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LINE、CBDC開発向けのブロックチェーンプラットフォームを立ち上げ

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update 2021.08.31 15:33
LINE、CBDC開発向けのブロックチェーンプラットフォームを立ち上げ

update 2021.08.31 15:33

アジア地域の主要国が同プラットフォームに関心を示す

人気メッセージングアプリを運用するLINE株式会社(本社:東京都新宿区新宿四丁目1番6号 JR新宿ミライナタワー23階[1])【以下、LINEと称す】が、中央銀行発行の独自デジタル通貨(Central Bank Digital Currency)【以下、CBDCと称す】を開発するためのブロックチェーンプラットフォームを立ち上げたことが明らかになった。[2]

このプラットフォームは中央銀行によるCBDC開発を支援し、ブロックチェーン技術の安定性と拡張性に裏付けされた仮想通貨の発行を実現することを目的にしている。韓国地元紙の報道によると、LINEはCBDCに関心のある中央銀行にこのプラットフォームを提供することを計画しており、既に同社はアジア地域の主要国と話を進めているという。

韓国のインターネット検索エンジンプロバイダーであるNAVERの子会社として設立されたLINEは、仮想通貨ウォレットや汎用的なブロックチェーン開発プラットフォームなどを次々とローンチし、仮想通貨関連事業の拡大を図っている。また、LINEはBITMAXにて仮想通貨レンディングサービスを開始するなど、仮想通貨市場のトレンドに乗ってDeFi(分散型金融)分野にも進出している状況だ。

最近では大手クレジットカード会社であるmastercardがCBDCのテスティングプラットフォームをリリースするなど、金融関連企業も仮想通貨市場に参入してきているが、これがどのような変化をもたらすのか、今後もこれら企業の動きを見守っていきたい。

release date 2020.10.22

出典元:

ニュースコメント

日本でCBDC開発に向けた取り組みが活性化

これまで日本では、日銀副総裁がCBDCは日本のメリットになり得ないとの考えを示すなど、政府が仮想通貨やブロックチェーンなどの技術を受け入れることに消極的な立場を取ってきた。しかしながら中国や韓国などの近隣諸国の動きを受け、日本でもCBDC開発に関する議論が活発化しており、仮想通貨市場での取り組みが流動的になってきているようだ。特に日銀はCBDC導入の技術的な実現可能性を模索するなど、態度を一変して金融システム全体を再構築することも視野に入れながら検討を進めているという。また、民間では3大メガバンクや大手小売りチェーン、大手通信会社などがCBDC開発の一環として政府に協力し、その実現に向けて検証を開始している。今回、LINEがCBDC開発を支援するブロックチェーンプラットフォームを立ち上げたことは、この流れを後押しすると考えられるが、今後も日本市場での展開に注目していきたい。


Date

作成日

2020.10.22

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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