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IG Group、新規口座開設の受付停止

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update 2022.04.12 17:49
IG Group、新規口座開設の受付停止

update 2022.04.12 17:49

システム障害を受けて乱高下する一部銘柄の取引も停止

英国・ロンドンを拠点とするFX・CFDブローカーのIG Group(本社:Cannon Bridge House 25 Dowgate Hill London EC4R 2YA UNITED KINGDOM[1])は、一部銘柄の株価乱高下に伴い技術的な問題が生じたことを受け、新規口座開設の受付を停止した。[2]

足元の株式市場では、Reddit【以下、レディットと称す】のフォーラムであるWallStreetBets(ウォールストリート・ベッツ)で繋がる個人投資家が徒党を組み、GameStop【以下、ゲームストップと称す】やAMC Entertainment(AMCエンターテインメント)といった銘柄を買い漁っている。これにより、これらの株式を空売りしていたヘッジファンドが買戻しを迫られる踏み上げ相場の様相を強めている。

個人投資家による投機的な売買により、ゲームストップ株などの株価が乱高下する一方、IG Groupを含む複数の海外FXブローカーでは、システム障害が発生している。同社は新規口座開設の受付を一時的に停止し、既存顧客へのサービス提供に注力すると言及しているが、今後、口座開設を停止したことによる影響が出てくる可能性が懸念されている。

新規口座開設の受付停止に際し、IG GroupのCEOを務めるJune Felix氏は以下のようにコメントしている。

現在は、非常に多くの新規投資家が協調して特定銘柄の購入を試みるべく、グローバル金融市場に参入している状況であります。これにより、我が社では取引高が急増しております。我々は急速に進展する足元の状況をつぶさにモニタリングし、極力早く取引制限の解除を模索すると共に、必要に応じて追加対応策を講じる方針であります。

June Felix, CEO of IG Group - Finance Magnatesより引用

IG Groupはゲームストップ株などの乱高下する一部銘柄の取引も停止しており、引き続き取引制限措置を継続する方針だ。

release date 2021.02.04

出典元:

ニュースコメント

レディット投資家が仕掛ける市場の混乱

レディット投資家が仕掛ける市場の混乱は、グローバル各国市場に波及している。震源地の米国では、Interactive Brokersとロビンフッドが取引制限を講じ、ロビンフッドに関しては、CEOが米下院に招致される事態に発展している。また、英国金融行動監視機構(FCA)規制下のフィンテック企業であるTrading212は、新規投資家の急増により顧客オンボーディングを一時的に停止した。一方、バハマを拠点に取引手数料無料の株式取引サービスを提供するTradeZeroでは、2021年1月28日の新規口座開設数が、前年の1日平均と比較して200倍に急増したという。こうした新規口座開設数の急増などを背景に、IG Group以外にも多くのブローカーでシステム障害が発生している。例えば、ドイツのフィンテック企業であるTrade Republicでは執行遅延や口座アクセス障害が生じた。また、eToroでシステム障害が発生した他、Interactive Brokersやロビンフッドでもシステム障害が発生している。直近では、レディット投資家の投機的な売買による市場の混乱への警戒感は後退している模様であるが、ブローカー各社が徹底した投資家保護に向けたソリューションを講じることに今後も期待したい。


Date

作成日

2021.02.04

Update

最終更新

2022.04.12

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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