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HYCM、MT5上で株式取引サービスを開始

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update 2022.07.06 13:18
HYCM、MT5上で株式取引サービスを開始

update 2022.07.06 13:18

83銘柄の株式取引が可能に

英国・ロンドンを拠点とする海外FXブローカーのHYCM(本社:18 King William Street London, EC4N 7BP United Kingdom[1])は、ロシアのソフトウェア会社MetaQuotes Software Corp.【以下、MetaQuotesと称す】が開発した取引プラットフォーム、MetaTrader5【以下、MT5と称す】上で株式取引サービスを開始した。[2]

これにより、顧客はナイキ(Nike)やアドビ(Adobe)、バークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)、ドロップボックス(Dropbox)、ゴーダディ(GoDaddy)、ギリアド・サイエンシズ(Gilead Sciences)など、83銘柄の株式に投資できるようになった。HYCMによると、商品ラインナップの拡充は、多様な顧客ニーズへの対応を図るグローバル戦略の一環だという。

株式取引サービスの開始に際し、HYCMのチーフカレンシーアナリストを務めるGiles Coghlan氏は以下のようにコメントしている。

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で主要株価指数の値動きが大きくなる中、投資家は個別株式の詳細なファンダメンタルズ分析を実践し、勝ち組及び負け組銘柄を探し求めています。様々な業界に関心が広がる状況下で、我が社が新しく株式取引サービスを提供することは合理的な判断と言えるでしょう。MT5は個別株式に加えてコモディティやFXも取引が可能な他、MetaTrader4(MT4)よりも優れた機能として詳細な板情報を閲覧することもできます。FXと株式取引サービスを提供する我々にとって、MT5は最適な取引プラットフォームであると考えております。

Giles Coghlan, Chief Currency Analyst, HYCM - MetaQuotesより引用

HYCMは商品ラインナップの拡充を図ることで、更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。

release date 2020.10.08

出典元:

ニュースコメント

米株取引サービスを強化する金融サービスプロバイダー

金融業界において40年以上の歴史を誇るHYCMは、英国金融行動監視機構(FCA)やドバイ金融サービス機構(DFSA)など、複数の規制当局下でFXを始めとするマルチアセット取引サービスを提供している。株式取引サービスの提供開始に先立ち、HYCMはMT5上でETFをリリースするなど、顧客基盤の拡大に向けて積極的にサービス拡充を図っている状況だ。他方で、多くの金融サービスプロバイダーが、グローバル投資家の間で人気の高い米株取引サービスの提供を推進している。例えば、DriveWealthがMT5上で米株取引サービスの提供を開始した他、TradeviewもMT5上で米株取引サービスを開始している。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、グローバル金融市場が混乱をきたした3月以降、ナスダック総合指数などの米国を代表する株価指数が好調な値動きとなっている。世界中の投資家が米国株式への関心を高める中、今後も多くの金融サービスプロバイダーが関連ソリューションの提供を試みると予想される。


Date

作成日

2020.10.08

Update

最終更新

2022.07.06

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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