Select Language

Bakkt、ニューヨーク州でビットライセンスを取得

Bakkt、ニューヨーク州でビットライセンスを取得

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.04.20 12:27
Bakkt、ニューヨーク州でビットライセンスを取得

update 2022.04.20 12:27

同ライセンスを取得した29番目の企業

インターコンチネンタル取引所(Intercontinental Exchange, ICE)が手がける仮想通貨先物取引プラットフォームであるBakktの完全子会社として設立されたBakkt Marketplaceが、ニューヨーク州金融サービス局(The New York State Department of Financial Services)【以下、NYDFSと称す】より、同州で仮想通貨関連サービスを提供するためのビットライセンス(BitLicense)を取得したことが明らかになった。[1]

ビットライセンスに関しては、その高い否認率から最も厳格な基準を敷くライセンスと見られている。これまでに、NYDFSはBakktを含め29社に同ライセンスを付与している。

ビットライセンスの取得に際し、BakktのCEOを務めるGavin Michael氏とNYDFSの長官を務めるLinda A. Lacewell氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

我々は、NYDFSよりビットライセンスを取得したことを大変誇らしく思っております。このことは、全ての人々に仮想通貨へのアクセスを提供するという我が社のビジョン達成に向けた画期的な出来事であります。仮想通貨市場が急速に発展する中、我々は近日中のBakkt Appリリースなどを通じ、引き続き革新性を発揮していく方針です。

Gavin Michael, CEO of Bakkt - NYDFS - より引用

日々テクノロジーの革新が進む中、我々が仮想通貨関連企業の成長をサポートする規制環境の構築を通じ、金融イノベーションの最先端に立っていることを誇らしく思っております。今回、Bakktにビットライセンスを付与したことにより、ニューヨーク市民に対して新たな仮想通貨関連企業の選択肢を提供できるでしょう。

Linda A. Lacewell, Superintendent of NYDFS - NYDFS - より引用

2018年に創業したBakktは、最も急成長を遂げている仮想通貨関連企業だ。同社は現物決済の仮想通貨デリバティブサービスの提供を皮切りに、現在では仮想通貨決済アプリのリリースに向けた取り組みを進めるなど、サービスの拡充を図っている。BakktはSPACとの合併で株式上場を模索する中、NYDFSよりビットライセンスを取得しており、ニューヨーク州で革新的なソリューションを提供することに期待したい。

release date 2021.03.15

ニュースコメント

comment

有力企業の進出が進むニューヨーク州


ニューヨーク州は米国の中でも早くから仮想通貨市場の規制整備を進めている。例えば、同州は仮想通貨タスクフォースを発足し、規制や税制などのルール整備に向け、仮想通貨やブロックチェーン技術に関する調査を行っている他、NYDFSが仮想通貨のグリーンリストを公開している。これらの取り組みを受け、複数の有力企業が同州でライセンスを取得し、仮想通貨関連サービスの提供を試みている。例えば、2020年10月にビットライセンスを取得したペイパルが仮想通貨関連サービスを本格始動している。また、Square(スクエア)も同ライセンスを取得しており、ビットコイン(Bitcoin)への投資などを通じて仮想通貨関連の取り組みを強化している状況だ。直近では、BitGoが信託ライセンスを取得し、サードパーティー企業を介さない仮想通貨カストディサービスの提供を試みている。今後も多くの有力企業が、厳格ながらも仮想通貨市場規制の整備を進める同州を選好する動きが続くと予想される。


Date

作成日

2021.03.15

Update

最終更新

2022.04.20

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

もう国内銀行送金は使えない?法改正で海外FXトレーダーを直撃する3つの入出金リスク

資金決済法の一部改正により、海外FXユーザーの間で、当たり前のように利用されてきた国内銀行送金による入出金が使えなくなる可能性が浮上しています。法改正が海外FXに与えるリスクと現時点で考えられる対策を説明します。
update2025.07.01 19:00

海外FX利用で国内銀行口座の凍結が増加?法改正後の入出金リスクとは

SNS上で海外FXユーザーの銀行口座が凍結されたことが話題になっています。本記事では、SNSで話題の凍結報告の背景を説明するほか、海外FX業界に迫る「本当の入出金危機」と今後の備えについて解説します。
update2025.07.09 19:00

海外FX業者Exnessへの入出金で​​銀行口座が凍結されるケースが発生

海外FX業者のExness(エクスネス)で国内銀行送金による入出金を行ったことをきっかけに、銀行口座が凍結されるケースがSNS上で話題になっています。SNS上では銀行送金2によるものとの声が見受けられますが、凍結の原因は収納代行業者と想定されます。
update2025.05.09 19:00

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXの入出金ルート封鎖が加速しており、SNS上では「銀行口座が凍結された」といった投稿も見られます。そんな中、注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXに仮想通貨で入出金する方法や、仮想通貨送金時の注意点などを解説します。
update2025.07.15 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2025.06.10 20:00

SBI VCトレードからBybitに送金してみた!手数料や送金時間も解説

Myforex編集部では、国内取引所のSBI VCトレードからBybitに仮想通貨を送金してみました。本記事では、送金手順や手数料、送金時間などを紹介します。
update2025.06.11 19:30

海外FXに「兵糧攻め」、bitbank・エポスの利用規制で仮想通貨送金にさらに注目集まる

bitbankが利用規約を一部改定し、今後は海外FXへの直接送金が難しくなりました。エポスカードもFXの利用停止を発表したほか、国内銀行口座の凍結事例も増加しています。こうした背景から、海外FXユーザーは入出金経路の見直しが急務となっています。
update2025.07.04 19:00

スマホ用MT5でZigZagが使える!iOS版に平均足ほか新機能が複数追加

iOS版MT5に待望の新機能が複数追加されたことにより、平均足チャート、ZigZag、マーケットプロファイルの実装に加え、データウィンドウ強化や取引レポート機能など視認性と操作性が向上しました。アップデート内容とトレードスタイルごとの活用例などを紹介していきます。
update2025.07.09 19:30

FXONが「Nintendo Switch 2 争奪キャンペーン」を開催!入金&取引で豪華賞品をプレゼント

FXONが「Nintendo Switch 2 争奪キャンペーン」の開催を発表しました。本キャンペーンでは「Switch 2」のほか、豪華賞品が抽選でプレゼントされます。取引を重ねるごとに抽選権利がもらえる仕組みで、取引するほど当選確率がアップします。
update2025.07.16 19:00

Exnessでスワップフリーが突如剥奪されるバグ発生、対象者には補償予定

海外FX業者のExnessで突如スワップフリーが剥奪されたとするXの投稿が注目を集めています。Exnessはシステムのバグが原因と説明しており、スワップが発生したユーザーに対して補償する方針を示しています。
update2025.07.18 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル