進めているという。これに際してディーカレットは、利用促進を目的としたキャンペーンの実施を計画しているが、詳細は後日発表すると伝えている。

オントロジーは企業向けパブリックブロックチェーン開発プラットフォームのプライマリトークンとして発行され、同エコシステム内での送金やステーキングなどに利用されているようだ。基盤となるONTチェーンは、独自アルゴリズムであるVBFT(Verifiable-Random-Function Byzantine Fault Tolerance)によるトランザクションの高速化を実現するだけでなく、アイデンティティ証明などの機能を兼ね備えたブロックチェーンシステムを構成することを可能にしている。運用組織のオントロジー財団(Ontology Foundation)は、大手自動車メーカーのダイムラーとパートナーシップを締結するなど、様々な分野でユースケースの確立に取り組んでいるという。

ディーカレットは仮想通貨の取引所サービスを今年4月に開始したばかりだが、チャートツールのTradingViewを採用したことや専用のスマホアプリを導入したことなどが評価されている。その他、ディーカレットはデジタル通貨関連の勉強会を開催するなど、事業活動以外の取り組みを通じて国内の仮想通貨コミュニティでプレゼンスを発揮している。今回、オントロジーを上場することがどのような成果につながるのか、今後もディーカレットの動向を見守っていきたい。

release date 2021.07.15

ニュースコメント

comment

新規上場のプロセス改善が求められるJVCEA


日本では金融庁に自主規制団体として認定されたJVCEA(日本仮想通貨交換業協会)が実質的に取引所を規制しており、仮想通貨市場の安全性や透明性を高めることに努めている。現在、会員企業の取引所は仮想通貨の新規上場の際にJVCEAの承認を得ることが必須となっているが、これが事業展開を失速させると同時に、市場から投資機会を奪う結果を招いているという。例えば、今年5月にGMOコインでポルカドット(Polkadot)が国内初上場となった際には、バイナンスなどの海外取引所に約9ヶ月の遅れを取り、既に同仮想通貨の価格はピークを過ぎて下降線を辿っていた。JVCEAの副会長に就任したPayward Asiaの千野剛司氏は、このプロセスを改善する方針を示しているが、国内の仮想通貨市場はどのように変化していくのか、今後も同協会の取り組みに注目していきたい。


Date

作成日

2021.07.15

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Bybitが日本ユーザーの新規登録を停止!日本撤退で海外FXユーザーにも影響大か?

Bybitが2025年10月31日をもって日本ユーザーの新規登録停止を発表しました。既存ユーザーは継続利用できるものの、締め出しも時間の問題と予想する声も少なくありません。本記事では、Bybitの発表内容や海外FXユーザーへの影響などを解説します。
update2025.11.06 19:00

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応

Vantage Tradingで銀行出金に関する遅延が確認されています。出金申請後に着金まで時間を要するケースが報告されており、SNS上でも混乱が発生している状況です。原因としては入金額の急増や決済システム側の処理制限が影響しているものと見られます。
update2025.10.24 19:00

FXGT破綻の噂がSNSで再浮上、CEOは「完全なデマ」と否定

海外FX業者のFXGT(エフエックスジーティー)が「経営破綻の危機にある」との噂が一部で広がっています。噂が流れているのは主にX(旧Twitter)で、FXGT公式はこれを否定しています。当サイトではFXGTにこれらの噂について、事実確認を行いました。
update2025.11.04 19:30

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数

SNS上ではbitcastleから「出金できない」「口座を凍結された」といった報告が相次いでいます。本記事では、bitcastleで報告されている出金トラブルを紹介するほか、bitcastleは詐欺業者なのかどうか説明します。
update2025.10.21 19:30

XMはゴールド(XAUUSD)のスプレッドも広い?ボーナス取引で実質お得

XMTradingのゴールド(XAUUSD)はスプレッドこそ狭くないものの、スワップフリー口座や豪華ボーナス、約定スピードの速さで十分に利用の検討余地があると言えます。当記事ではXMTradingでゴールド取引が向いている・向いていないトレーダーを他社と比較しながら解説していきます。
update2025.10.22 19:00

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

Exnessで10月に2度もサーバーダウン!?SL設定のユーザーは損失補填

海外FX業者のExnessで、10月に2度のサーバーダウンが発生しています。一連のトラブルが原因で、損失を被ったユーザーも少なくないようです。本記事では、報告されている不具合やExnessが実施した補償などについて説明します。
update2025.10.30 19:30

メタマスク等の利用が規制対象に?金融庁がDEXの規制を議論

暗号資産WGでの議論を発端に、SNS上で「DEX利用が非合法化されるのでは?」といった投稿が話題になっています。本記事では、金融庁で議論されたDEX規制の現状や、SNSで広まる情報の真偽、海外FXユーザーへの影響などを解説します。
update2025.10.28 19:00

SwiftTraderが資金難?SNSで出金トラブル報告が増加

2025年以降、SwiftTraderで出金拒否・遅延の報告がSNSで相次いでいます。本記事では報告されている出金トラブルのほか、GEMFOREXとの類似点やSwiftTraderをおすすめしない理由を説明します。
update2025.10.16 19:30

香港エキスポでAxiブースが襲撃される、規約違反のトレーダーによる抗議と判明

香港で開催された「iFX EXPO Asia 2025」の会場で、海外FX業者Axiのブースが襲撃される騒動が発生しました。騒動を撮影した動画がSNS上に投稿されたことで、一部の海外FXユーザーの間で注目を集めています。本記事では、今回の襲撃騒動の経緯とAxi側の説明などをご紹介します。
update2025.11.04 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル