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FXSpotStream、バークレイズが流動性供給を開始

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update 2021.08.31 15:32
FXSpotStream、バークレイズが流動性供給を開始

update 2021.08.31 15:32

2020年2月にバークレイズを流動性供給業者として追加

LiquidityMatch LLCのアグリゲーション(流動性集約)サービス子会社であるFXSpotStream(本社:100 Town Square Place Suite 201 Jersey City, NJ 07310[1])は7月23日、英国・ロンドンを拠点とするグローバル投資銀行Barclays(本社:1 Churchill Place London E14 5HP[2])【以下、バークレイズと称す】が、ストリーミングプライスサービス向けの流動性供給を開始したことを発表した。[3]

2020年2月、FXSpotStreamはバークレイズを流動性供給業者として追加している。その他にも、バンクオブアメリカ・メリルリンチ(Bank of America Merrill Lynch)やBNPパリバ(BNP Paribas)、シティ(Citi)、ゴールドマンサックス(Goldman Sachs)など14社が、FXSpotStreamのプラットフォームを通じて流動性を供給している状況だ。最新の事例として、5月にFXSpotStreamはソシエテジェネラルを流動性供給業者として追加している。

FXSpotStreamはバークレイズが流動性供給を開始することで、更なる取引拡大に繋げられると見ている模様だ。FXSpotStreamの6月の平均日次取引高(ADV)は、前月比20%増の432億ドルまで拡大したほか、3月の月間取引高は過去最高となる1.372兆ドルを記録したという。また同社の2020年第1四半期の顧客数は、前年同期比19%増になったとのことだ。

流動性供給サービスの強化に際し、FXSpotStreamのCEOであるAlan F. Schwarz氏とeFICC商品・ディストリビューション部門グローバルヘッドのMauricio Sada-Paz氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

我々チームの大多数が在宅勤務をする中においても、バークレイズによる流動性供給を迅速に開始することができました。このことは、我がチームがサービス開始に注力してきた証しであると共に、同社のグローバルチームによる多大なサポートのおかげであります。

Alan F. Schwarz, CEO of FXSpotStream - FXSpotStreamより引用

我々は、FXSpotStreamと提携したことを大変喜ばしく思っております。我が社は同社を通じて、グローバル顧客基盤の拡大や優れたトレーディングエクスペリエンスを提供できるようになります。我々にとって、成長拡大を続けるFXSpotStreamは理想的なパートナー企業と言えるでしょう。

Mauricio Sada-Paz, Global Head of eFICC Product & Distribution of Barclays - FXSpotStreamより引用

FXSpotStreamはグローバル市場で高いプレゼンスを誇るバークレイズから流動性供給を受けることで、更なる顧客満足度の向上が期待できそうだ。

release date 2020.07.27

出典元:

ニュースコメント

急成長を遂げるFXSpotStreamのストリーミングプライスサービス

FXSpotStreamはバイサイド投資家を対象に、マルチディーラープラットフォーム(MDPs)を活用したストリーミングプライスサービスを2011年より提供している。同ソリューションはサービス開始以来、毎年取引高を拡大させており、金融市場が新型コロナウイルス(COVID-19)危機に見舞われている2020年も、足元では取引拡大に成功している模様だ。他方で、グローバル投資家による充実した流動性関連ソリューションへのニーズは高く、他の海外FXブローカーも関連サービスの強化を推進している。例えばEquiti CapitalがFXCubicと提携し、独自の流動性ソリューションとプライス管理システムを提供する方針だ。またFXCM ProがTradesocioと提携し、機関投資家向けの豊富な流動性を提供していくという。競合他社との競争が激化する中、FXSpotStreamが世界中の名だたる金融機関を流動性供給業者として迎え入れ、グローバルベースで顧客ニーズにきめ細かく対応した流動性サービスを提供するところが、顧客に高く評価されていると推察される。市場でのニーズが高まる流動性関連ソリューションを強化することで、同社の業績動向にも期待が持てそうだ。


Date

作成日

2020.07.27

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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