Select Language

CFH Clearing、フィンテック企業Finstekと提携

CFH Clearing、フィンテック企業Finstekと提携

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.06.22 15:38
CFH Clearing、フィンテック企業Finstekと提携

update 2022.06.22 15:38

コスト効率の良い流動性ソリューションを供給する方針

TradeTech Group傘下のリクイディティプロバイダー(流動性供給業者)兼プライムオブプライムブローカー(PoP)であるCFH Clearing Limited(本社:11th Floor, Broadgate Tower, 20 Primrose Street, London, EC2A 2EW[1])【以下、CFH Clearingと称す】は11月25日、金融テクノロジープロバイダーであるFinstekとパートナーシップ契約を締結したことを発表した。[2]

今回の提携を通じて、CFH ClearingはMetaTrader4【以下、MT4と称す】やMetaTrader5【以下、MT5と称す】を導入する海外FXブローカーを対象に、コスト効率の良い流動性ソリューションを供給する方針だ。Finstekが開発した流動性関連ツールであるFinstek Aggregatorは、各種プラットフォームやブローカレッジファームと、CFH Clearingのようなリクイディティプロバイダー間における、効率的なブリッジング(流動性仲介)ソリューションを提供している。同ツールを活用することで、Finstekは充実したエコシステムを構築することができる一方、ブローカーにとってはカスタマイズ性が高く、低レイテンシー且つスケーラブルな取引環境を構築することが可能となるという。

両社の提携に際し、CFH Clearingのセールス部門ヘッドを務めるPaul Groves氏とFinstekの会長を務めるAshraf Abid氏、及び同社のCEOを務めるMikhail Yakutovich氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

我々はFinstekと提携し、MT4やMT5を活用する海外FXブローカーを対象に、アグリゲーション(流動性集約)やブリッジング分野における最先端のテクノロジーと、我が社のカスタマイズ可能な流動性供給機能を融合した、最もコスト効率の良いソリューションを提供することを楽しみにしております。

Paul Groves, Head of Sales of CFH Clearing - FinanceFeedsより引用

我々はCFH Clearingと戦略的提携を結んだことを喜ばしく思うと共に、専門性とプロ意識が高く、献身的な両社のチームに感謝の意を申し上げます。2020年のブローカレッジ業界において様々な課題に対応する上で、効率性の追求とテクノロジーの活用が必須なものとなっている他、海外FXブローカー各社は、将来性のあるスケーラブルなテクノロジーソリューションを提供しなければならないでしょう。

Ashraf Abid, Chairman of Finstek - FinanceFeedsより引用

我々は、CFH Clearingのような定評のあるティア1(トップクラス)のプライムブローカーから信頼を勝ち取ったことを誇らしく思うと共に、競争力のある優れた商品・サービスを提供することを楽しみにしております。我が社のチームが協働し、ニーズに合わせてソリューションをカスタマイズすることで、同社が求めるものを提供することができるでしょう。

Mikhail Yakutovich CEO of Finstek - FinanceFeedsより引用

CFH ClearingはFinstekと提携し、高機能な流動性ソリューションを提供することで、更なる顧客基盤の拡大が期待できそうだ。

release date 2020.11.30

出典元:

ニュースコメント

拡大成長プランを加速させるCFH Clearing

2008年に創業したCFH Clearingは、80か国以上の600社を超える法人顧客を対象に、LD4とNY4及びTY3データセンターを介したオーダーメイドの流動性ソリューションを提供している。英国やデンマーク、オーストラリア、キプロスのオフィスに加え、2020年6月にCFH Clearingはシンガポールにオフィスを開設し、積極的にグローバル展開を推し進めている状況だ。またCFH ClearingはNoor Capitalと提携し、中東地域でのプレゼンス拡大を模索している。更に、CFH Clearingは個別株式CFDを追加した他、Acuityのツールを活用してマルチアセットに対応したニュースフィード機能の向上を図るなど、サービス強化にも余念がない。直近では、親会社のTradeTech GroupがFinance Magnates Awards 2020でベストB2Bリクイディティプロバイダー賞とベストECN/エグゼキューションベニュー賞を獲得しており、ティア1の金融機関などと強固な関係性を構築した豊富な流動性ソリューションは、市場で高い評価を得ている。CFH Clearingは積極的に業容拡大を進めることで、今後の顧客獲得動向にも期待が持てそうだ。


Date

作成日

2020.11.30

Update

最終更新

2022.06.22

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

もう国内銀行送金は使えない?法改正で海外FXトレーダーを直撃する3つの入出金リスク

資金決済法の一部改正により、海外FXユーザーの間で、当たり前のように利用されてきた国内銀行送金による入出金が使えなくなる可能性が浮上しています。法改正が海外FXに与えるリスクと現時点で考えられる対策を説明します。
update2025.07.01 19:00

海外FX利用で国内銀行口座の凍結が増加?法改正後の入出金リスクとは

SNS上で海外FXユーザーの銀行口座が凍結されたことが話題になっています。本記事では、SNSで話題の凍結報告の背景を説明するほか、海外FX業界に迫る「本当の入出金危機」と今後の備えについて解説します。
update2025.07.09 19:00

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXの入出金ルート封鎖が加速しており、SNS上では「銀行口座が凍結された」といった投稿も見られます。そんな中、注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXに仮想通貨で入出金する方法や、仮想通貨送金時の注意点などを解説します。
update2025.07.15 19:00

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

【独自取材】海外FXで急拡大中のPeskaとは?入金・出金の安全性や運営実態を直撃

当サイトではPeskaの運営に直接取材を行い、安全性やセキュリティなど、トレーダーが気になるポイントを一つひとつ確認しました。この記事では取材から見えてきたPeskaの実像をお伝えします。
update2025.09.17 19:00

Wiseでの海外FX入出金をおすすめできない理由とは?アカウント閉鎖の可能性も

海外FXユーザーの間で、Wiseを利用した送金が話題になっています。しかし、Wiseでの入出金はリスクが高いためおすすめできません。この記事ではその理由を説明します。
update2025.09.08 19:00

【FXON × Myforex】無限キャッシュバックキャンペーン

MyforexではFXONとのタイアップ企画として、取引量に応じて上限なしのキャッシュバックを受け取れるキャンペーンを2週間限定で実施します。
update2025.09.10 19:00

海外FXへの仮想通貨送金にはBybitがおすすめ!FXトレーダーに最適なBybitの使い方

海外FXの入出金によく使われる国内銀行送金が以前より使いにくくなっていることを受け、仮想通貨での入出金が注目を集めています。本記事では、仮想通貨送金をするならBybitがおすすめの理由や、海外FXユーザーに最適なBybitの使い方を紹介します。
update2025.08.29 20:00

【本音で比較】海外FXのドル円スプレッドを3ヶ月徹底調査|数千円も業者によってお得に

Myforex編集部では、2024年11月20日〜2025年2月20日の3ヶ月間にわたり、海外FXのドル円スプレッドを1分ごとに独自調査。その結果、業者によって数千円以上のコスト差があることが分かりました。
update2025.08.01 19:00

海外FXに「兵糧攻め」、bitbank・エポスの利用規制で仮想通貨送金にさらに注目集まる

bitbankが利用規約を一部改定し、今後は海外FXへの直接送金が難しくなりました。エポスカードもFXの利用停止を発表したほか、国内銀行口座の凍結事例も増加しています。こうした背景から、海外FXユーザーは入出金経路の見直しが急務となっています。
update2025.07.04 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル
close
キャンペーン
今すぐ参加する

次回から表示しない