Select Language

レボリュート、欧州10か国にバンキングサービスを拡充

レボリュート、欧州10か国にバンキングサービスを拡充

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.04.20 12:27
レボリュート、欧州10か国にバンキングサービスを拡充

update 2022.04.20 12:27

多岐にわたる新商品・サービスを提供していく方針

英国・ロンドンを拠点とするチャレンジャーバンク(銀行業務ライセンスを取得し、既存銀行と同様のサービスを全てモバイルアプリ上で提供する企業)であるRevolut Limited(本社:4th Floor, 7 Westferry Circus E14 4HD London, United Kingdom[1])【以下、レボリュートと称す】は3月4日、欧州10か国にバンキングサービスを拡充することを発表した。[2]

レボリュートによると、サポート対象国となる欧州各国の顧客は、モバイルアプリ上で、Revolut Bankの追加サービスを利用できるという。また、同社が銀行ライセンスを取得したことにより、預金保険制度の下で、ユーザーの資産が保護されるとのことだ。但し、アプリ外のサービスに関しては、フルサービスの銀行ライセンスを取得する企業と提携した上で、金融商品を提供することになる。Revolut BankのCEOを務めるVirgilijus Mirkės氏は、欧州市場でバンキングサービスを拡充することで、高い安全性と顧客の信頼を確保できる他、多岐にわたる新商品・サービスを提供することが可能となると言及している。

レボリュートが欧州市場でサービスの拡充を推進することで、更なる顧客基盤の拡大が期待できそうだ。

release date 2021.03.08

ニュースコメント

comment

新たなバンキングサービスの提供を試みる金融業界


2015年に創業したレボリュートは、本拠地とする英国ではこれまで電子マネー機関(EMI)ライセンスの下でサービス展開してきた。しかしながら、同社は2021年1月、英国金融行動監視機構(FCA)および健全性規制機構(PRA)へ銀行ライセンスの申請を行っており、貸し出しやクレジットカード、当座貸し越し、預金、信託、証券といった多様な金融サービスを提供する方針だ。また、1,500万人以上の顧客基盤を有し、最も価値の高いフィンテック企業と評されるレボリュートは、積極的にグローバルリーチの拡大も図っている。同社は英国と欧州経済地域(EEA)以外にも、オーストラリアやカナダ、シンガポール、スイス、日本、そして銀行ライセンスを申請する意向の米国でサービスを提供している。他方で、フィンテック革命と相まって、サービスの革新が求められているバンキングサービス分野では、多くの企業が新たなソリューションの提供を試みている状況だ。例えば、StripeがBaaS関連アプリをリリースし、埋め込み型金融サービスの提供を開始した他、スタンダードチャータード銀行がAWSと提携し、新たなデジタルバンキングサービスの提供を模索している。更に、DAG Globalが英国で銀行ライセンスの取得を計画しており、同国初の仮想通貨業界向けのバンキングサービスの提供を目指しているという。レボリュートを始めとする多くのプレーヤーが、バンキングサービス分野で画期的なソリューションを提供することに今後も期待したい。


Date

作成日

2021.03.08

Update

最終更新

2022.04.20

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨KAITOの将来性は?AI活用のWeb3情報プラットフォームKaito AIの特徴や評判を解説

仮想通貨KAITOは、Web3の情報アクセスを変革する次世代プラットフォーム「Kaito AI」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨KAITOの概要や将来性、Kaito AIが提供するYapsの仕組み、SNSでの評判などを解説します。
update2025.02.19 19:00

FXGTでの出金拒否報告が増加中、これまでとは違う危険な兆候とは?

FXGTの出金拒否の報告・原因のほか、ユーザーの流出状況などをまとめました。SNS上ではここ数ヶ月の間に出金拒否に関する投稿が増加しており、ユーザーの間では「自分も出金拒否されるのでは」「FXGTがつぶれるのでは」といった不安が広がっています。
update2025.02.14 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

仮想通貨SOSOの将来性は?AI活用の投資分析プラットフォームSoSoValueがトークン発行

仮想通貨SOSOは、中央集権型金融の効率性と分散型金融の透明性を組み合わせた投資分析プラットフォーム「SoSoValue」のガバナンストークンです。当記事では、仮想通貨SOSOの将来性やSNSでの評判、SoSoValueの特徴などを解説します。
update2025.01.24 19:30

Bybitからビットフライヤーに送金してみた!送金手数料や反映時間は?

Myforex編集部では、実際にBybitからビットフライヤー(bitFlyer)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、送金手順のほか、送金手数料やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2025.02.19 19:30

【全て無料】MT4/MT5を日本時間にできるインディケータのおすすめが決定!

MT4/MT5に表示されている時間は、インディケータを使えば簡単に日本時間へ変えられます。MT4/MT5を日本時間表示にしておくと、各市場のトレンドを把握しやすくなったり、経済指標の発表時間に合わせた取引がしやすくなったりと、何かと便利です。
update2024.12.04 20:00

VPSではMT4・EAは何個起動できる?複数稼働は可能なのか?

スペック別のEAの起動数の目安のほか、VPSの負担を軽くする方法を説明します。同時に起動するEAの数が多すぎると、MT4が動かなくなる可能性があるので注意が必要です。VPSを使っているならば、MT4やEAをいくつ起動できるかを把握しておくことが大切です。
update2025.01.23 19:00

MacのMT4/MT5はダウンロードしても使えない?文字化けや起動しない時の対策方法や最終手段を紹介!

Mac版のMT4やMT5は不具合が良く発生するため、自分の使い方が悪いのか不安を感じている人もいるのではないでしょうか。本記事では、Mac版のMT4・MT5のトラブルや解決方法を解説します。
update2024.12.04 20:30

コインチェックからBybitに送金してみた!送金手数料や反映時間についても解説

コインチェック(Coincheck)からBybitに仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験やSNSでの口コミなども交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.11.29 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル