Select Language

Akoin、アフリカ諸国で医療データのデジタル化を試みる

Akoin、アフリカ諸国で医療データのデジタル化を試みる

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:32
Akoin、アフリカ諸国で医療データのデジタル化を試みる

update 2021.08.31 15:32

ヘルスケアソリューションプロバイダーのJeevと協業

グラミー賞にノミネートされた経歴を持つ歌手兼プロデューサーのエイコン(Akon)が推進する仮想通貨プロジェクトのAkoin(エイコイン)が、ヘルスケアソリューションプロバイダーのJeevと提携してルワンダおよび他のアフリカ諸国で医療データのデジタル化を試みていることが明らかになった。[1]

発表によると、Akoinはステラ(Stellar)のブロックチェーンネットワークを活用し、数百万人に及ぶ患者の医療データを管理するシステム構築を計画しているという。米国の外科医でJeevの創設者であるSanjeev Kaila氏は、AkoinがJeevプラットフォーム全体の金融およびインセンティブシステムを強化することで、アフリカ全土における医療サービスの拡大を可能にすると言及している。また、Kaila氏はAkoinのプラットフォーム上でJeevのアプリを運用してユーザーへのリーチを拡大すれば、発展途上国でのヘルスケアサービスの質とコスト効率を向上させることができると説明した。

世界的なアーティストであるエイコンはAkoinの発行を予定しており、ここ数カ月間でアフリカ諸国での注目度が高まっているようだ。Akoinはアフリカ諸国での金融包摂の拡大と社会貢献を目的にプロジェクトを進めているが、今回の取り組みはその延長線上にあるごく自然なものだ。社会への影響を最大化する最善の方法を検討する際、エイコンは成長と持続可能性の両面を実現するビジネスモデルの構築を目指し、Jeevと協業することを決断している。

この他にも、Akoinはアフリカ全土でパートナーシップを確立しており、今年初めにはケニア西部のMwale Medical and Technology City (MMTC)にAkoinを地域通貨として供給することを発表した。加えて、Akoinは仮想通貨都市であるエイコンシティ(Akon City)を建築するために、米国に本社を置くKE Internationalと60億ドル規模の契約を結び、既に投資家から40億ドルの資金調達に成功している状況だ。エイコンは仮想通貨分野への投資を積極的に進めているが、Akoinを成功に導くことができるのか、今後も同氏の取り組みに注目していきたい。

release date 2020.06.29

出典元:

ニュースコメント

仮想通貨業界で拡大する社会貢献活動

仮想通貨のブロックチェーンの基礎となる分散型ネットワークは、最も民主的なシステムを構築することができると考えられており、幅広い分野でイノベーションを牽引する可能性を秘めている。最近、仮想通貨業界では社会貢献に焦点を当てた活動が拡大し、イーサリアム財団がユニセフに寄付をするなど、新興国地域への支援や仮想通貨関連企業への投資を促す流れが生じているようだ。また、直接的な資金提供以外には、新型コロナウイルス研究に対してブロックチェーンインフラを開発するBitfuryはコンピュータリソースを寄付しており、米国のワシントン大学(University of Washington)が立ち上げたワクチン開発プロジェクトを支援しているという。現在、多くのアフリカ諸国が貧困や教育、生活環境などに関する問題を抱えているだけに、Akoinを始めとする仮想通貨プロジェクトに対する期待は大きいと言えるだろう。


Date

作成日

2020.06.29

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応

Vantage Tradingで銀行出金に関する遅延が確認されています。出金申請後に着金まで時間を要するケースが報告されており、SNS上でも混乱が発生している状況です。原因としては入金額の急増や決済システム側の処理制限が影響しているものと見られます。
update2025.10.24 19:00

メタマスク等の利用が規制対象に?金融庁がDEXの規制を議論

暗号資産WGでの議論を発端に、SNS上で「DEX利用が非合法化されるのでは?」といった投稿が話題になっています。本記事では、金融庁で議論されたDEX規制の現状や、SNSで広まる情報の真偽、海外FXユーザーへの影響などを解説します。
update2025.10.28 19:00

PayPayを使って海外FXとの入出金が可能に?Binance JapanとPayPayが提携を発表

Binance JapanとPayPayが業務提携を発表し、PayPayマネーを使った仮想通貨購入サービスの提供などが検討されています。本記事では、Binance JapanとPayPayの提携内容や、PayPayを使った海外FXとの入出金フローなどを解説します。
update2025.10.17 19:00

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数

SNS上ではbitcastleから「出金できない」「口座を凍結された」といった報告が相次いでいます。本記事では、bitcastleで報告されている出金トラブルを紹介するほか、bitcastleは詐欺業者なのかどうか説明します。
update2025.10.21 19:30

Wiseでの海外FX入出金をおすすめできない理由とは?アカウント閉鎖の可能性も

海外FXユーザーの間で、Wiseを利用した送金が話題になっています。しかし、Wiseでの入出金はリスクが高いためおすすめできません。この記事ではその理由を説明します。
update2025.09.08 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

Exnessで10月に2度もサーバーダウン!?SL設定のユーザーは損失補填

海外FX業者のExnessで、10月に2度のサーバーダウンが発生しています。一連のトラブルが原因で、損失を被ったユーザーも少なくないようです。本記事では、報告されている不具合やExnessが実施した補償などについて説明します。
update2025.10.30 19:30

XMはゴールド(XAUUSD)のスプレッドも広い?ボーナス取引で実質お得

XMTradingのゴールド(XAUUSD)はスプレッドこそ狭くないものの、スワップフリー口座や豪華ボーナス、約定スピードの速さで十分に利用の検討余地があると言えます。当記事ではXMTradingでゴールド取引が向いている・向いていないトレーダーを他社と比較しながら解説していきます。
update2025.10.22 19:00

日本円ステーブルコインJPYCが発行へ!海外FXの入出金に活用できるか

2025年8月、金融庁が日本円ステーブルコインJPYCを承認しました。海外FXユーザーの中には、海外FXの入出金にJPYCを活用できるのでは?と期待している方もいるのではないでしょうか。本記事では、海外FX入出金でのJPYCの活用例や今後の展望などを考察します。
update2025.08.28 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル