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スタンダードチャータード銀行、Cobaltに出資

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update 2022.09.19 17:23
スタンダードチャータード銀行、Cobaltに出資

update 2022.09.19 17:23

FX業務プラットフォームの中核となるCobaltとの関係性強化を模索

英国・ロンドンを拠点とする大手金融機関のStandard Chartered Bank(本社:1 Basinghall Avenue, London, EC2V 5DD[1])【以下、スタンダードチャータード銀行と称す】が、FXポストトレードインフラ及び関連ソリューションを提供するCobalt(本社:Unity, Longbow House 20 Chiswell Street London, EC1Y4TW[2])に出資したことが明らかになった。[3]

2020年2月、スタンダードチャータード銀行はCobaltのインフラを採用しており、今回の出資を通じて、シティ(Citi)グループと並びCobalt向けの投資家リストに名を連ねる形になった。

足元の金融市場ではクレジットが過剰に付与され、システミックリスクは甚大なものになっている。このような市場環境下において、Cobaltはグローバル外為行動規範(FX Global Code, FXGC)に準拠し、全取引を単一の記録プラットフォームに集約すると共に、リアルタイムのクレジット管理を行うことで、業務費用の削減に加え、クレジットや決済、オペレーション上のリスク減少に寄与するソリューションを提供している。

同社が開発した、ポストトレード分野の高い可用性を誇る新テクノロジーを活用することにより、顧客及びカウンターパーティーは追加でリコンシリエーション(取引照合)の必要がなく、取引プロセス全体を自動化できるという。同テクノロジーはインターバンクやプライムブローカー、バイサイド投資家などに提供されており、ティア1(トップクラス)の銀行と同等の情報セキュリティ基準を採用することで、各銀行の顧客向けにも利用可能となる。

今回の出資に際し、スタンダードチャータード銀行のマクロ部門担当COOであるGareth James氏とCobaltのCEOを務めるDarren Coote氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

Cobaltのソリューションは我が社のマニュアル業務を自動化し、リスクとコストを削減すると共に、顧客サービスを向上させることから、我々のFX業務プラットフォームの根幹を成しております。今回の出資は、我が行が同社のインフラを高く評価している証しであり、Cobaltとの関係性を強化することを楽しみにしております。

Gareth James, Macro COO from Standard Chartered - Cobaltより引用

過去数か月の金融市場が混乱をきたす中、市場参加者は現行インフラがニューノーマルに適応しないことを即座に認識しました。このような市場環境下において、我が社のソリューションを活用することで、お客様は業務プロセスの効率化とコストの削減を図ることができます。我々はスタンダードチャータード銀行を最新の出資者として迎え入れ、特に新興市場に注力したサービス向上を図るべく、同行と協働することを楽しみにしております。

Darren Coote, CEO at Cobalt - Cobaltより引用

スタンダードチャータード銀行がCobaltに出資し、今後両社が如何なるシナジーを発揮するか注目したい。

release date 2020.07.27

出典元:

ニュースコメント

ビッグプレーヤーの採用が相次ぐCobaltのポストトレードソリューション

Cobaltはクレジットの効率的管理や最適化、取引のネッティング、信頼性の高いサードパーティーとのコネクティビティソリューションなどを通じて、主要なバック及びミドルオフィス業務の大幅な効率化を図っている。また同社の費用削減分析ツールや取引データ分析を活用することにより、顧客のポストトレード業務関連費用を最大50%削減できるという。足元においてはスタンダードチャータード銀行以外にも、複数のグローバル金融機関がCobaltのポストトレードソリューションを採用している。例えば、Cobaltのインフラをドイツ銀行、XTM Markets、サクソバンクが採用したほか、シティグループもCobaltのインフラを導入している。業界のビッグプレーヤーによる採用が相次いでいることは、Cobaltが顧客ニーズへ的確に対応し、付加価値の高いソリューションを提供している証しだと推察される。大手金融機関に採用されることにより、Cobaltの知名度の向上も期待できる。規制強化により各企業のポストトレード業務の効率化が求められる中、今後更に同社のソリューションを導入する金融機関が出てくると予想される。


Date

作成日

2020.07.27

Update

最終更新

2022.09.19

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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