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HotForex、コインベース株式CFDの取り扱いを開始

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update 2022.04.20 12:27
HotForex、コインベース株式CFDの取り扱いを開始

update 2022.04.20 12:27

MT5上でDMA方式による取引が可能に

HotForexブランドを運営する海外FX・CFDブローカーであるHF Markets(SV)Ltd【以下、HotForexと称す】は4月26日、MetaTrader5【以下、MT5と称す】上で、DMA(Direct Market Access、取引所に直接注文を出す形態)方式によるコインベース株式CFDの取り扱いを開始したことを発表した。[1]

2020年8月、HotForexはMT5上でCFD取引を開始している。同社がこのサービスにコインベース株式CFDを追加したことで、顧客はナスダック(Nasdaq)に上場した最新の個別株式を原資産とするCFDに投資できるようになったという。また、コインベース株式CFDの取引に関しては、HotForexが取り扱っている他の金融商品と同様の取引条件が採用され、タイトなスプレッドや競争力のあるレバレッジ、ゼロカット方式に加え、同社の破綻時に最大500ユーロまで補償する民事賠償保険制度を利用できるとのことだ。HotForexの広報担当者は、MT5上でDMA方式を利用した1,200種類以上の取扱商品にコインベース株式CFDを追加することで、顧客は更なるポートフォリオの分散が可能になると言及している。

投資家の間で仮想通貨への注目が高まる中、HotForexはコインベース株式CFDの取り扱いを開始することで、仮想通貨関連商品へのエクスポージャーを持つ機会の提供を推し進めていると推察される。尚、同社ではビットコイン(Bitcoin)やイーサリアム(Ethereum)など12銘柄の仮想通貨を取り扱っており、最大レバレッジはリップル(Ripple)が5倍、その他11銘柄に関しては最大レバレッジ10倍の取引サービスを提供している。

2010年に創業したHotForexは、セントビンセント・グレナディーンにおいて効果的に国際展開を図ることができる国際事業会社(International Business Company, IBC)としての認可を受けており、グローバルに250万件以上の口座開設数を誇る大手海外FXブローカーだ。同社は、FXStreetの市場ニュースやオートチャーティスト(Autochartist)の市場分析ツールなど、充実した取引分析ツールを提供している点が特徴として挙げられる。

HotForexは、市場関係者から高い注目が集まるコインベース株の取り扱いを開始したことで、更なる顧客取引の活性化が期待できそうだ。

release date 2021.04.29

ニュースコメント

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時流に沿った商品提供を試みる海外FXブローカー


近年のリテールブローカレッジ業界では、取引手数料無料サービスや使い勝手の良いアプリを武器とするロビンフッド(Robinhood)やレボリュート(Revolut)など、数多くのフィンテック企業が存在感を高め、顧客獲得競争は確実に激しさを増している。このような市場環境下において、顧客基盤の維持・拡大を図る海外FXブローカー各社は、時流に沿ったマルチアセット対応の商品ラインナップ拡充を推進している状況だ。各社の商品戦略における最優先事項の一つが、市場の急発展と共に投資家の間で注目が高まる仮想通貨関連商品である。今回のHotForex以外にも、FBS(エフビーエス)がコインベース株の取り扱いを開始した他、easyMarketsは3種類の仮想通貨を商品ラインナップに追加している。また、Traders TrustがプラチナとパラジウムCFDの取り扱いを開始するなど、良好な値動きとなるコモディティ関連商品をラインナップに組み入れるブローカーも散見されている。海外FXブローカー各社が、顧客ニーズにマッチした画期的な金融商品を提供することに今後も期待したい。


Date

作成日

2021.04.29

Update

最終更新

2022.04.20

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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