Select Language

StoneX、英ラグビークラブのサラセンズと長期スポンサー契約を締結

StoneX、英ラグビークラブのサラセンズと長期スポンサー契約を締結

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.04.18 11:43
StoneX、英ラグビークラブのサラセンズと長期スポンサー契約を締結

update 2022.04.18 11:43

グローバルブランディング戦略を推進

米国にて幅広い金融事業を展開しているStoneX Group Inc.(本社:155 East 44th Street, Suite 900, New York, NY 10017[1])【以下、StoneXと称す】は、英国子会社であるStoneX Financial Ltd【以下、StoneX英国子会社と称す】がイングランドのラグビーリーグ・RFUチャンピオンシップ(2部)に所属するSaracens【以下、サラセンズと称す】と、4年にわたる長期スポンサーシップ契約を締結したことを発表した。[2]

サラセンズは過去10年間に、欧州一のラグビークラブを決める欧州チャンピオンズカップを3回制覇した他、イングランド最高峰リーグであるプレミアシップで5回優勝しており、世界的な人気を誇る強豪クラブだ。過去には日本人初のプレミアシップ出場を果たした岩渕健輔氏や、元日本代表主将の菊谷崇氏が所属していた。しかしながら、選手の年俸総額上限を定めたサラリーキャップ制度に違反したとして、540万ポンドの罰金と35点の減点を科され、昨年は2部リーグへの降格を余儀なくされている。

今回の提携を通じて、StoneXはサラセンズのメインスポンサーに就任する他、スタジアムのネーミングライツを取得し、StoneXスタジアムへと改名する見通しだ。また、2020年7月に同社が買収したGAINの英国子会社であるCity Indexが、男子及び女子チームが着用するユニフォームのリードパートナーを務めるという。

両社の提携に際し、StoneX英国子会社のCEOを務めるPhilip Smith氏とサラセンズのCEOを務めるLucy Wray氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

私は卓越性の発揮に向けてたゆまない向上心を持つサラセンズと、長期スポンサー契約を締結したことを喜ばしく思っております。両社にとって現在は、努力を積み重ねることが大切な時期であると共に、今後はトレーダーと同クラブの選手が交流を持つ可能性もあるでしょう。努力や忍耐、献身は、グローバル金融サービスプロバイダーである我が社の中核となる企業価値であります。これらの価値観はサラセンズと共有しており、同クラブの優れた成績や選手及びファンの幸せへのコミットメントとして表れております。私は長年にわたり、同クラブとパートナーシップを発展させていくことを楽しみにしております。

Philip Smith, CEO of StoneX Financial Ltd - StoneXより引用

我が社は世界有数の金融グループであるStoneXと、新たに長期パートナーシップ契約を締結したことを大変喜ばしく思っております。我々は卓越性や革新性にコミットすることを共有しております。我が社は非常に困難な時期を過ごしてきましたが、StoneXとCity Indexのチームスタッフとお会いした後、新たなスタートを切ることを楽しみにしており、間違いなく彼らと野心や価値観を共有できると確信しています。

Lucy Wray, CEO of Saracens - StoneXより引用

尚、StoneXは2020年12月、シカゴ商品取引所(CBOT)より移管規則に違反したとして罰金を科せられた他、2021年1月にはCMEからもドキュメント規則違反として罰金を科されている。今回、世界的な人気を誇るサラセンズと提携したStoneXが、グローバルブランディング戦略の推進とコンプライアンス体制の立て直しを両立させることに期待したい。

release date 2021.01.13

出典元:

ニュースコメント

効果的なマーケティングが期待できる英国スポーツクラブとの提携

StoneXの2020年度第4四半期決算では、GAINの買収に伴いFX事業の収益急増が明らかになった。今回、同社やCity Indexがサラセンズのプレミアシップ昇格を長期的にサポートすることで、FX市場としても世界最大規模を誇る英国において、着実にブランド力の向上及び業績拡大を図る意向があると推察される。他方で、サッカーの母国でもある英国では、効率的なマーケティングの実践を図る金融サービスプロバイダーと、グローバルに多数の視聴者を集めるイングランドプレミアリーグ所属のサッカークラブとの提携も活発だ。例えば、eToroが英サッカー6クラブと提携している他、Libertexがトッテナム・ホットスパーと提携している。また、多くのスポーツクラブがデジタルマーケティングを強化する中、プレミアリーグ所属のリバプールやマンチェスター・ユナイテッドなどが、ソーシャルネットワーク上で多数のエンゲージメントを獲得している。StoneXがグローバルに高い人気を誇るサラセンズと提携し、効率的に顧客基盤の拡大を図るべく如何なるデジタルソリューションを提供するか注目したい。


Date

作成日

2021.01.13

Update

最終更新

2022.04.18

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

海外FX利用で国内銀行口座の凍結が増加?法改正後の入出金リスクとは

SNS上で海外FXユーザーの銀行口座が凍結されたことが話題になっています。本記事では、SNSで話題の凍結報告の背景を説明するほか、海外FX業界に迫る「本当の入出金危機」と今後の備えについて解説します。
update2025.07.09 19:00

もう国内銀行送金は使えない?法改正で海外FXトレーダーを直撃する3つの入出金リスク

資金決済法の一部改正により、海外FXユーザーの間で、当たり前のように利用されてきた国内銀行送金による入出金が使えなくなる可能性が浮上しています。法改正が海外FXに与えるリスクと現時点で考えられる対策を説明します。
update2025.07.01 19:00

海外FX業者Exnessへの入出金で​​銀行口座が凍結されるケースが発生

海外FX業者のExness(エクスネス)で国内銀行送金による入出金を行ったことをきっかけに、銀行口座が凍結されるケースがSNS上で話題になっています。SNS上では銀行送金2によるものとの声が見受けられますが、凍結の原因は収納代行業者と想定されます。
update2025.05.09 19:00

ワールドコイン(WLD)の換金方法は?日本円に現金化する手順を解説

ワールドコイン(WLD)は、OpenAI社のCEOであるサム・アルトマン氏らが手掛ける仮想通貨プロジェクトです。登録したユーザーには、仮想通貨WLDが無料配布されます。当記事では、ワールドコインを日本円に換金する手順や、換金時の注意点などを解説します。
update2025.04.16 19:30

海外FXに「兵糧攻め」、bitbank・エポスの利用規制で仮想通貨送金にさらに注目集まる

bitbankが利用規約を一部改定し、今後は海外FXへの直接送金が難しくなりました。エポスカードもFXの利用停止を発表したほか、国内銀行口座の凍結事例も増加しています。こうした背景から、海外FXユーザーは入出金経路の見直しが急務となっています。
update2025.07.04 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2025.06.10 20:00

SBI VCトレードからBybitに送金してみた!手数料や送金時間も解説

Myforex編集部では、国内取引所のSBI VCトレードからBybitに仮想通貨を送金してみました。本記事では、送金手順や手数料、送金時間などを紹介します。
update2025.06.11 19:30

海外FXがオンラインカジノ規制の影響を受ける理由とは?出金できなくなるリスクも

2025年以降、オンラインカジノ規制の影響と見られる海外FX業者の国内送金の遅延が度々問題になっており、決済代行会社に関連したトラブルと言われています。なぜオンラインカジノ規制が海外FXに波及したのか説明するほか、今後考えられる影響も解説します。
update2025.05.28 19:00

メタマスクからビットフライヤーに送金してみた!送金手数料や反映時間は?

Myforex編集部では、実際にメタマスクから国内取引所のビットフライヤー(bitFlyer)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金した経験をもとに、送金手順や手数料、事前に知っておきたい注意点などを紹介します。
update2025.05.01 19:00

ThreeTrader・Vantageが消えた?偽アカウントによる詐欺に注意

ThreeTraderやVantageのX(旧Twitter)公式アカウントに表示制限がかけられていることが確認されました。本記事では海外FX業者のアカウントが制限された背景や、こうした状況で注意すべき偽アカウント詐欺について説明します。
update2025.07.04 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル