Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

第6次マネーロンダリング対策指令と米国OFAC規制を考察

第6次マネーロンダリング対策指令と米国OFAC規制を考察

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2024.02.18 23:44
第6次マネーロンダリング対策指令と米国OFAC規制を考察

update 2024.02.18 23:44

金融機関はEUと米国の規制動向に注意を払う必要

EUの規制動向とセキュリティ関連フィンテック分野のエキスパートであるElla Rosenberg氏と、国土安全保障(Homeland Security, HLS)及びデューデリジェンス分野のエキスパートであるAviel Marciano氏の両氏は、第6次マネーロンダリング対策指令(The sixth EU Anti-Money Laundering Directive)【以下、AMLD6と称す】と、米国財務省の外国資産管理室(Office of Foreign Assets Control)【以下、OFACと称す】による規制が、グローバル金融市場に大きな影響を与えていると見ている。[1]

最新のマネーロンダリング指令であるAMLD6は、グローバルベースのAML(アンチマネーロンダリング)対策スキームとなる。主な内容としては、実質的所有者(Ultimate Beneficial Ownership, UBO)として登録する法人及び個人や、EU圏外からの資産移転に対する厳格なモニタリングに加え、マネーロンダリングほう助などの犯罪行為に対する罰則の適用義務及び追加制裁義務、法人への厳格な法執行に加え、解散や罰金増額などの処置実施が挙げられる。

2020年10月、OFACが公表したランサムウェアの身代金支払いを助長する潜在的制裁リスクに関する通告も、グローバル金融市場に大きな影響を及ぼしているという。同規制はランサムウェアの身代金支払いを助長する金融機関に適用され、一切の例外を認めない断固とした措置となっている。また、OFACはランサムウェアの身代金支払いに関連したライセンスを発行している他、個別に事案を精査しており、被害企業にとっては同室に状況を報告することが推奨されている模様だ。

EU及び米国当局は、仮想通貨業界におけるランサムウェアの身代金支払い事案を確実にモニタリングしており、実践的な規制アプローチを用いている。一方、EU及び米国で運営する電子マネー機関(Electronic Money Institutions, EMIs)や仮想通貨取引所は、インハウスのサイバーセキュリティ対策強化や、プライバシー権に関するベストプラクティスを示すと共に、データ保護責任者(Data Protection Officer, DPO)の任命や、各顧客及びビジネスパートナーをデューデリジェンスする全体システムの構築が求められているという。

グローバル化を背景にEUと米国市場が関連性を持つ中、金融機関各社は両市場のAML及びデューデリジェンス規制に注意を払う必要がありそうだ。

release date 2021.01.18

出典元:

ニュースコメント

サイバーセキュリティと業務システムの強靭化が求められる海外FXブローカー

2020年9月、HSBCやドイツ銀行、スタンダードチャータード銀行などのグローバル金融機関が、20年にわたりマネーロンダリングに関わる疑わしい取引を容認していた可能性があることが明るみに出た。またグローバル金融市場において、ランサムウェア攻撃による被害は深刻なものになっているという。これらの金融犯罪が蔓延する市場環境に鑑み、EU及び米国当局のみならず、世界各国当局が関連規制を強化している状況だ。例えば、韓国FSCが仮想通貨ユーザーのKYCを義務化する方針を示す他、英国金融行動監視機構(FCA)やシンガポール金融管理局(MAS)、香港証券先物委員会(香港SFC)なども金融犯罪対策を推進している。民間レベルにおいても、IAが脅威インテリジェンスプラットフォームをリリースした他、楽天証券がNICE Actimizeのソリューションを採用し、AML対策の強化や業務効率の改善を図っている。海外FXブローカーを始めとする金融サービスプロバイダー各社が、コンプライアンスの徹底を図ると共に、サイバーセキュリティと業務システムの強靭化に向けた取り組みを積極化することに今後も期待したい。


Date

作成日

2021.01.18

Update

最終更新

2024.02.18

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

海外FXで出金できなくなる?収納代行規制で「詰む」トレーダーとは

海外FXで出金できなくなるリスクが高い人について説明します。2026年施行の「クロスボーダー収納代行規制」により、これまで通りの国内銀行送金による出金が難しくなるとみられています。本記事では出金リスクを抑える方法もご紹介します。
update2026.03.30 19:00

XMTradingへ仮想通貨入金をしてみた!安く・早く送金できるルートはどれ?

XMTradingへの仮想通貨入金に安く・早く送金できるルートを検証しました。XRP(リップル)を使えば、手数料は約40円、最短1分で送金が可能です。すぐに試せるように具体的な手順も詳しく解説しています。
update2026.03.03 19:00

海外FXの入出金におすすめの仮想通貨ウォレットは?選び方や注意点も解説

海外FXでの仮想通貨入出金の重要性が高まっています。 ウォレット経由で送金する際、使用するウォレットの選び方にもポイントがあります。本記事では、海外FX入出金におすすめの仮想通貨ウォレットを紹介し、選び方や利用時の注意点なども解説します。
update2026.04.02 19:00

【実測】海外FXのゴールドスプレッドを徹底比較|データで分かった「狭い」だけではダメな理由

Myforex編集部では2026年、今ゴールドのスプレッドが一番狭い海外FX業者はどこなのか調査しました。XMTradingやExnessなど人気5社を含めて実測値を比較。平均値だけでなく早朝や指標時の「スプレッド拡大」も徹底検証しています。
update2026.01.16 19:00

JPYCで海外FXに入金してみた!試してわかったメリット・デメリット

海外FXにおける国内銀行送金や銀行口座凍結のリスクが高まる中、新たな入出金手段として日本円建てステーブルコインのJPYCが注目を集めています。本記事では、実際にJPYCを発行して海外FXへ入金するまでの手順や、試してわかったメリット・デメリットなどを紹介します。
update2026.01.08 19:00

XMTradingの利益出金で新たな懸念?負け越しがあるユーザーは収納代行規制後も出金できるのか

「XMで負け越しているトレーダーは利益を出金できなくなるのでは」という懸念が一部のXMTradingユーザーの間で広がっています。背景にはXMTradingの出金ルールと金融庁によるクロスボーダー収納代行規制があります。本記事では、なぜ仮想通貨送金に切り替えても規制後に利益を出金できなくなる可能性があるのか説明します。
update2026.02.19 19:00

有名アカウントによるMoonshot FXコピトレへの誘導が物議|「中の人交代疑惑」も浮上

Xフォロワー数1万人超のFX系インフルエンサーが、Moonshot FXのコピートレード案件を紹介していることが話題になっています。同社の公式サイトには怪しい点が多く、実体のある業者なのか疑問視する声も上がっています。この記事では、Moonshot FX公式サイトの不審な点や、海外FXユーザーが同社を警戒する理由などを説明します。
update2026.03.12 19:00

Galaxy DAOが運営停止を発表|GEMFOREXユーザーの資金回収が一層困難に

Galaxy DAOが運営を停止することを発表しました。GEMFOREXユーザーの資金返還を巡っては不透明な対応が続いていましたが、今回の発表により、元ユーザーが資金を取り戻すことはさらに困難になる可能性があります。本記事では、Galaxy DAOの運営停止の理由やGBONDの扱いについて説明します。
update2026.02.11 19:00

GMOコインからBitgetに送金してみた!送金手数料や反映時間も解説

Myforex編集部では、GMOコインからBitgetに仮想通貨を送金してみました。感想としては、送金自体は難しくなく、手数料無料で使いやすいものの、通貨によっては最低送金額が高いケースがあると感じました。この記事では、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2026.03.10 19:00

JPYC対応のおすすめウォレットは?海外FXユーザー向けの選び方や注意点を解説

海外FXユーザーの間では仮想通貨入出金が代替手段として注目されており、日本円ステーブルコインJPYCにも期待が集まっています。当記事では、JPYC対応のおすすめウォレットに加え、ウォレットの選び方や利用する上での注意点などを解説します。
update2026.03.16 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル
close
promotion
今すぐ参加する

次回から表示しない