Select Language

ビットコイン価格、再び3万ドルの下値支持線を試す

ビットコイン価格、再び3万ドルの下値支持線を試す

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.04.20 12:27
ビットコイン価格、再び3万ドルの下値支持線を試す

update 2022.04.20 12:27

米中政府の動きでマーケットセンチメントが悪化

5月21日以降、ビットコイン価格(BTC/USD)が急落しており、再び主要な下値支持線となっている3万ドルラインに迫った。

今月17日、ビットコイン価格は過去1ヶ月間で約30%減となる4万2,000ドル付近にまで低下していたが、翌々日にはその流れを引き継ぐ形で一気に3万ドルラインにまで暴落した。その後、同仮想通貨(暗号資産)価格は一時的に4万ドル台まで回復したものの、今回、再び大幅な下落を記録している。現在、ビットコイン価格は3万ドルラインで反発し、3万5,000ドル前後を推移している模様だ。

電気自動車メーカーのテスラがビットコイン決済の受付開始を発表して以降、同仮想通貨は好調な値動きを見せていた。しかしながらテスラのCEOであるイーロン・マスク氏が同社の方針を変更したことに加え、米連邦準備制度理事会(Federal Reserve Board, FRB)によるテーパリング(量的緩和の縮小)への警戒感や、中国政府が仮想通貨に対する取り締まりを強化していることへの懸念から、マーケットセンチメントが悪化している。特に米国では米財務省(US Treasury Department)が仮想通貨の税務プロセスを強化する動きが生じており、この流れに拍車をかけているようだ。

これに追い討ちをかけるように、中国では政府首脳が仮想通貨マイニングを禁止する意向を示し、Huobi(フォビ)を始めとする仮想通貨取引所やマイニングプールなどがサービスを停止している。仮想通貨アナリストのニック・カーター氏はこの発表を受けてマイニング事業者による大規模な売りがブロックチェーン上で観測されたと言及[1]しており、中国政府のマイニング禁止令がビットコイン価格の変動に影響を与えていることが明らかになった。

今年に入ってから2兆ドルに達した仮想通貨市場の時価総額は、1兆4,000億ドル程度まで下落してきているが、再興することができるのか、今後もビットコインを始めとする主要な仮想通貨の動向に注目していきたい。

release date 2021.05.25

出典元:

  1. Twitter(Nic Carter)

    https://twitter.com/nic__carter/status/1396564484379000832

ニュースコメント

comment

ビットコインバブルの崩壊を懸念する仮想通貨コミュニティ


ビットコイン価格は年初から高騰を続け、6万5,000ドルの史上最高値を記録したが、そこから約50%減となる水準にまで下落してきている。このビットコイン価格の動きが2018年の仮想通貨バブル崩壊を連想させることから、仮想通貨コミュニティでは同仮想通貨に対する懸念が高まっているという。Tallbacken Capital AdvisorsのCEOであるマイケル・パーブス氏は、ビットコイン価格のモメンタムが決定的に弱気にシフトしたとコメントしている。また、投資会社Guggenheim Partnersの会長兼グローバルCIO(Chief Investment Officer)であるスコット・マイナード氏は、ビットコイン価格が大規模な調整に入ると言及しており、2万ドルから3万ドルが直近のターゲットになると予想していたようだ。仮想通貨コミュニティでは様々な議論が展開されているが、ビットコイン価格はどのように推移していくのか、今後も仮想通貨市場での動きを見守っていきたい。


Date

作成日

2021.05.25

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨SOLVの将来性は?ビットコインのステーキングプロトコルSolv Protocolを解説

仮想通貨(暗号資産)SOLVは、ビットコイン(BTC)のステーキングプロトコル「Solv Protocol」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨SOLVの特徴やSNSでの評判、将来性、トークンの使い道などを解説します。
update2025.01.10 19:30

【無料ツールも】MT4/MT5で複数チャートを同期スクロールし、分析を劇的に変える方法!

MT4/MT5ではインディケータを使うことで複数チャートを同期してスクロールできます。この記事ではMT4/MT5の複数チャートを同期してスクロールできるインディケータについて、実際に使ってみた感想も交えながら紹介していきます。
update2024.11.07 19:00

bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説

Myforex編集部では、bitbank(ビットバンク)からBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.11.28 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

初心者でも安心!MT4ストラテジーテスターの使い方完全ガイド ~EA活用とバックテストで一歩先のトレードへ~

MT4でEAを使って自動売買をするならストラテジーテスターにより利益が出るかテストが必要です。本記事では、ストラテジーテスターの実践的な使い方や疑問を感じやすいポイントを解説します。
update2025.01.10 19:00

XMTradingがおみくじプロモ2025を実施!総額1,000万円越えのキャンペーン

海外FX業者XMTradingは、1月2日~1月31日までの期間限定で「おみくじプロモ2025」を実施すると発表しました。賞金総額は1,000万円以上であり、抽選で100名に最大75万円の現金がキャッシュバックされます。
update2025.01.06 19:00

XMTradingがお年玉プロモーションを実施

海外FX業者XMTradingは、2024年12月3日〜12月31日までの期間限定で、お年玉プロモーションを実施すると発表しました。200ドル相当を入金して、2ロット以上取引すると抽選に参加できます。
update2024.12.03 19:00

MT4/MT5でも日本時間を簡単に表示できる!日本との時差については図解で理解しておこう

MT4/MT5では通常、表示される時間が日本時間から6時間ほどずれています。頭の中で「表示される時間 + 6時間」などと計算すれば、日本時間に変換可能です。しかし慣れないうちは少し不便なので、日本時間を表示させる外部ツールも活用されています。
update2024.11.27 19:30

このローソク足あと何秒!?残り時間を表示するMT4/MT5のインディケータを比較

MT4やMT5でトレードする際、インディケータを使えばローソク足が確定するまでの残り時間を表示できます。アラート機能付きや残り時間以外の情報も表示するインディケータもあります。本記事では、MT4・MT5にローソク足の残り時間を表示するインディケータを紹介します。
update2024.12.12 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル