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Huawei、北京市政府向けのブロックチェーンプラットフォームを立ち上げ

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update 2021.08.31 15:32
Huawei、北京市政府向けのブロックチェーンプラットフォームを立ち上げ

update 2021.08.31 15:32

50か所を超える機関の円滑な情報共有を可能にする

大手テクノロジー企業のHuawei(ファーウェイ)は、北京市政府向けにブロックチェーンベースのプラットフォームを構築し、診療記録や物件登録、リアルタイムの駐車状況などのデータを追跡および管理することを可能にした。[1]

中国国営メディアの報道によると、Huaweiのクラウドサービス部門はスマートコントラクトや分散型台帳などのブロックチェーン技術を駆使し、このプラットフォームの構築を実現したという。北京市政府はデジタルガバナンスによる変革を推し進めており、様々な政府機関の間で情報共有を行うために新しいインフラを開発するイニシアチブを立ち上げ、その一環としてHuaweiとパートナーシップを結んでいるようだ。北京市政府はこのプラットフォームを活用し、50か所を超える機関の情報を共有することを目指している。

現在、西側諸国は中国に厳しい制裁を課しており、米国が主要な半導体サプライヤーに対しHuaweiへのコンピュータチップの販売を禁止すると同時に、英国はセキュリティ上の懸念から国内の通信会社が同社の5Gデバイスを使用することを制限している。このような流れを受けて中国政府は国内での生産体制の強化にシフトし、テクノロジー分野でのナショナリズムの高まりが加速することが予想される。

最近、中国政府はデジタル人民元のテストプログラムを複数都市に拡大させることを計画するなど、中央銀行発行の独自デジタル通貨(Central Bank Digital Currency)【以下、CBDCと称す】の導入を急ピッチで進めている。その他にも、中国人民銀行がCBDCのテスト実施に向けてHuaweiを含む20社以上の企業と提携しており、中国政府は他国に先駆けた動きを見せているが、今後もその動向に注目していきたい。

release date 2020.08.26

出典元:

ニュースコメント

米国政府による制裁で窮地に陥るHuawei

米中の対立が深まる中、米政府はHuaweiが中国政府の諜報活動に関与していると断定し、国内企業との取引を全面的に禁止するだけでなく、西側諸国の市場からも同社を締め出そうと働きかけている。現在、Huaweiは世界のスマホ市場で約15%のシェアを獲得しており、サムスンやApple(アップル)に並ぶ企業として認知されているだけに、その影響は計り知れないものになると言えるだろう。HuaweiのCEOを務めるRichard Yu Chengdong氏も、米政府の制裁により同社のチップセットであるKirin 9000の生産を停止せざるを得ないと言及し、ハイエンドスマホのリリースが難しくなると説明した。近年、スマホ市場ではサムスンがGalaxy S20に仮想通貨ウォレットを採用するなど、ブロックチェーンスマホが流行の兆しを見せているが、Huaweiはこれら企業の動きに追従することができるのか、今後も同社の取り組みを見守っていきたい。


Date

作成日

2020.08.26

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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