Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

バーゼル委員会、最新のバーゼルⅢモニタリングレポートを公表

バーゼル委員会、最新のバーゼルⅢモニタリングレポートを公表

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.01.13 14:02
バーゼル委員会、最新のバーゼルⅢモニタリングレポートを公表

update 2022.01.13 14:02

新型コロナウイルスの影響を受け、2020年6月末基準のデータ集計は行わない模様

バーゼル銀行監督委員会(Basel Committee on Banking Supervision, BCBS)【以下、バーゼル委員会】は4月8日、2019年6月30日時点のデータに基づく最新のバーゼルⅢモニタリングレポートを公表した。[1]

バーゼル委員会によると、同レポートは2010年にバーゼルⅢが制定された後、2017年12月に同規制の最終化の合意がなされ、2019年1月にマーケットリスクの自己資本規制枠組みの最終化を受けたバーゼルⅢの影響をモニタリングするものであるとのことだ。ただし、2019年6月末基準のデータであるため、モニタリング結果には新型コロナウイルス(COVID-19)が対象金融機関に与える経済的影響が反映されていないという。

今回のモニタリングにおいては、グローバルなシステム上重要な銀行(Global Systemically Important Banks)【以下、G-SIBsと称す】に位置づけられる30行や、ティア1(最高クラス)の資本額が30億ユーロを超え、国際的に活動している銀行を指すグループ1に属する105行、ティア1の資本額が30億ユーロ未満もしくは国際的な活動を行っていない銀行を指すグループ2に属する69行からデータの提供を受けたとのことである。バーゼル委員会によると、最終化されたバーゼルⅢ基準の完全実施による、グループ1に属する銀行に求められるティア1の最低所要資本(Minimum Required Capital, MRC)規制が与える影響は、2018年12月末時点と比較すると小さくなった模様だ。尚、G-SIBsのうち2行に関しては、マーケットリスクの枠組み改定時において過度に保守的な見積もりをしたため、全体から大きく外れた結果になったという。

2019年6月末時点の最低所要水準及び資本保全バッファーの合計に対する資本不足額は、バイアス縮小推定に基づく場合、グループ1全体で166億ユーロ、保守的な概算に基づくと203億ユーロとなり、2018年12月末時点の247億ユーロより減少したとのことだ。また今回のモニタリングにおいては、バーゼルⅢ基準の流動性規制に関するデータも各行から集計されたという。グループ1の流動性カバレッジ比率(Liquidity Coverage Ratio, LCR)の加重平均値は136%、グループ2は177%であり、モニタリング対象の全行が100%以上に達していた模様だ。加えて安定調達比率(Net Stable Funding Ratio, NSFR)の加重平均値に関しては、グループ1が116%、グループ2が120%であったという。また、2019年6月時点においては約96%の銀行が、バーゼルⅢで求められる100%以上であり、全行が90%以上に達していたとのことである。

尚、バーゼル委員会の上位機関にあたる中央銀行総裁・銀行監督当局長官グループ(Group of Central Bank Governors and Heads of Supervision, GHOS)は、2017年12月に最終化されたバーゼルⅢ基準の段階適用及び完全実施を共に1年間先送りし、それぞれ2023年1月1日、2028年1月1日までとすることで合意に達している。今後も、バーゼル委員会の強固な金融システムソリューションに向けた取り組みに期待したい。

release date 2020.04.10

出典元:

ニュースコメント

健全で強靭な銀行及びシステム構築を目指すバーゼル規制

バーゼル委員会は、グローバル金融機関を対象とした国際的なルールの取り決めを行う機関である。同委員会は国際展開をする金融機関の健全性・強靭性の強化を図るべく、自己資本比率及び流動性比率の国際基準を定めたバーゼルⅠ、その見直しを行ったバーゼルⅡに続き、自己資本規制の厳格化などが決められたバーゼルⅢを公表した。その後、リスク計測手法などの見直しを行った上で、バーゼルⅢは2022年からの段階的導入及び2027年からの完全実施で合意されていた。しかしながら、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を大きく受ける市場環境に鑑み、1年間の実施先送りが決定されている状況だ。他方で実体経済及び金融市場が混乱する中、世界各国の規制当局が金融市場の安定化に向けた施策を矢継ぎ早に講じている。例えば、MASが為替介入データの公表を前倒ししたほか、FCAは最良執行の報告義務要件を緩和している。また、EU各国当局は空売りを禁止する緊急措置を講じた。新型コロナウイルスが金融市場に甚大な影響を及ぼしている中、今後もグローバル規制当局の動向を注視する必要がありそうだ。


Date

作成日

2020.04.10

Update

最終更新

2022.01.13

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

海外FXで出金できなくなる?収納代行規制までにトレーダーがとるべき対策とは

海外FXで出金できなくなるリスクが高い人について説明します。2026年施行の「クロスボーダー収納代行規制」により、これまで通りの国内銀行送金による出金が難しくなるとみられています。本記事では出金リスクを抑える方法もご紹介します。
update2026.03.30 19:00

USDTを日本円に換金する方法は?税金や手数料などの注意点も解説

海外FXの仮想通貨入出金ではステーブルコインのUSDTを使うケースが多く、利益などを出金する際はUSDTを日本円に換金する必要があります。本記事では、USDTを日本円に換金する方法に加え、税金や手数料などの注意点を解説します。
update2026.04.13 19:00

XMTradingへ仮想通貨入金をしてみた!安く・早く送金できるルートはどれ?

XMTradingへの仮想通貨入金に安く・早く送金できるルートを検証しました。XRP(リップル)を使えば、手数料は約40円、最短1分で送金が可能です。すぐに試せるように具体的な手順も詳しく解説しています。
update2026.03.03 19:00

Galaxy DAOが運営停止を発表|GEMFOREXユーザーの資金回収が一層困難に

Galaxy DAOが運営を停止することを発表しました。GEMFOREXユーザーの資金返還を巡っては不透明な対応が続いていましたが、今回の発表により、元ユーザーが資金を取り戻すことはさらに困難になる可能性があります。本記事では、Galaxy DAOの運営停止の理由やGBONDの扱いについて説明します。
update2026.02.11 19:00

有名アカウントによるMoonshot FXコピトレへの誘導が物議|「中の人交代疑惑」も浮上

Xフォロワー数1万人超のFX系インフルエンサーが、Moonshot FXのコピートレード案件を紹介していることが話題になっています。同社の公式サイトには怪しい点が多く、実体のある業者なのか疑問視する声も上がっています。この記事では、Moonshot FX公式サイトの不審な点や、海外FXユーザーが同社を警戒する理由などを説明します。
update2026.03.12 19:00

XMTradingのアプリがなくなった!?独自アプリが利用不可に

XMTradingのスマートフォン向け独自アプリが、4月15日から利用できなくなりました。本記事では、今回のXMTradingの独自アプリ廃止に関する詳細のほか、代替手段について説明します。
update2026.04.17 19:00

海外FXの国内銀行送金で同時多発的に口座が凍結される?情報共有システム導入による影響とは

マネーロンダリング対策として不正利用口座の情報を全国の金融機関で共有するシステムが2027年4月を目途に導入されます。本記事では、このシステムの導入によって海外FXユーザーにどのような影響が及ぶのか、なぜ国内銀行送金がさらにハイリスクになるのかについて解説します。
update2026.04.07 19:00

XMTradingの利益出金で新たな懸念?負け越しがあるユーザーは収納代行規制後も出金できるのか

「XMで負け越しているトレーダーは利益を出金できなくなるのでは」という懸念が一部のXMTradingユーザーの間で広がっています。背景にはXMTradingの出金ルールと金融庁によるクロスボーダー収納代行規制があります。本記事では、なぜ仮想通貨送金に切り替えても規制後に利益を出金できなくなる可能性があるのか説明します。
update2026.02.19 19:00

海外FX×仮想通貨入金の税金はどうなる?交換・円転の見落としに注意

海外FX業者の入出金に仮想通貨送金を使用する場合、銀行送金と比較すると、確定申告に若干手間がかかりますが、「総平均法」を用いることで損益計算をある程度簡略化できます。本記事では、仮想通貨送金を利用した際の損益計算の方法や、確定申告で損をしないためのポイントを説明します。
update2026.02.02 19:30

HFMへ仮想通貨入金してみた!早い・安い・簡単の三拍子ルートを検証

HFMへ早く・安く・簡単に仮想通貨入金するならXRPがおすすめです。実際の操作画面の画像付きで最短1分・手数料数十円の入金方法を分かりやすく解説します。リアルな感想もぜひ参考にしてください。
update2026.04.16 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル
close
promotion
今すぐ参加する

次回から表示しない