Select Language

ドバイ金商品取引所、10月のFX取引が大幅拡大

ドバイ金商品取引所、10月のFX取引が大幅拡大

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:33
ドバイ金商品取引所、10月のFX取引が大幅拡大

update 2021.08.31 15:33

ユーロと英ポンドに強い取引ニーズ

中東最大のデリバティブ商品取引所を運営するドバイ金商品取引所(本社:Floor 37, Gold Tower, Cluster I, Jumeirah Lake Towers, Dubai, UAE[1])【以下、DGCXと称す】は、ユーロと英ポンド建て取引の増加を背景に、2020年10月のFX取引が大幅に拡大したことを明らかにした。[2]

市場のボラティリティとカウンターパーティーリスク管理の必要性が高まったことをきっかけに、DGCXにおける10月のG6(日本、米国、英国、フランス、ドイツ、イタリア)の通貨取引量は前年同月比378%増となった。特にポンドとユーロ建て先物が活発に取引され、年初来の平均日次取引高(ADV)はそれぞれ前年同期比67%増、392%増を記録した。

2020年7月、DGCXはローリング・フォワードをリリースすると共に、インドルピー/米ドルに関しても同様の商品をリリースした他、週次限月取引のルピー/米ドル先物取引を開始したことにより、オフショア市場のトレーダーが取引を活発化しているという。同取引所は投資家の効果的なリスク管理に寄与する豊富なデリバティブ商品を提供することで、2020年下半期も良好な顧客取引推移を示している模様だ。

取引拡大に際し、DGCXのCEOを務めるLes Male氏は以下のようにコメントしている。

流動性やヘッジリスクなどのサービス強化を図ったことにより、10月はFXと貴金属の分野において活発な取引が行われました。11月に15周年を迎える中、我が取引所は高成長を維持し、ヘッジングやトレーディングに関する顧客ニーズにマッチしたソリューションの提供を続けていく考えであります。我々は顧客に対して、効果的なリスク管理に寄与する革新的な商品を提供することを最優先としております。

Les Male, CEO of DGCX - DGCXより引用

DGCXは継続的に商品ラインナップの拡充を図ることで、今後も顧客取引の拡大が期待できそうだ。

release date 2020.11.04

出典元:

ニュースコメント

熾烈な顧客獲得競争が続くグローバル証券取引所

近年、取引の電子化やグローバル化、規制緩和により、世界的な証券取引所の合従連衡が進んでいる他、ECNやダークプールなどの代替的取引施設(ATS)を通じた売買が増加傾向にある。このような市場環境下において、世界各国の証券取引所は顧客基盤の維持・拡大を図るべく、商品ラインナップの拡充やサービス機能の向上に向けた取り組みを積極化している。例えば、SGXがCassini Systemsと提携し、非清算店頭デリバティブ取引に係る証拠金規制(UMR)に関連したサービスの提供を試みている。またSIXがテーマ型ETFを上場した他、CMEが金先物商品をリリースし、取引の柔軟性向上に努めている。他方で、香港証券取引所では11月5日に世界的フィンテック企業のアントグループ(Ant Group)が上場を予定しており、グローバル投資家による取引拡大が期待されている状況だ。グローバルベースで顧客獲得競争が熾烈を極める中、各国の証券取引所がトレーディングエクスペリエンスの向上に寄与する画期的なソリューションを提供することに今後も期待したい。


Date

作成日

2020.11.04

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

メタマスクが勝手に開く現象が多数報告!原因や対処法は?

PCでブラウザを立ち上げた際にメタマスクが勝手に起動する現象が起きており、SNS上でも話題になっています。Myforex編集部でもこの現象を確認しており、当記事執筆時点(2025年4月3日)ではGoogle ChromeとBraveのブラウザで発生していることが確認できています。
update2025.04.03 19:45

ワールドコインのOrb(オーブ)の日本設置場所は?無料配布を受けられる登録会場の予約方法も解説

ワールドコインのOrb(オーブ)で生体認証を行うことで、仮想通貨WLDを無料で受け取れます。当記事では、ワールドコインの日本国内のオーブ設置場所、探し方、予約方法などを解説します。
update2025.03.21 19:30

XMTrading・Vantage Trading・AXIORY公式アプリがApp Storeから削除

海外FXブローカーのXMTradingおよびVantage Trading、AXIORYのアプリがApp Storeから削除されたことが確認されました。本記事では、削除の背景や考えられる理由、ユーザーへの影響、そして今後の対応策について詳しく解説します。
update2025.03.25 19:30

VPSではMT4・EAは何個起動できる?複数稼働は可能なのか?

スペック別のEAの起動数の目安のほか、VPSの負担を軽くする方法を説明します。同時に起動するEAの数が多すぎると、MT4が動かなくなる可能性があるので注意が必要です。VPSを使っているならば、MT4やEAをいくつ起動できるかを把握しておくことが大切です。
update2025.01.23 19:00

Galaxy DAOが出金受付を開始?返金を期待できない3つの理由

Galaxy DAOが、返金の受付を開始するという内容のメールをユーザーに配信していたことが明らかになりました。しかし、多くのユーザーは返金の実現には懐疑的です。なぜGalaxy DAOによる返金が期待できないのか3つの理由を説明します。
update2025.03.19 19:30

キャプテン翼-RIVALS- がJOHNトークンのエアドロを発表!LINEなどで遊べるMini Appの独自トークン

「キャプテン翼-RIVALS- Mini App」は、キャプテン翼のIPを活用したWeb3ゲームです。2025年4月にJOHNトークンのエアドロップが予定されており、注目を集めています。本記事では、JOHNトークンの特徴、エアドロップの仕組み、将来性などを解説します。
update2025.03.27 19:00

【MT4/MT5】フィボナッチを自動で描写!便利なインディケータを徹底比較

フィボナッチを使ってチャート分析をする際、ラインの引き方が分からなかったり、毎回手動で引くのが面倒だったりなどの難点があります。そこで本記事ではフィボナッチを自動描画できるMT4/MT5用インディケータを徹底比較します。
update2025.02.12 19:00

MT4/MT5対応の通貨強弱インディケータを徹底比較!無料で使えるおすすめは?

通貨強弱インディケータを使うと各通貨の強弱が一目で分かり、初心者でも視覚的に相場状況を把握できます。この記事では、無料のおすすめインディケータを比較し、選び方や活用方法を解説します。
update2025.02.05 19:30

MTF-MAでトレードのレベルを上げる。MT4/MT5で使えるインディケータを比較

MTF分析は複数の時間足を組み合わせて相場全体を把握する手法です。MTF分析を使いこなすことでエントリーの方向やタイミングを掴みやすくなります。本記事ではMTF分析を簡単にするインディケータや、エントリー精度を上げる方法を解説します。
update2025.01.21 19:15

MT4/MT5のローソク足の色は4つのポイントでカッコよくできる!

MT4/MT5は、自分だけのオリジナルデザインにチャートをカスタマイズできます。配色や表示設定を少し変えるだけで、補色やコントラストを意識することで、より視覚的に分かりやすいチャートにすることも可能です。この記事では、誰でも簡単にできるチャートのカスタマイズ方法を4つのポイントに分けてご紹介します。
update2025.02.12 19:30
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル