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金融庁、コインベースを暗号資産交換業者として登録

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update 2022.04.20 12:27
金融庁、コインベースを暗号資産交換業者として登録

update 2022.04.20 12:27

JVCEAの第二種会員から正式な交換業者へ

日本の金融庁(Japan Financial Services Agency, JFSA)が、米大手仮想通貨(暗号資産)取引所であるCoinbase, Inc.【以下、コインベースと称す】の日本法人を暗号資産交換業者として登録したことを明らかにした。[1]

6月18日、金融庁は東京ハッシュおよびガイアと共にコインベースを正式に登録し、国内で仮想通貨交換業を営むための許可を与えた。金融庁によると、コインベースはビットコイン(Bitcoin)とビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)、イーサリアム(Ethereum)、ステラ(Stellar)、ライトコイン(Litecoin)の5種類の仮想通貨を取り扱う予定だという。

以前からコインベースは、日本市場進出を見据えて国内に拠点を開設するなどの動きに出ていた。昨年8月には、コインベースは第二種会員としてJVCEA(日本仮想通貨交換業協会)に加盟し、本格的に事業を展開する準備に入っていたようだ。これに伴って同社のCEOであるブライアン・アームストロング氏は、日本での人材採用を進めていることを昨年末に伝えていた。

コインベースは日本の投資家が同社製品にアクセスするための基盤を構築することを直近の目標としているが、これがどのような成果につながるのか、今後の取り組みを見守っていきたい。

release date 2021.06.22

ニュースコメント

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海外取引所の市場参入で競争が激化する可能性


日本の仮想通貨市場では、bitFlyerやZaif、GMO、コインチェックなどが高いシェアを獲得しているが、海外の大手取引所が参入してきていることでその競争が激化すると予想されている。既に金融庁はOK Groupが手がけるOKCoinに加え、Kraken(クラーケン)やHuobi(フォビ)などの取引所にライセンスを付与しているという。最近では、世界最大の取引所であるバイナンスが旧ヤフージャパン子会社と提携し、間接的な形で日本市場への参入を果たしている。現在、これら海外取引所によるシェアは極めて小さく、首位を行くbitFlyerの1%にも満たない状況だ。今回、コインベースが日本市場で仮想通貨関連事業を展開できるようになったことが転換点となる可能性があるが、国内の仮想通貨市場はどのように偏移していくのか、今後もその展開に注目していきたい。


Date

作成日

2021.06.22

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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