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フラッシュクラッシュが発生するも、好調を維持する仮想通貨市場

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update 2021.08.31 15:32
フラッシュクラッシュが発生するも、好調を維持する仮想通貨市場

update 2021.08.31 15:32

ビットコインやイーサリアムが強気な値動きを牽引

今月2日、仮想通貨市場が大規模なフラッシュクラッシュに見舞われたが、主要な仮想通貨はその後直ぐに値を戻す強気な動きを見せている。[1]

これまでビットコイン(BTC/USD)価格は1万2,131ドルを超える高い水準で推移していたが、先日、弱気なロングポジションをふるいにかけるように1,400ドルの急落が発生した。その後、ビットコイン価格は過去24時間で2.1%上昇しており、現在は直近の高値からマイナス5.8%となる1万1,417ドル付近で取引されている。これを受けて仮想通貨デリバティブプラットフォームのBitMEXでは、最高1,000万ドルのロングポジションを含む合計1億4,700万ドルの契約が清算されたという。また、大手仮想通貨取引所のコインベースでは、ビットコインのスポット取引量が3億1,800万ドルに達し、7月27日の4億4,600万ドルに次いで2番目に高い数値を記録している。

一方、イーサリアム(ETH/USD)価格も同日中に325ドルまで下落したものの、ビットコインと同様に過去24時間で4.4%の上昇を見せ、今月3日には394ドル付近まで値を戻している。これに関してGlobal Digital AssetsのKarl Samsen氏は、イーサリアムがアルトコインを牽引しており、中位から低位の仮想通貨の強気な値動きを支えていると言及した。実際にリップル(Ripple)は10%、Qtumは8.3%、ビットコインSV(Bitcoin SV)は7.1%上昇したという。

このように仮想通貨市場は好調を維持しており、ビットコインなどの仮想通貨は更なる高値を目指すことが予想されている。それを見越してCrypto.comが仮想通貨の定期購入機能を実装するなど、仮想通貨関連企業の取り組みが流動的になってきているが、今後も仮想通貨市場の動向に注目していきたい。

release date 2020.08.05

出典元:

ニュースコメント

安定性を取り戻した株式市場

今年3月以降、世界各国の株式市場は新型コロナウイルス(COVID-19)の影響による株安に苦しめられたが、香港証券取引所がVCMの機能拡張を実施するなど、対策を講じたことが功を奏して再び安定性を取り戻しつつあるようだ。これに加え、トルコ当局は株の空売り規制を決定し、株式市場の健全化を図るために投機的な企てを抑制する動きを加速させているという。このような出来事を背景に、最近では株式市場に資金が流入しており、マイクロソフト(Microsoft)やアマゾン(Amazon)、グーグル(Google)などのテクノロジー関連銘柄が勢いを増して上昇してきている。仮想通貨市場が強さを見せる中、株式市場も完全にリスクオンの流れに転じることが期待されているが、投資家はどのような判断を下すのか、今後も投資市場全体の動向を見守っていきたい。


Date

作成日

2020.08.05

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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