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金融庁、シンガポールの仮想通貨取引所Bybitに警告

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update 2022.04.20 12:27
金融庁、シンガポールの仮想通貨取引所Bybitに警告

update 2022.04.20 12:27

無許可で仮想通貨取引サービスを提供したことへの対応

5月28日、金融庁(Japan Financial Services Agency, JFSA)が、日本の居住者向けに無許可で仮想通貨(暗号資産)取引サービスを提供したとして、シンガポールの仮想通貨取引所を運営するBybit Fintech Limited【以下、Bybitと称す】に警告を発した。[1]

日本での活動を行う仮想通貨取引所は、事業所の所在に問わず、暗号資産交換業者として金融庁に登録することが義務付けられている。しかしながら、Bybitは無許可で日本の居住者向けに日本語での仮想通貨取引サービスを展開していたことに加え、アフィリエイトプログラムを通じて勧誘行為を行っていたという。

このような企業に対して金融庁は、警告文を発行すると同時に、捜査当局に連絡するとガイドラインに定めている。コインチェックのハッキング事件以降、金融庁は投資家保護に尽力しており、無許可の海外取引所に積極的に警告を促しているが、それが絶対的な強制力を持って不正を排除する効力を有している訳ではないと言えるだろう。大手取引所のバイナンスはBybitと同じく金融庁に警告を受けた経緯があり、一時的に日本の居住者向けのサービスを停止したものの、現在では日本円および日本語でのサービスを再開しているようだ。

一方、過去には同様の問題でHuobi(フォビ)を運営するHuobi Globalが日本居住者向けサービスを終了した例もあるが、Bybitはどのような対応を取るのか、今後も金融庁の取り組みに注目していきたい。

release date 2021.06.02

ニュースコメント

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オフショア取引所の取り締まりを強化する米国


近年、世界各国で仮想通貨規制が整備されており、多くの国でライセンス制度を通じた管理体制が確立されている。これに伴い、比較的規制が緩い地域からサービスを提供するオフショア取引所の問題が浮き彫りになっているようだ。特に米国ではオフショア取引所の取り締まりが強化されており、例えば、バイナンスが米国からのアクセスを禁止する事態に追い込まれているという。加えて、米国ではマネーロンダリングや脱税などの犯罪と戦うために、財務省が1万ドルを超える仮想通貨送金のIRS報告の義務化を検討するなど、オフショア地域への資産移転に対する監視を強める意向を示している。このような状況下で、オフショア取引所は現地法人の立ち上げなども視野に入れて国内法に基づいた規制に準拠することが求められ始めているが、これら取引所はどのような動きに出るのか、今後も仮想通貨市場での展開を見守っていきたい。


Date

作成日

2021.06.02

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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