Select Language

FXCM Pro、Tradesocioと提携

FXCM Pro、Tradesocioと提携

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.05.26 14:34
FXCM Pro、Tradesocioと提携

update 2022.05.26 14:34

Tradesocioのフィンテックソリューションを活用し顧客基盤の拡大を模索

大手海外FXブローカーであるFXCM Group, LLC(本社:20 Gresham Street, 4th Floor, London EC2V 7JE, United Kingdom[1])【以下、FXCMと称す】の機関投資家向けビジネスを運用するFXCM Proは、シンガポールを拠点とするフィンテック企業のTradesocio(本社:38-01, Suntec Tower Three, 8 Temasek Boulevard, Singapore, 038988[2])とパートナーシップ契約を締結したことを発表した。[3]

今回の提携により、FXCM ProはTradesocioの顧客であるニューヨーク及びロンドンの銀行や海外FXブローカー、アセットマネージャー、その他のバイサイド投資家に対し、機関投資家向けの豊富な流動性などを提供するという。一方で、FXCM Proの顧客はTradesocioのカスタマイズ可能な金融テクノロジーソリューションを活用できるようになるとのことだ。

ボラティリティが高まり投資行動が活発化する中、FXCM Proはより快適なトレーディングエクスペリエンスの提供を試みている。また最適なトレーディングテクノロジーを活用することは、業務コストの削減に加え、業務効率と流動性の維持を図る顧客にとっては必須なものとなっている。一方でTradesocioのInvestor Trading Platformは、リアルタイムの市場データやレポーティングツール、先進的な取引インフラを提供すると共に、既存サービスに影響を与えることなく、顧客ニーズに合わせた柔軟なカスタマイズが可能だ。FXCM ProはTradesocioとの提携を通じて、革新的なフィンテックソリューションを活用して高い競争力を維持し、顧客基盤の維持・拡大を図る意向だ。

両社の提携に際し、FXCM Proのマネージングディレクター兼セールス部門グローバルヘッドを務めるMario Sanchez氏とTradesocioのCEOであるWael Salem氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

ブローカレッジ業界において更なる顧客獲得を図る中、テクノロジーは欠かすことのできない大きな役割を担っており、我々は革新的なフィンテックソリューションから大きなメリットを享受できるでしょう。今回の提携は、お客様が流動性確保や取引執行の際に最高水準のツールを活用すべく、我が社が機関投資家クラスの優れたトレーディングテクノロジーを積極的に導入していることを示すものであります。

Mario Sanchez, managing director and global head of FXCM Pro Sales - FXCM Proより引用

我が社のフロントエンド及びバックエンド業務に対応したフィンテックソリューションと、FXCM Proが提供する最先端の流動性サービスやリスク管理ツールを融合させるべく、同社と提携したことを大変喜ばしく思っております。今回の提携により、海外FXブローカーや投資マネージャー、ヘッジファンドなどのお客様は、既存サービスのデジタル化を図ると共に、スケーラブルな取引プラットフォームを構築することで収益の拡大に繋げられるでしょう。

Wael Salem, CEO at Tradesocio - FXCM Proより引用

尚、足元のFXCMの動向に目を転じると、FXCMは2種類の原油スポットCFDをリリースしたほか、FXCM ProがMaxxTraderを活用したオンボーディングを開始するなど、顧客基盤の拡大に向けた動きを加速させている。そして今回、FXCM ProはTradesocioと手を組み、革新的なフィンテックソリューションを活用することで、更なる顧客満足度の向上が期待できそうだ。

release date 2020.07.10

出典元:

ニュースコメント

積極的な提携戦略を推進しエコシステムの拡大を目指すTradesocio

2015年に創業したTradesocioは、世界中の金融機関を対象に投資管理やブローカレッジソリューションに関連したエンドツーエンドのデジタルテクノロジーを提供している。同社は150名以上の従業員を擁し、キプロスとインドのオフィスに加え、ドバイにオペレーション・ヘッドクォーターを設けると共に、近い将来、ロンドンにも拠点を置く予定のグローバルフィンテック企業だ。Tradesocioが取り扱う商品・サービスは、取引プラットフォームからロボアドバイザー、SMA(Separately Managed Accounts、ラップ口座の一形態)、ミラートレードなど多岐にわたる分野を対象としている。またTradesocioはAdvanced Marketsと提携しているほか、Interactive Brokersやサクソバンク(Saxo Bank)など多数の海外FXブローカーが同社のエコシステムに加わっており、Tradesocioのソリューション活用が進んでいる状況だ。新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックをきっかけとして、金融テクノロジーソリューションの活用が時代の潮流となっており、今後もTradesocioと海外FXブローカーとの提携が進むと予想される。


Date

作成日

2020.07.10

Update

最終更新

2022.05.26

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応

Vantage Tradingで銀行出金に関する遅延が確認されています。出金申請後に着金まで時間を要するケースが報告されており、SNS上でも混乱が発生している状況です。原因としては入金額の急増や決済システム側の処理制限が影響しているものと見られます。
update2025.10.24 19:00

メタマスク等の利用が規制対象に?金融庁がDEXの規制を議論

暗号資産WGでの議論を発端に、SNS上で「DEX利用が非合法化されるのでは?」といった投稿が話題になっています。本記事では、金融庁で議論されたDEX規制の現状や、SNSで広まる情報の真偽、海外FXユーザーへの影響などを解説します。
update2025.10.28 19:00

PayPayを使って海外FXとの入出金が可能に?Binance JapanとPayPayが提携を発表

Binance JapanとPayPayが業務提携を発表し、PayPayマネーを使った仮想通貨購入サービスの提供などが検討されています。本記事では、Binance JapanとPayPayの提携内容や、PayPayを使った海外FXとの入出金フローなどを解説します。
update2025.10.17 19:00

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数

SNS上ではbitcastleから「出金できない」「口座を凍結された」といった報告が相次いでいます。本記事では、bitcastleで報告されている出金トラブルを紹介するほか、bitcastleは詐欺業者なのかどうか説明します。
update2025.10.21 19:30

Wiseでの海外FX入出金をおすすめできない理由とは?アカウント閉鎖の可能性も

海外FXユーザーの間で、Wiseを利用した送金が話題になっています。しかし、Wiseでの入出金はリスクが高いためおすすめできません。この記事ではその理由を説明します。
update2025.09.08 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

Exnessで10月に2度もサーバーダウン!?SL設定のユーザーは損失補填

海外FX業者のExnessで、10月に2度のサーバーダウンが発生しています。一連のトラブルが原因で、損失を被ったユーザーも少なくないようです。本記事では、報告されている不具合やExnessが実施した補償などについて説明します。
update2025.10.30 19:30

XMはゴールド(XAUUSD)のスプレッドも広い?ボーナス取引で実質お得

XMTradingのゴールド(XAUUSD)はスプレッドこそ狭くないものの、スワップフリー口座や豪華ボーナス、約定スピードの速さで十分に利用の検討余地があると言えます。当記事ではXMTradingでゴールド取引が向いている・向いていないトレーダーを他社と比較しながら解説していきます。
update2025.10.22 19:00

日本円ステーブルコインJPYCが発行へ!海外FXの入出金に活用できるか

2025年8月、金融庁が日本円ステーブルコインJPYCを承認しました。海外FXユーザーの中には、海外FXの入出金にJPYCを活用できるのでは?と期待している方もいるのではないでしょうか。本記事では、海外FX入出金でのJPYCの活用例や今後の展望などを考察します。
update2025.08.28 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル