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イングランド銀行、CBDCと互換性のある決済インフラを構築中

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イングランド銀行、CBDCと互換性のある決済インフラを構築中

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update 2021.08.31 15:32
イングランド銀行、CBDCと互換性のある決済インフラを構築中

update 2021.08.31 15:32

2022年までに現行のRTGSをアップグレードする予定

イングランド銀行(Bank of England)が、中央銀行発行の独自デジタル通貨(Central Bank Digital Currency)【以下、CBDCと称す】をサポート可能な決済インフラを構築していることが明らかになった。[1]

報道によると、イングランド銀行は英国の金融機関が使用する決済ネットワークであるRTGS(Real-Time Gross Settlement Service)をアップグレードし、デジタルポンドなどのCBDCと互換性の確保を試みているという。現在、RTGSは1営業日あたり6,850億ポンド(約9,000億ドル)相当の取引を処理しているが、このアップグレードにより更なる機能性の向上も見込まれている。既にイングランド銀行は、ITコンサルティング企業のアクセンチュア(Accenture)と1億5,000万ポンド(約1億9,500万ドル)の契約を結んでおり、2022年までにこの新しい決済ネットワークを導入する予定だ。

イングランド銀行の役員であるVictoria Cleland氏は、このことについて次のようにコメントしている。

この決済インフラの構築は、RTGSを再構築するという野心的で熱狂的な取り組みにおける重要なマイルストーンだと言えるでしょう。また、新しい決済ネットワークは将来的に英国における金融および通貨の安定性を保護するシステムとしての役割が期待されています。RTGSをアップグレードすることで、国内の利用者に利益をもたらすだけでなく、英国が決済分野におけるイノベーションを牽引することを可能にします。

Victoria Cleland, Executive Director for Banking, Payments, and Innovation at the Bank of England - Bank of Englandより引用

これまでイングランド銀行はステーブルコインによる決済規制に賛同すると同時に、イノベーションを妨げないことを念頭にリスク排除を試みるべきだとの見解を示していた。今月初めにイングランド銀行の総裁であるAndrew Bailey氏は、CBDC発行を真剣に検討していることを明らかにしたが、最終的にどのような判断を下すのか、今後も同行の取り組みに注目していきたい。

release date 2020.08.03

出典元:

ニュースコメント

CBDC開発で存在感を示すアクセンチュア

今年に入り、世界では各国政府がCBDC発行に向けた取り組みを加速させており、民間企業とのパートナーシップを積極的に展開している。その中でもIT業界で実績を持つアクセンチュアは、欧米諸国で複数のCBDC開発に関与し、そのプレゼンスを発揮しているようだ。先日もアクセンチュアはフランス銀行にパートナー企業として選定されており、フランス銀行のCBDC銀行決済アプリのテストに参加しているという。その他にもアクセンチュアはRiksbankと協業し、最長7年間の契約の下、イークローナ(e-Krona)と呼ばれるCBDC開発をサポートすることが決定している。今回アクセンチュアが、欧州の主要な中央銀行であるイングランド銀行と契約を締結したことは、同社にとっても更なる躍進の足がかりになる可能性があると言える。今後もアクセンチュアが開発する新たなソリューションに期待したい。


Date

作成日

2020.08.03

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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