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リフィニティブ、Refinitiv Digital Investorをリリース

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update 2021.08.31 15:32
リフィニティブ、Refinitiv Digital Investorをリリース

update 2021.08.31 15:32

シームレスなデジタルエクスペリエンスを提供

金融情報会社Refinitiv(本社:5 Canada Square London E14 5AQ United Kingdom[1])【以下、リフィニティブと称す】は、ウェルスマネジメント業界向けのサービス拡充を図るべく、Refinitiv Digital Investorをリリースしたことを発表した。[2]

同ツールは企業のデジタル資産市場への迅速な参入をサポートすると共に、顧客の口座情報やワークフロー、ニュースなど様々な情報を提供し、市場環境やニーズの変化を捉えたシームレスなデジタルエクスペリエンスの構築に寄与するという。

新商品のリリースに際し、リフィニティブのウェルスマネジメント部門グローバルヘッドのJoe Mrak氏とAite Groupのリサーチディレクターを務めるAlois Pirker氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

我が社は、次世代型デジタルウェルスマネジメントソリューションであるDigital Investorを提供することで、ウェルスマネジメント業界へのコミットメントを示すと共に、高い柔軟性を誇るソリューションを活用し、業界ニーズに適切な対応をしていく方針です。2020年2月にScivantageの買収手続き完了後に同ツールの提供を実現させたことは、我が社のデジタル商品との統合を図る上で重要な出来事であります。同社の強力な顧客エンゲージメントプラットフォームと、我が社が有する顧客口座情報が紐づいた市場データやニュースなどを融合させることで、我々はパーソナライズ化されたカスタマーエクスペリエンスを提供できるでしょう。

Joe Mrak, Global Head of Wealth Management at Refinitiv - Refinitivより引用

新型コロナウイルス(COVID-19)のグローバルパンデミックをきっかけに、ウェルスマネジメント業界においては、お客様が金融機関もしくはアドバイザーと直接会わなくても、緊密な関係性を構築できるデジタルエンゲージメントの重要性が高まっています。金融市場が混乱をきたすと共に活動が制限される中、伝統的なウェルスマネジメントサービスを提供する企業は試練の時期にある一方で、デジタルエンゲージメントは新たな付加価値を提供するでしょう。

Alois Pirker, Research Director, Aite Group - Refinitivより引用

リフィニティブは市場環境の変化に対応した新商品をリリースすることで、更なる顧客満足度の向上が期待できそうだ。

release date 2020.06.29

出典元:

ニュースコメント

コロナショックをきっかけに変革が求められるウェルスマネジメント業界

2019年10月、リフィニティブはウェルスマネジメント向けデジタルツールをリリースしたほか、Scivantageの買収に加え、SigFigやMarketPsych、Appway、StoneCastle、Sberbankなどとの提携を通じ、ウェルスマネジメント業界におけるプレゼンスの強化を図っている。同業界は市場の着実な拡大が見込まれる一方で、デジタルソリューションを活用した効率的な投資管理モデルの提供が求められている状況だ。このような市場環境下において、他の金融サービスプロバイダーも画期的なテクノロジーを誇る企業の買収や提携を通じたソリューションの提供を試みている。例えば、FinantixがInCubeを買収し、ウェルスマネジメント市場に対してテクノロジサービスの拡充を模索しているという。また、モルガンスタンレーがEトレードを買収する意向を示した際、両社がシナジーを発揮してウェルスマネジメント戦略を推進させる方針を打ち出している。新型コロナ禍をきっかけに、同業界はビジネス構造の変革が求められる中、各金融サービスプロバイダーが顧客ニーズに即したソリューションを提供することに期待したい。


Date

作成日

2020.06.29

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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