作成日
:2021.05.27
2022.04.20 12:27
Bloomberg(ブルームバーグ)のアナリストであるマイク・マッグローン氏は、ビットコイン価格(BTC/USD)の暴落を受けて、強気相場が拡大して1BTCあたり10万ドルに向かう道筋が明らかになったとコメントした。
先日、ビットコイン価格は3万ドルの下値支持線を試す動きを見せたが、その後は復調の兆しを見せており、現時点で4万ドル前後まで回復している。マッグローン氏によると、このビットコイン価格の暴落は、同仮想通貨のエネルギー消費問題を理由にした一時的な調整であると同時に、同ブロックチェーンが世界最大の分散型ネットワークであることを証明する出来事になったという。また、マッグローン氏は既にマイニング事業者が環境に配慮していると言及し、これがビットコイン価格の上昇を妨げる長期的な要因にはなり得ないとの考えを示した。
大手電気自動車メーカーのテスラがビットコイン決済を停止したことをきっかけに、仮想通貨市場ではマイニングによる環境負荷の問題が表面化してきている。複数の有識者はマイニング事業者が十分な対策を施していると主張しているが、仮想通貨コミュニティではよりわかりやすい形で解決を図る動きが生じているようだ。テスラのCEOであるイーロン・マスク氏は、北米の主要なマイニング事業者を中心にBitcoin Mining Councilを立ち上げ、エネルギー消費の透明性を向上させることに加え、再生可能エネルギーの利用を促進することに合意したと報告している。
以前からマッグローン氏はビットコイン価格が上昇すると予想しており、昨年末に2万ドルに到達することや、今年に入ってから5万ドルを突破することを言い当てている。仮想通貨市場では米中の仮想通貨規制強化などで不透明感が強まっているだけに、今後もビットコイン価格の動向を見守っていきたい。
release date 2021.05.27
出典元:
ニュースコメント
仮想通貨市場のセンチメントが弱気に流れる
ビットコインは法定通貨のインフレヘッジ資産として認識され、機関投資家の需要を背景にデジタルゴールドとしての価値を高めてきた。しかしながら、ここにきてビットコイン価格は最高値から約50%マイナスとなる水準にまで急落するなどバブル崩壊の様相を呈しており、更なる下落が懸念されている。これに関して市場分析会社ADVFNのCEOであるクレム・チャンバース氏は、ビットコイン価格が3万ドル台前半を付けた場合、1万ドルから2万ドルが次なるターゲットになると予想しているようだ。マッグローン氏を含めて強気な見方を崩さないアナリストも存在するものの、先月と比較してマーケットセンチメントが弱気に流れていることは明らかだと言えるだろう。先月、2兆ドルに達した仮想通貨市場の時価総額は、1兆8,000億ドルを割り込むところまで低下しているが、ここから再び盛り返すことができるのか、今後もビットコインを始めとする主要な仮想通貨の値動きに注目していきたい。
作成日
:2021.05.27
最終更新
:2022.04.20
米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
Milton Marketsが夏トク15%入金ボーナスキャンペーンを開催!
2023.06.21 19:30
XMTradingがF1チームスクーデリア・アルファタウリとスポンサーシップを締結
2023.03.28 20:00
海外FX業者で取引できるエネルギー銘柄は?取引の種類やメリットを解説
2023.02.27 20:00
仮想通貨HOOKとは?将来性は?Hooked Protocolが提供するWild Cashも解説
2022.12.13 21:00
Huobi(旧Huobi Global)は日本居住者向けサービスを停止していない?
2022.12.08 19:30
分散型取引所dYdXの使い方をイチから解説!注意点も紹介
2022.12.01 20:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー