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WisunoFX、ベラルーシでライセンスを取得

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update 2022.11.15 15:38
WisunoFX、ベラルーシでライセンスを取得

update 2022.11.15 15:38

多くの海外FXブローカーがベラルーシ進出を模索

海外FXブローカーのWisuno Capital Limited LLC(本社:220030, Minsk, Nezavisimosti Ave. 11, building 2-2, office 523[1])【以下、WisunoFXと称す】が、FX業界に好意的なベラルーシにおいて20番目となるFXブローカーライセンスを取得したことが明らかになった。[2]

WisunoFXは、東ヨーロッパにおけるリテール取引のトレンドが変化するなか、FX市場が拡大するベラルーシで顧客開拓を図る方針だ。同社はベラルーシ国立銀行(National Bank of the Republic of Belarus)【以下、NBRBと称す】からライセンスを取得、今後はNational Forex Centerによる同社取引プラットフォームの評価を受けなければならないという。また、20億ベラルーシ・ルーブル(約10万ドル)の最低資本金を確保すると共に、約5万ドルを支払保証として保証基金(Compensation Fund)に預け入れる必要があるとのことだ。更にWisunoFXは、ベラルーシのARFIN(Association of Financial Market Development)への加入が義務づけられるほか、同国内に法人を設立しなければならない模様である。

2016年にベラルーシでFX事業に係る新規制が導入される以前は、同国で事業展開する海外FXブローカーは規制されることがなかった。そのため、ベラルーシでFX事業を手掛けることは違法行為と見なされるリスクを伴っていた。しかしながら、2018年末にロシア中銀がブローカーライセンスを剥奪したことをきっかけとして、多くの海外FXブローカーが新たな進出先としてベラルーシへの関心を高めている状況だ。実際にWisunoFX以外にも、Capital Comがベラルーシのライセンスを取得したことに加え、B2PrimeがFXプライムブローカーライセンスを取得している。尚、NBRBが同国唯一の当局として、FX店頭(OTC)取引を規制するほか、ノンデリバラブルの店頭取引サービスを提供する全てのブローカーの監督を行っている。

続々と海外FXブローカーが同国へ押し寄せるなか、ベラルーシのルカシェンコ大統領が、FX取引に係る税金を非課税とする文書にサインしたことも、FX市場の活性化を後押しすると見られている。今後もFX市場の発展が期待できる同国に、海外FXブローカー及び投資家が流れ込む動きが続くと予想される。

release date 2020.02.17

出典元:

ニュースコメント

経済面のロシア依存からの脱却を目指すベラルーシ

ベラルーシは、ロシアと政治・経済面の統一を目指す条約を締結しているほか、軍事面において集団安全保障条約も結んでいる親ロ国家として知られている。しかしながら足元では、20年以上にわたる強権政治を続けるルカシェンコ大統領が、ロシアに反発する姿勢を示している状況だ。背景にはロシアに対し経済的に大きく依存するベラルーシが、停滞するロシア経済から不利益を被っているとして不満を募らしていることが挙げられる。このような市場環境下においてベラルーシは、FX取引だけでなく仮想通貨取引に係る税金も非課税とする決断も下しており、より自立した経済環境の構築を模索しているといえそうだ。更に多くのアクティブトレーダーが、ロシアからベラルーシを始めとする欧米の海外FXブローカーへシフトしていることから、ベラルーシは海外FXブローカー及び投資家が選好する快適な市場の形成を通じた経済の活性化を推し進めていると推察される。今後もロシアからの経済依存の脱却を目指すベラルーシが、海外FXブローカーと投資家にフレンドリーな政策を講じることで、新たなソリューションが提供され、FX市場が活発化することを期待したい。


Date

作成日

2020.02.17

Update

最終更新

2022.11.15

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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