Select Language

FCバルセロナ、デジタルトークンを6月22日付でリリース

FCバルセロナ、デジタルトークンを6月22日付でリリース

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:32
FCバルセロナ、デジタルトークンを6月22日付でリリース

update 2021.08.31 15:32

100万トークンを先着順で販売

スペイン1部リーグ(LaLiga、ラ・リーガ)に所属し、世界的な知名度を誇るFCバルセロナ(FC Barcelona)【以下、バルセロナと称す】が、ブロックチェーンを活用した仮想通貨投票プラットフォームを提供するChiliz(本社:Chiliz, 14 EAST Level 7, Sliema Road, Gzira GZR 1639 Malta[1])のSocios.comとChiliz.net上において、独自デジタルトークンであるバルサ・ファン・トークン(Barca Fan Tokens)を6月22日からリリースすることが明らかになった。[2]

バルサ・ファン・トークンの保有者は、チームがゴールを決めた際にスタジアム内で流す音楽など、様々な事項を決める投票に参加できるという。同トークンの第1回目のファン・トークン・オファリング(Fan Token Offering, FTO)は、6月22日午後1時から同月24日までの間に実施され、1トークン当たり2ユーロで、100万トークンが先着順で売り出されるとのことだ。ファンはモバイルアプリのSocios.comをダウンロードすることで、トークンを固定価格で購入でき、Chilizの独自仮想通貨であるChiliz($CHZ)と交換することも可能であるという。バルセロナはファンとの繋がりを強化すべく、ファンに多岐にわたる事項の投票権を付与すると共に、Chilizが提供するプラットフォーム上でリワードも提供するとのことだ。また、ファンはアクションに応じたリワードポイントを受け取ることで、スコアランキングを上げると共に、そのポイントを限定商品やユニークな体験に利用できるとコメントしている。

バルセロナはフランス・パリを拠点にブロックチェーンサッカーゲームを開発するSorareと提携し、デジタルプレイヤーズカードの提供も試みている状況だ。同カードは実際の選手のパフォーマンスにリンクしており、AS ローマ(AS Roma)やシャルケ(Schalke)、ウェストハム・ユナイテッド(West Ham United)、ナポリ(Napoli)なども同様にSorareとパートナーシップ契約を締結している。2020年2月には、同社と提携するユベントスFCがデジタルプレイヤーズカードのリリースを明らかにしている。尚、2018年に創業したSorareはConsenSysやUbisoftなど仮想通貨関連企業の支援を受け、実際のサッカークラブリーグに似せたユニークな設計を持つプラットフォームを開発し、サッカー選手のデジタルプレイヤーズカードを提供できるライセンスを取得した初の仮想通貨関連企業だ。同カードはイーサリアム(Ethereum)のブロックチェーンテクノロジーに由来するERC-721規格を基にしたノンファンジブルトークン(Non-Fungible Token, NFT)であるため、複製が不可能で、安心・安全なユーザーエクスペリエンスを提供できるという。

そして今回、バルセロナはブロックチェーンテクノロジーを活用した安全な取引環境の下でデジタルトークンをリリースすることで、更なるファンエンゲージメントの向上が期待できそうだ。

release date 2020.06.18

出典元:

ニュースコメント

デジタルトランスフォーメーションを強力に推進させるスポーツ業界

新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックを受け、世界中の人々の生活様式や行動パターンなどが変化する中、多くのスポーツクラブが海外FXブローカーやフィンテック企業と手を組み、独自のデジタルソリューションの開発を強力に推し進めている。例えば、ChilizがユベントスFCのファントークン取引を開始し、トレード初日には同トークンの価格が一時17%上昇する場面が見られたという。Chilizはパリ・サンジェルマンFCやアトレティコ・マドリード、ガラタサライなど欧州サッカーのトップクラブ、そしてeスポーツチームのOGなどとも同様に、ファントークンをリリースすべく提携している。その他にも、ROinvestingがACミランと提携したほか、WirecardがFCバイエルン・ミュンヘン・バスケットボールと提携し、それぞれのクラブがデジタルマーケティングを推進していく方針だ。ポストコロナの新常態を見据え、今後も各スポーツクラブがデジタルトランスフォーメーションを実践し、革新的なユーザーエクスペリエンスを提供することを期待したい。


Date

作成日

2020.06.18

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

オオカミコイン(OKM)は怪しい?オオカミプロジェクトの特徴やSNSでの評判

オオカミコイン(OKM)は、オオカミカードを発行するオオカミプロジェクトの仮想通貨です。海外取引所のMEXCに上場していますが、SNS上では怪しいという声も見られます。本記事では、オオカミコインの特徴、SNSでの評判、怪しいポイントなどを紹介します。
update2025.04.11 19:00

Exnessの海外入出金で​​銀行口座が凍結されるケースが発生

海外FX業者のExnessで海外送金による銀行口座の凍結が発生している事例を取り上げていきます。SNS上では銀行送金2によるものとの声が見受けられますが、凍結の原因は収納代行業者と想定されます。
update2025.05.09 19:00

またコピトレ詐欺か?WeekendFXにAmazingTick型の詐欺疑惑

WeekendFXのコピートレードに参加したユーザーが、「出金できなくなった」と次々に声を上げ始めています。AmazingTickの詐欺事例との類似点も多く、同じ手口のコピトレ詐欺なのではないかという疑惑が持ち上がっています。
update2025.06.23 19:00

ワールドコイン(WLD)の換金方法は?日本円に現金化する手順を解説

ワールドコイン(WLD)は、OpenAI社のCEOであるサム・アルトマン氏らが手掛ける仮想通貨プロジェクトです。登録したユーザーには、仮想通貨WLDが無料配布されます。当記事では、ワールドコインを日本円に換金する手順や、換金時の注意点などを解説します。
update2025.04.16 19:30

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2025.06.10 20:00

初めてのバックテストでも安心!MT5ストラテジーテスターの使い方ガイド

MT5のストラテジーテスターでは、バックテストによりEAのパフォーマンスを確認できます。バックテストの開始手順や注意点を解説します。
update2025.06.17 19:00

Exnessの出金遅延はなぜ起きた?オンラインカジノ規制の影響とは

海外FX業者のExnessでは、国内送金の遅延が度々問題になっており、決済代行会社に関連したトラブルと言われています。なぜオンラインカジノ規制が海外FXに波及したのか説明するほか、今後考えられる影響も解説します。
update2025.05.28 19:00

【速報】イラン・イスラエル停戦報道でビットコイン反発、一時10万6,000ドル突破

2025年6月23日、トランプ大統領がイラン・イスラエル間の停戦を自身のSNSで発表しました。これにより中東での地政学リスクが後退し、ビットコイン(BTC)の価格は一時10万6,000ドルまで急反発しました。
update2025.06.24 19:00

SBI VCトレードからBybitに送金してみた!手数料や送金時間も解説

Myforex編集部では、国内取引所のSBI VCトレードからBybitに仮想通貨を送金してみました。本記事では、送金手順や手数料、送金時間などを紹介します。
update2025.06.11 19:30

【スリトレ堂安氏の約3倍】本田圭佑×Titan FX、SNSフォロワー数379万の影響力は?

海外FX業者のTitan FXがサッカー選手の本田圭佑氏をグローバルアンバサダーに起用したことを発表しました。なぜTitan FXは「本田圭佑」を選んだのか、SNSの反応や業界の過去事例からその影響力を読み解きます。
update2025.06.09 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル