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M4Markets、MT5をリリース

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update 2022.04.18 12:03
M4Markets、MT5をリリース

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マルチアセット対応の先進的な取引機能を提供する方針

海外FX・CFDブローカーのM4Markets(本社:JUC Building, Office No.F4, Providence Zone 18, Mahé, Seychelles[1])は12月7日、ロシアのソフトウェア会社MetaQuotes Software Corp.が開発した取引プラットフォームであるMetaTrader5【以下、MT5と称す】をリリースしたことを発表した。[2]

M4Marketsは最先端の取引ソリューションを提供すべく、MT5の導入を決定したという。これにより、同社はグローバル投資家が愛用するMetaTrader4(MT4)とMT5を共に提供する体制を構築したことになる。MT5は詳細な分析ツールやヘッジング機能を搭載している他、EA(自動売買)をサポートしており、ユーザーはワンクリックで取引が可能だ。同取引プラットフォームに加え、M4Marketsの低レイテンシーの流動性ソリューションやネガティブバランス、顧客資産の分別管理などを通じて、トレーダーは競争優位性を発揮できるという。

MT5のリリースに際し、M4Marketsのエグゼクティブディレクターを務め、国際金融市場で20年以上の経験を有するDeepak Jassal氏は以下のようにコメントしている。

我々はトレーディングエクスペリエンスを向上させるべく、最先端テクノロジーへの投資を強化しております。投資初心者やプロトレーダーにとって最良の取引プラットフォームと評されるMT5は、先進的な機能を搭載しており、我が社が導入することは自然な流れと言えるでしょう。同取引プラットフォームがお客様に大きな付加価値をもたらすと確信しており、我々のサービスと新機能をシームレス且つ迅速に統合できると考えております。

Deepak Jassal, Executive Director at M4Markets - MetaQuotesより引用

尚、M4Markets以外にも多くの金融サービスプロバイダーがMT5の導入を進めている。直近では、PMEXがMT5へ完全移行する予定である他、Uniglobe MarketsがMT5をリリースしている。そして今回、同取引プラットフォームを採用したM4Marketsは、サービス拡充を通じて金融市場におけるパートナーシップ戦略を推進していく方針だ。

release date 2020.12.24

出典元:

ニュースコメント

M4Marketsが提供する3種類の口座タイプに注目

M4Marketsは、セーシェルの金融サービス局(FSA)規制下の海外FXブローカーだ。同社が提供する3種類の口座タイプを概観すると、投資初心者向けのスタンダード口座は最低預入金額が50ドルと少額からの投資が可能な他、FXと金属に関しては取引手数料が無料だ。一方、プロトレーダー向けのVIP口座とエリート口座に関しては、FXと金属の取引手数料がそれぞれ片道3.5ドル、2.5ドルかかるが、0.0pipsからの極狭スプレッドを提供している。尚、3種類いずれの口座タイプにおいても、最大レバレッジ500倍の取引が可能な他、最小取引サイズは0.01ロット、マージンコールは証拠金維持率が100%を下回った場合、ロスカットは証拠金維持率が60%を下回った場合となる。同社の足元の動向に目を転じると、M4MarketsはFXCubicと提携し、リクイディティアグリゲーション(流動性集約)やプライシング管理機能の強化を図っている。また、2020年10月にはTickmillのCMOを務めていたMarilena Iakovou氏を迎え入れ、マーケティング戦略の強化を通じてグローバル展開を加速させている状況だ。競合の海外FXブローカーや新興フィンテック企業などとの顧客獲得競争が激化する中、M4Marketsが更なる取引拡大に向けて如何なるソリューションを提供するか今後も注目したい。


Date

作成日

2020.12.24

Update

最終更新

2022.04.18

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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