Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

EBS、EBSIをIHSマークイットのthinkFolioと接続

EBS、EBSIをIHSマークイットのthinkFolioと接続

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:31
EBS、EBSIをIHSマークイットのthinkFolioと接続

update 2021.08.31 15:31

新サービスは2020年第4四半期から提供開始予定

世界最大のデリバティブ取引所であるシカゴ・マーカンタイル取引所を運営するCME Group Inc.(本社:20 South Wacker Drive Chicago, Illinois 60606 USA[1])傘下のEBSは9月24日、同社の執行管理システムであるEBS Institutional【以下、EBSIと称す】を、IHS Markit【以下、IHSマークイットと称す】が開発したマルチアセット対応の投資管理プラットフォームであるthinkFolioと接続した。[2]

EBSとIHSマークイットは、2020年第4四半期までに取引システム接続による新サービスの提供を開始する意向だ。両社の取引システム接続により、ポートフォリオマネージャーとトレーダーは、EBSIを通じて取引執行すべくFX注文を流す前に、thinkFolioを介して注文の集計や分割を行えるという。これにより、EBSIのユーザーはthinkFolioが提供するキャッシュ・FX管理や分析及び流動性供給など、各種機能の利用が可能となる。またthinkFolioを利用する顧客は、EBSIの執行ソリューションを活用することで取引コスト削減を期待できるとのことだ。

取引システムの接続に際し、EBSのEBSI部門ヘッドを務めるHugh Whelan氏とIHSマークイットのマネージングディレクター兼thinkFolio部門グローバルヘッドであるBrett Schechterman氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

先進的な機能と統一的業務フロー管理ソリューションに対する顧客需要が高まっております。お客様に選好されているIHSマークイットのthinkFolioとのシステム接続は、我が社にとってカスタマーエクスペリエンスの向上に繋がると考えております。また今回の取引システム接続は、サービスの拡充と効率性の向上を図る我が社の戦略を推進する上で、画期的な出来事と言えるでしょう。

Hugh Whelan, Head of EBSI - CME Group Inc.より引用

多通貨に対応したキャッシュ・FX管理機能は、thinkFolioの中核となるソリューションである一方、我々は常に投資やヘッジ戦略をサポートする高機能な流動性関連ツールの提供を模索しております。EBSIとの接続により、我が社のお客様は通貨や取引時間帯に応じた流動性及び多岐にわたるFX商品にアクセスし、ダイナミックな取引機会と競争力の高い執行ソリューションを活用することができます。

Brett Schechterman, Managing Director and Global Head of Business for thinkFolio at IHS Markit - CME Group Inc.より引用

EBSとIHSマークイットは、取引システムの接続により新たなソリューションを提供することで、更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。

release date 2020.09.28

出典元:

ニュースコメント

取引システムの融合を図る金融サービスプロバイダー

金融サービスプロバイダーにとって、競合他社との差別化要因となる取引システムは、取引所やPTS(私設取引システム)などから市場データを受け取るフィードハンドラーやデータ配信/処理サーバー、執行管理サーバーに加え、リスク管理システムなどで構成されている。市場インパクトの最小化や執行処理の最短化、多様なアルゴリズム執行手法の活用など、顧客ニーズが高度化・複雑化する中、各社にとって取引システムは新たな付加価値を提供する重要なツールとなっている。このような市場環境下において、更なる顧客取引の拡大を図るべく、取引プラットフォームの機能統合や取引システムに新たなソリューションを追加する金融サービスプロバイダーが散見されている状況だ。例えば、チャールズ・シュワブ(Charles Schwab)がTD Ameritradeを買収後、両社の取引プラットフォームを統合する計画を発表している。またDevexpertsはFXStreetの経済指標カレンダー機能を追加した他、ETX CapitalはPelicanと提携し、Pelicanのコピートレーディング機能を取引プラットフォームに追加している。更にFlexTradeがIHSマークイットのthinkFolioと機能統合し、共通インターフェースを活用した最高水準の取引環境の提供を試みている。今後も取引執行面において顧客ニーズの多様化が見込まれる中、金融サービスプロバイダー各社が手を組み、それぞれの強みを融合した革新的な取引システムを開発することに期待したい。


Date

作成日

2020.09.28

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

【実測】Exnessのゴールドスプレッドで損しない!「最狭口座」はコレ一択

Myforex編集部では4ヶ月間にわたってExnessのゴールド(XAUUSD)のスプレッドを徹底調査しました。本記事では、Exnessのゴールド取引にかかるスプレッドだけでなく、どの口座タイプを選べばよいかまで解説します。
update2025.12.09 10:30

海外FXとの仮想通貨入出金にはBitgetがおすすめ!FXトレーダーに最適なBitgetの使い方

海外FXの入出金に使われる国内銀行送金が以前より使いにくくなっていることを受け、仮想通貨での入出金が注目を集めています。本記事では、仮想通貨送金をするならBitgetがおすすめの理由や、海外FXユーザーに最適なBitgetの使い方を紹介します。
update2025.12.12 19:00

Bitgetが代替手段に?Bybitが日本撤退で日本ユーザーの新規登録禁止

Bybitが日本ユーザーの新規登録停止を発表しました。Bybitの代替取引所としてはBitgetが挙げられ、Bybitと遜色ないサービスを利用できます。本記事では、Bitgetの特徴や海外取引所への規制動向などを解説します。
update2025.11.25 19:00

仮想通貨送金対応のBXONEは「使える」eウォレットなのか?海外FXユーザー目線で比較

仮想通貨対応オンラインウォレットとしてBXONEが一部の海外FXユーザーの間で注目されています。本記事では、BXONEが「使える」オンラインウォレットなのか海外FXユーザー目線で他社と比較します。
update2025.12.09 19:00

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数

SNS上ではbitcastleから「出金できない」「口座を凍結された」といった報告が相次いでいます。本記事では、bitcastleで報告されている出金トラブルを紹介するほか、bitcastleは詐欺業者なのかどうか説明します。
update2025.10.21 19:30

SwiftTraderが資金難?SNSで出金トラブル報告が増加

2025年以降、SwiftTraderで出金拒否・遅延の報告がSNSで相次いでいます。本記事では報告されている出金トラブルのほか、GEMFOREXとの類似点やSwiftTraderをおすすめしない理由を説明します。
update2025.10.16 19:30

Funded7で出金が認められない事例が増加?ルールの不透明さが原因か

Funded7で出金拒否に関する投稿がSNS上で増加しており、利用者の間で不安が広がっています。「利益が取り消された」「短時間取引が理由で無効になった」などの報告が投稿されています。当記事では出金拒否の原因を整理し、他のプロップファームとFunded7のルールを比較します。
update2025.11.21 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

Bybit P2P利用で銀行口座凍結・詐欺容疑者に?海外FXユーザーが知るべき巻き込まれリスクとは

Bybit P2Pを利用したユーザーが銀行口座凍結されたことに加え、詐欺容疑者として取り調べを受けたというSNS投稿が話題になっています。本記事では、話題となった投稿の内容や、海外FXユーザーがP2P取引の利用を避けるべき理由などを解説します。
update2025.11.12 19:00

豪華なのに難しい?XMTradingが開催中のクリスマス入金ボーナスプロモーションは「アリ」なのか?

XMTradingで最大$25,000を獲得できる入金ボーナスキャンペーンが開催され注目を集めています。一見すると豪華なキャンペーンにみえますが、一般的な入金ボーナスとは条件が異なり、一部では条件が厳しいとの声もあります。本記事では、参加する価値のあるイベントなのかを説明します。
update2025.11.26 19:00
promotion promotion

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル