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FXCM、2021年2月期の取引データを公表

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update 2022.04.20 12:27
FXCM、2021年2月期の取引データを公表

update 2022.04.20 12:27

ビットコインの平均スプレッドは前月比2倍に拡大

海外FX・CFDブローカーであるFXCM Group, LLC(本社:20 Gresham Street, 4th Floor, London EC2V 7JE, United Kingdom[1])【以下、FXCMと称す】は、2021年2月期の取引データを公表した。[2]

FXCMにおける2021年2月期の金融商品別スプレッドに関しては、ビットコイン(BTC/USD)の最大スプレッドと実行スプレッド(仲値と取引価格を用いた執行コスト)が、それぞれ68.1pips、61.8pipsとなった。また、同通貨ペアの平均スプレッドは67.3pipsとなり、1月期の33.9pipsから2倍に拡大した他、業界平均である45pipsを上回る結果となった。尚、ビットコイン価格の変動が大きくなる中、トレーディング業界全体で同通貨ペアのスプレッドが拡大傾向にある模様だ。FXCMではイーサリアム(ETH/USD)とライトコイン(LTC/USD)も取り扱っており、それぞれの平均スプレッドは3.0pips、0.5pipsと、1月期の1.0pips、0.3pipsから拡大しているという。

FXCMの注文執行に関しては、64%が注文通り(スリッページなし)に約定されており、1月期の65.2%をやや下回る結果であったが、2020年平均と比較すると依然として執行の質を高く保っている模様だ。また、顧客に有利なスリッページでの約定は23.5%となった一方、顧客に不利なスリッページでの約定は12.5%であったという。更に、発注から執行までにかかる時間を示す平均執行スピードは30ミリ秒と、1月期を若干下回ったものの、2020年からは大幅な改善が見られたとのことだ。

FXCMが継続的に取引データを公表し、取引の透明性向上に向けた取り組みを実践することで、更なる顧客満足度の向上が期待できそうだ。

release date 2021.03.15

ニュースコメント

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積極的に商品ラインナップを拡充するFXCM


2019年に創業20周年を迎えたFXCMは、更なる成長拡大に向けた歩みを進めるべく、顧客ニーズにマッチした商品・サービスの提供を積極化している。2018年10月、FXCMはビットコインCFDの提供を開始して以来、投資家の間で人気高まる仮想通貨関連サービスを拡充している。また、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックをきっかけに、割安となったグローバル株式やボラティリティ・インデックスなどに注目が集まる中、FXCMは株式バスケットをリリースした他、FXCMはVIX指数先物を原資産とするインデックスCFDなどをリリースしている。これらの取り組みを勘案すると、同社が顧客ニーズに対して柔軟に対応する経営姿勢を持ち合わせていると推察できる。足元ではビットコイン価格が騰勢を強めている他、ダウ工業株30種平均(NYダウ)が過去最高値を更新する展開となる中、FXCMが更なる顧客基盤の拡大に向けて如何なるソリューションを講じるか今後も注目したい。


Date

作成日

2021.03.15

Update

最終更新

2022.04.20

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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