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作成日
：2020.04.29
韓国のコングロマリット企業であるSamsung Electronics Co., Ltd.（本社：129 Samsung-Ro, Maetan-3dong, Yeongtong-gu, Suwon-si, Gyeonggi-do, Korea）【以下、サムスンと称す】は、同社のSamsung Galaxy Store【以下、Galaxyストアと称す】にトロン（Tron）をベースとした分散型アプリ（DApps）を追加したことを発表した。
今回、欧州および米国のサムスンユーザーは、Galaxyストアに設けられた専用セクションからBlockchain CutiesやSuper Player、Meerkat Mining、Timeloopなどの分散型アプリをダウンロードできるようになったという。昨年10月、サムスンはトロンとのパートナーシップを締結し、その一部機能を同社のソフトウェア開発キット（SDK）に統合している。当初、サムスンは仮想通貨ウォレットに限定したサポートの提供を想定していたようだが、将来的に両社が更に多くの分散型アプリのリリースを計画している事実が明らかになった。
トロンの創設者であるJustin Sun氏は、サムスンとの協業について次のようにコメントしている。
サムスンとの協業でブロックチェーンレベルの統合を行えることを本当に喜ばしく思います。Galaxyストアを利用して両社のエコシステムを統合すれば、我々のコラボレーションを次のレベルに引き上げることができるでしょう。これは開発者がトロンのプラットフォーム上でサムスンユーザー向けのアプリ開発に着手する良い機会になり得ます。この協業がユーザーおよび開発者によるトロンブロックチェーンの採用を促進することに期待したいです。
Justin Sun, Founder of Tron - Business Wireより引用
世界最大級のスマホメーカーであるサムスンは、昨年だけで2億9,500万台を超えるスマホを出荷し、競合のApple（アップル）の出荷台数を1億台上回る実績を残している。最近、サムスンはGalaxy S20に仮想通貨ウォレットを継続採用するなど、仮想通貨やブロックチェーン技術を取り込む動きを見せているが、この試みがどのような結果を生むのか、今後も同社の動向を見守っていきたい。
release date 2020.04.29
