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Traders Trust、プラチナとパラジウムCFDの取り扱いを開始

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update 2022.04.20 12:27
Traders Trust、プラチナとパラジウムCFDの取り扱いを開始

update 2022.04.20 12:27

インフレヘッジやポートフォリオの分散に寄与

Traders Trust(トレーダーズ トラスト)ブランドを運営するTTCM Traders Capital Limited【以下、Traders Trustと称す】は、プラチナとパラジウムCFDの取り扱いを開始した。[1]

Traders Trustは、プラチナとパラジウムがインフレリスクをヘッジすると共に、株式や債券といった伝統的資産とは異なる値動きを期待できるため、ポートフォリオの分散を図れると指摘している。同社では、これら貴金属CFDを最大レバレッジ50倍で取引可能だ。Traders Trustによると、プラチナは自動車用排ガス装置や宝飾品、石油、コンピューター産業に利用されており、最も価値の高い貴金属のトップ3に入るという。また、プラチナは主に南アフリカとロシアで採掘されており、両国を中心とした政治的安定性が価格に影響を及ぼし得るとのことだ。一方、パラジウムは自動車用触媒コンバーターや太陽光エネルギー、燃料電池の製造などに使用されている。米国とロシアの2か国がパラジウム採掘量の75%を占めていることに加え、中国で自動車産業が繁栄していることから、これらの国々の関係性が価格に影響を及ぼし得るという。

良好な値動きとなるプラチナとパラジウムを取り扱う他の海外FXブローカーを確認すると、ベストFXプロバイダー賞を受賞したFxProや、ハイスペックなトレード環境と無制限レバレッジが売りのExness(エクスネス)、安定した取引環境を構築するTitan FX(タイタン FX)などが、MetaTrader4【以下、MT4と称す】およびMetaTrader5【以下、MT5と称す】上でプラチナを取り扱っている。また、パラジウムに関しては、充実した取引分析ツールを提供するHotForex(ホットフォレックス)や、最大3,000倍のハイレバレッジが好評のFBS(エフビーエス)などが、MT4やMT5上で取引サービスを提供している。

2009年に創業したTraders Trustは、バミューダ共和国を日本向けのサービス拠点としており、完全NDD方式による公正性の高い取引環境を構築している点が最大の特徴だ。直近では、Traders Trustはダイナミックレバレッジを導入し、最大レバレッジ3,000倍の取引サービスを提供している。同社はポートフォリオの多様化に寄与する貴金属CFDの取り扱いを追加することで、更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。

release date 2021.04.29

ニュースコメント

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騰勢が続くプラチナとパラジウム


白金族金属に分類されるプラチナとパラジウムの騰勢が続いている。プラチナの国際指標であるニューヨーク先物は、約6年ぶりの高値水準となる1トロイオンス=1,200ドル台で推移している。新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックに伴う需要鈍化懸念により、同価格は2020年3月には一時600ドルを割り込む展開となっていた。しかしながら、主要採掘国である南アフリカの供給減を背景とした需給タイト化に加え、地金や上場投資信託(ETF)などの投資需要が旺盛なことから、昨年3月時点と比較して現在の価格は2倍程に上昇している。一方、パラジウムは史上最高値圏となる1トロイオンス=2,900ドル台で推移している。背景には、世界生産の4割ほどを占めるロシアにおいて、鉱山の浸水トラブルが発生したことに伴う供給懸念に加え、パラジウムを使用する自動車生産の再開に伴う需要回復を受け、需給がタイト化していることが挙げられる。2020年1月、UBSがパラジウム市場はスイートスポットであると指摘した通り、価格は大きく上昇を続けている状況だ。足元では、パラジウムやプラチナの主要産出国であるロシアと米国の関係性悪化に拍車がかかる中、両貴金属のボラティリティが拡大するか注目したい。


Date

作成日

2021.04.29

Update

最終更新

2022.04.20

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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