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リブラに対抗するCelo Alliance for Prosperityが発足

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update 2021.08.31 15:28
リブラに対抗するCelo Alliance for Prosperityが発足

update 2021.08.31 15:28

Libra Associationのメンバー企業を含む50社が参加

ブロックチェーン開発を手がけるCelo Foundation【以下、Celoと称す】は、独自のステーブルコインイニシアチブであるCelo Alliance for Prosperityを立ち上げ、それらに50社のメンバー企業が参加を表明していることを発表した。[1]

発表によると、Celo Alliance for Prosperityには、Carbon、GiveDirectly、Grameen Foundation、Maple、Polychainなどの有名企業が多数参加しているという。またこれらのメンバー企業の中には、Anchorage、Bison Trails Co.、Coinbase Ventures、Andreessen Horowitz and Mercy Corpsなど、対抗となるFacebook(フェイスブック)のLibra Associationに加盟する企業も存在しているようだ。

2017年に設立されたCeloは、シリーズA(ベンチャーキャピタル等が最初に出資する段階)の投資ラウンドでAndreessen Horowitzの仮想通貨投資ファンドであるa16z Cryptoに1,500万ドル相当の独自トークンを売却するなど、合計で3,640万ドルの資金調達に成功している。このイニシアチブを通じてCeloは、Celo Dollarsと呼ばれる米ドルに連動するステーブルコインの発行を試みると同時に、携帯電話番号を利用した送金システムの開発を行う予定だ。現在、Celoのブロックチェーンはテスト段階にあるが、今年4月にはメインネットが公開され、将来的にこれが分散型アプリケーション(DApp)プラットフォームとしても利用可能になるようだ。

世界25億人のユーザーベースをターゲットとしたFacebookのリブラ(Libra)とは対象的に、Celoは南米やアフリカ、東南アジアに注力して事業を展開するという。これまでFacebookは規制上の問題に悩まされており、Libra Associationからは既にVisa(ビザ)やMastercard(マスターカード)、PayPal(ペイパル)などの企業が離脱したのに加え、今年に入ってボーダフォンがLibra Associationから脱退を表明している。最近ではTagomiやShopifyがLibra Associationに加盟したことを発表し、Facebookが体制の立て直しを図っている様子がうかがえるが、Celo Alliance for Prosperityの発足がどのように影響するのか、今後も同社の動向に注目していきたい。

release date 2020.03.16

出典元:

ニュースコメント

リブラが停滞も米国でCBDC発行の可能性

昨年6月にFacebookがリブラの立ち上げを発表して以降、世界各国で仮想通貨に対する懸念が高まっており、同社のプロジェクトが停滞する主な原因となっている。FacebookのCEOを務めるマーク・ザッカーバーグ氏は、米下院の公聴会で安全性が確認されるまでリブラをローンチしないことに加え、実質的な運用団体であるLibara Associationから同社が撤退する準備があることを公言したが、風当たりは依然として強いままだという。一方、米国ではCBDCの発行に向けてデジタルドル財団がアクセンチュアと協業するなど、違った形で世界的に影響力を持つステーブルコインが誕生しようとしているようだ。連邦準備制度理事会(Federal Reserve Board, FRB)総裁は、デジタルドルの発行は避けられないとの考えを示しているが、最終的に米政府はどのような判断を下すのか、今後も同国での展開を見守っていきたい。


Date

作成日

2020.03.16

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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