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IS Prime、FDCTechと提携

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update 2022.04.18 12:07
IS Prime、FDCTechと提携

update 2022.04.18 12:07

Condor FX Pro上でマルチアセット対応の流動性ソリューションを提供

英国金融行動監視機構(Financial Conduct Authority, FCA)規制下のプライムオブプライム【以下、PoPと称す】ブローカー兼リクイディティプロバイダー(流動性供給業者)であるIS Prime(本社:100 Bishopsgate London, EC2N 4AG United Kingdom[1])は、米国・カリフォルニア州を拠点とするテクノロジープロバイダーのFDCTech(本社:200 SPECTRUM DRIVE, SUITE 300, IRVINE, CA, 92618[2])とパートナーシップ契約を締結したことを発表した。[3]

これにより、IS PrimeはFDCTechの基幹取引プラットフォームであるCondor FX Pro上にて、マルチアセットに対応したアグリゲーション(流動性集約)やマッチングサービスを提供し、機関投資家や海外FXブローカー、中規模法人、プロトレーダーの獲得拡大を図る方針だ。同取引プラットフォームを活用するユーザーにとっては、低レイテンシーの流動性ソリューションへのアクセスやプライシングの改善が可能になるという。

両社の提携に際し、IS Primeのディストリビューション・リクイディティ部門ヘッドを務めるBarry Flanigan氏とFDCTechのCEOを務めるMitchell M. Eaglstein氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

多くのお客様がフロント・バックエンドソリューションとしてFDCTechのCondor FX Proを活用しており、我が社にとっても同取引プラットフォームと接続することは重要だと言えるでしょう。Condor FX Proは比較的新しいプラットフォームですが、グローバルベースで急速にお客様の利用が拡大しております。今回の提携を通じて、我々はマルチアセットに対応した競争力の高い流動性ソリューションを提供し、リーチの拡大を目指す方針です。

Barry Flanigan, Head of Distribution and Liquidity at IS Prime - IS Primeより引用

我々は豊富な流動性を供給して顧客基盤の拡大を図るべく、定評のあるIS Primeと協働することを大変誇らしく思っております。

Mitchell M. Eaglstein, CEO of FDCTech - IS Primeより引用

Condor FX Proはプロトレーダーを対象に、独自のチャートツールや高度な注文手法、レベル2のプライシング、即時の注文執行サービスを提供する機関投資家レベルの取引プラットフォームだ。同取引プラットフォームは各種バックオフィス機能を搭載し、グラフィカルユーザーインターフェース(Graphical User Interface, GUI)で操作できるデスクトップ環境を備え、ウェブトレーダーやモバイル端末に対応している。FDCTechが最新版のCondor FX Pro 5.0をリリースした際、Eaglstein氏は同取引プラットフォームがMetaTrader4/MetaTrader5の代替ツールになり得るとの見解を示していた。またForex Development Corporationからブランド名を刷新した同社は、プライムブローカー向けテクノロジーソリューションを提供しており、足元では有力ブリッジブローカー(FXブローカーがリクイディティプロバイダーに注文を出す際の仲介ブローカー)のPrimeXMとAPI接続した他、FDCTechはGCEXと提携するなど、サービスの拡充を図っている。

IS PrimeはFDCTechと提携し、充実した流動性ソリューションを提供することで、更なる顧客基盤の拡大が期待できそうだ。

release date 2020.12.24

出典元:

ニュースコメント

急成長を遂げる金融サービスプロバイダーとして注目集まるIS Prime

プライムブローカレッジサービスを提供するISAM Capital Markets傘下のIS Primeは、ティア1(トップクラス)の金融機関を介したFXアグリゲーションやPoP、エージェンシー取引サービスの他、貴金属や株式インデックスなどのマルチアセットに対応した流動性ソリューションを提供している。2014年に創業した同社は近年急成長を遂げており、フィナンシャル・タイムズ(FT)とStatistaが共同実施した欧州地域の急成長企業トップ1000社ランキング(FT 1000: Europe's Fastest Growing Companies 2020)にて、金融サービスプロバイダーとしては15位にランクインしている。また、IS Primeは更なる顧客基盤の拡大に向けたサービス拡充にも余念がない。例えば、IS PrimeはPelicanと提携し、ソーシャルトレーディングサービスの提供を試みている他、IS PrimeはSpotwareと提携し、cTraderを利用するユーザーへマルチアセットに対応した流動性サービスを提供している。IS Primeが強みとする流動性ソリューションはグローバルベースで強い需要があるため、同社の動向に引き続き注目が集まりそうだ。


Date

作成日

2020.12.24

Update

最終更新

2022.04.18

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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