Select Language

中国人民銀行、CBDCのテスト実施に向けて20社以上の企業と提携

中国人民銀行、CBDCのテスト実施に向けて20社以上の企業と提携

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:32
中国人民銀行、CBDCのテスト実施に向けて20社以上の企業と提携

update 2021.08.31 15:32

大手ITサービスとの協業で数億人規模のテストサンプルを確保

中国人民銀行(People's Bank of China)【以下、PBoCと称す】が、中央銀行発行の独自デジタル通貨(Central Bank Digital Currency)【以下、CBDCと称す】であるDCEP(Digital Currency/Electronic Payment)導入を加速するために、20社を超える国内企業と提携していることが明らかになった。[1]

これまでPBoCは国有銀行の中国建設銀行(China Construction Bank)、中国農業銀行(Agricultural Bank of China)、中国工商銀行(Industrial and Commercial Bank of China)、中国銀行(Bank of China)に加え、大手通信会社のChina Telecom、China Mobile、China Unicom、大手テクノロジー企業のHUAWEI(ファーウェイ)、アリペイ(Alipay)、WeChatなどとの提携を進めていた。今月初め、PBoCは大手配車サービスのDiDi ChuxingにDCEPをテストするよう依頼し、新しくパートナーシップを締結したという。また、同行はテンセント(Tencent)が支援する食品配達のスタートアップ企業であるMeituan Dianpingを取り込むことにも成功している。

これによりPBoCは、400を超える都市でサービスを展開するDiDi ChuxingとMeituan Dianping、合わせて数億人規模のユーザーベースをテストサンプルとして利用できるようになった。加えて、PBoCは1億5,000万人以上のユーザーベースを抱えるビデオストリーミングアプリのビリビリ(Bilibili)と交渉しており、その他にもマクドナルド(McDonald's)やスターバックス(Starbucks)、サブウェイ(Subway)などの小売りチェーンにもアプローチをかけているようだ。

昨年末からPBoCはDCEPの運用テストを実施しており、今年5月には深セン、蘇州、成都、西安の4つの都市で政府職員の給与の一部を仮想通貨で支給するなど、新しい試みを行っているという。PBoCは専用のウォレットプラットフォームの開発にも着手しているようだが、早期のCBDC発行は実現するのか、今後も中国当局の動きに注目していきたい。

release date 2020.07.29

出典元:

ニュースコメント

CBDC開発で中国を追う各国政府

今年に入って世界各国でCBDC開発が加速し、仮想通貨分野で先行する中国に追いつこうとする流れが生じているようだ。特に欧米の先進諸国ではその傾向が顕著に現れ始めており、フランス銀行がCBDC向け銀行決済アプリをテストするなど、積極的なソリューション展開を図っている。また、リトアニア銀行がLBCOINと呼ばれるCBDCを発行し、他のEU(欧州連合)加盟国を先導する形でその運用を開始しているという。LBCOINは従来の仮想通貨とは異なり、コレクタブルな商品として取り扱われているものの、プロジェクトを通じてCBDCに関する多くのノウハウを得ることが期待されているようだ。これまで中国政府は早ければ2022年までにデジタル人民元をローンチすると宣言していたが、この各国政府の取り組みがどのような影響を与えるのか、今後も仮想通貨市場での展開を見守っていきたい。


Date

作成日

2020.07.29

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

XMTradingが夏の100%入金ボーナスキャンペーンを開催!

海外FX業者XMTrading(エックスエムトレーディング)が、2026年7月1日より500ドルの100%入金ボーナスを受け取れる「夏の100%入金ボーナス」を開催しています。本キャンペーンは、既存の100%・20%入金ボーナスとの併用も可能です。この記事ではキャンペーンの条件や参加方法などを解説します。
update2026.07.10 19:00

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXにおける国内銀行送金のリスクが高まっており、海外FXユーザーは入出金手段の見直しを迫られています。そんな中、代替手段として注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXとの仮想通貨入出金の方法や送金ルート、注意点などを解説します。
update2026.06.02 19:00

HFMへ仮想通貨入金してみた!早い・安い・簡単の三拍子ルートを検証

HFMへ早く・安く・簡単に仮想通貨入金するならXRPがおすすめです。実際の操作画面の画像付きで最短1分・手数料数十円の入金方法を分かりやすく解説します。リアルな感想もぜひ参考にしてください。
update2026.04.16 19:00

XMTradingのアプリがなくなった!?独自アプリが利用不可に

XMTradingのスマートフォン向け独自アプリが、4月15日から利用できなくなりました。本記事では、今回のXMTradingの独自アプリ廃止に関する詳細のほか、代替手段について説明します。
update2026.04.17 19:00

JPYCをUSDTに交換する方法は?スワップ手順や注意点などを解説

海外FXへの入出金手段の一つとして、JPYCが注目されています。しかし、主要ブローカーはJPYCでの直接入出金に対応していないため、USDT等に交換してから送金する必要があります。本記事では、JPYCをUSDTに交換する方法や手順などを解説します。
update2026.04.21 19:00

コインチェックからBitgetには直接送金できない!ウォレット経由の送金ルートを解説

主要国内取引所のコインチェックからBitget(ビットゲット)には直接送金ができません。本記事では、コインチェックからBitgetには直接送金できない理由や、ウォレット経由の送金ルートなどを紹介します。
update2026.04.23 19:00

STICPAYの出金が遅いとの投稿が増加|国外でも多数の遅延報告

2026年4月以降、STICPAYにおいて複数の出金遅延が報告されています。国外では数年前からSTICPAYによる同様の事例がレビューサイトに多数投稿されています。本記事では国内外で発生しているSTICPAYの出金トラブルのほか、同サービスの問題点について解説します。
update2026.04.23 19:30

メタマスクからBitgetに送金してみた!送金手数料や反映時間は?

メタマスクからBitget(ビットゲット)に仮想通貨を送金してみました。率直な感想としては、送金手続きは難しくなく、送金から着金までの流れもスムーズに感じました。この記事では、実際に送金してみた手順や感想、送金時の注意点などを紹介します。
update2026.05.01 19:00

HFMがKATANA(カタナ)口座をリリース!Exnessキラーになるか?

HFMがハイスペック口座であるKATANA口座をリリースしました。最大の特徴は、無制限レバレッジと低スプレッドという、2つの要素を兼ね備えている点です。本記事では、KATANA口座のスペック・特徴を解説するほか、ExnessやXMTradingと条件を比較します。
update2026.05.07 19:00

Bitgetからメタマスクに送金してみた!送金手数料や反映時間は?

Myforex編集部では、Bitget(ビットゲット)からメタマスクに仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた手順や送金手数料、事前に知っておきたい注意点などを紹介します。
update2026.05.08 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

当社コンテンツの著作権は当社に帰属します。当社が提供する共有機能や、SNSシェアや引用など、適切な範囲でのご利用は歓迎しております。ただし、商用利用や内容改変を伴う転載、当社と競合するサイトへの転載等、不正な再使用はご遠慮ください。なお、当社が不適切または不正な利用と判断した場合、当該コンテンツの削除その他必要な措置を講じる場合があります。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル