Select Language

サンタンデール銀行、スペインでPagoFXをリリース

サンタンデール銀行、スペインでPagoFXをリリース

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:33
サンタンデール銀行、スペインでPagoFXをリリース

update 2021.08.31 15:33

1件当たり最大1,000ユーロまで無料で国際送金が可能

スペインの大手銀行であるBanco Santander SA(本社:Av. de Cantabria s/n 28660 Boadilla del Monte Madrid Spain[1])【以下、サンタンデール銀行と称す】は12月21日、傘下のPagoNxtが運営するクロスボーダー決済プラットフォームであるPagoFXを活用し、スペイン居住者を対象にした国際送金サービスの提供を開始したことを発表した。[2]

これにより、スペイン居住者はデビットカードもしくはクレジットカードを活用し、低コストの国際送金サービスを利用することができるようになる。同サービスの提供開始に際し、サンタンデール銀行は2021年2月28日までの期間において、1件当たり最大1,000ユーロまでの国際送金に対して取引手数料を無料にするという。

スペインでのPagoFXリリースに際し、PagoFXのCEOを務めるCedric Menager氏は以下のようにコメントしている。

我々はサービスの開始以来、スペインでPagoFXをリリースすることを模索しておりました。同国では多くの人々が、海外の家族や友人宛に送金を行っております。即時性・安全性・透明性が高く、且つ低コストの同決済プラットフォームを活用することにより、お客様はより効率的に国際送金を行えるでしょう。我が社の目標は世界で最も信頼性が高く、且つ愛用される国際送金サービスを提供することであり、全てのお客様にご満足して頂きたいと考えております。

Cedric Menager, CEO of PagoFX - Banco Santander SAより引用

2020年4月、サンタンデール銀行は英国でPagoFXをリリースした後、ベルギーにおいてもサービスを展開している。同決済プラットフォームは欧州やアジア・オセアニア地域、南北アメリカの50か国に対応したクロスボーダー決済を提供しており、同行は今後もサービスの拡充を図る方針である。サンタンデール銀行は利便性の高い国際送金サービスをグローバルに展開することで、更なる顧客満足度の向上が期待できそうだ。

release date 2020.12.23

出典元:

ニュースコメント

サービスの革新が進む送金・決済分野

デジタルシフトを推進するサンタンデール銀行は、提携や買収戦略を通じて送金・決済分野の強化を図っている。例えば、サンタンデール銀行はWirecardの資産買収を行い、電子ウォレットなどの柔軟性あるサービスの提供を模索している他、RippleNetを活用した国際送金システムOne Pay FXの強化を試みている。今回、同行は一定の送金需要があるスペインでPagoFXをリリースすることにより、急速に顧客基盤を拡大しているトランスファーワイズ(TransferWise)などのフィンテック企業に対抗する狙いがあると推察される。他方で、金融市場の中でも送金・決済は、サービスの革新が最も進んでいる分野の一つであるが、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響を受け、その進展が加速している状況だ。直近では、Rockerが生体認証カード発行に向けてパイロットテストを実施予定である他、HotForexがPayRetailersと提携し、効率的な決済ソリューションを提供する意向を示している。デジタル化の流れが加速する中、多くの金融サービスプロバイダーが画期的な送金・決済ソリューションを提供することに今後も期待したい。


Date

作成日

2020.12.23

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨KAITOの将来性は?AI活用のWeb3情報プラットフォームKaito AIの特徴や評判を解説

仮想通貨KAITOは、Web3の情報アクセスを変革する次世代プラットフォーム「Kaito AI」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨KAITOの概要や将来性、Kaito AIが提供するYapsの仕組み、SNSでの評判などを解説します。
update2025.02.19 19:00

FXGTでの出金拒否報告が増加中、これまでとは違う危険な兆候とは?

FXGTの出金拒否の報告・原因のほか、ユーザーの流出状況などをまとめました。SNS上ではここ数ヶ月の間に出金拒否に関する投稿が増加しており、ユーザーの間では「自分も出金拒否されるのでは」「FXGTがつぶれるのでは」といった不安が広がっています。
update2025.02.14 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

仮想通貨SOSOの将来性は?AI活用の投資分析プラットフォームSoSoValueがトークン発行

仮想通貨SOSOは、中央集権型金融の効率性と分散型金融の透明性を組み合わせた投資分析プラットフォーム「SoSoValue」のガバナンストークンです。当記事では、仮想通貨SOSOの将来性やSNSでの評判、SoSoValueの特徴などを解説します。
update2025.01.24 19:30

Bybitからビットフライヤーに送金してみた!送金手数料や反映時間は?

Myforex編集部では、実際にBybitからビットフライヤー(bitFlyer)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、送金手順のほか、送金手数料やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2025.02.19 19:30

【全て無料】MT4/MT5を日本時間にできるインディケータのおすすめが決定!

MT4/MT5に表示されている時間は、インディケータを使えば簡単に日本時間へ変えられます。MT4/MT5を日本時間表示にしておくと、各市場のトレンドを把握しやすくなったり、経済指標の発表時間に合わせた取引がしやすくなったりと、何かと便利です。
update2024.12.04 20:00

VPSではMT4・EAは何個起動できる?複数稼働は可能なのか?

スペック別のEAの起動数の目安のほか、VPSの負担を軽くする方法を説明します。同時に起動するEAの数が多すぎると、MT4が動かなくなる可能性があるので注意が必要です。VPSを使っているならば、MT4やEAをいくつ起動できるかを把握しておくことが大切です。
update2025.01.23 19:00

MacのMT4/MT5はダウンロードしても使えない?文字化けや起動しない時の対策方法や最終手段を紹介!

Mac版のMT4やMT5は不具合が良く発生するため、自分の使い方が悪いのか不安を感じている人もいるのではないでしょうか。本記事では、Mac版のMT4・MT5のトラブルや解決方法を解説します。
update2024.12.04 20:30

コインチェックからBybitに送金してみた!送金手数料や反映時間についても解説

コインチェック(Coincheck)からBybitに仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験やSNSでの口コミなども交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.11.29 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル