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B2Prime、ベラルーシで初となるFXプライムブローカーライセンスを取得

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update 2022.11.04 17:49
B2Prime、ベラルーシで初となるFXプライムブローカーライセンスを取得

update 2022.11.04 17:49

市場が拡大するベラルーシで新規顧客の獲得を模索

FX・仮想通貨のリクイディティプロバイダー(流動性供給業者)であるB2Broker傘下のB2Prime(本社:T19 1st Floor Tana Russet Plaza Kumul Highway Port Vila Efate Vanuatu[1])が、ベラルーシで初となるFXプライムブローカーライセンスを取得したことが明らかになった。

B2Primeは、FXや株式、インデックス、金属、コモディティを含む800種類以上の金融商品を提供するプライムブローカレッジファームだ。今回同社は、FXブローカー登録の許認可などを担うベラルーシ国立銀行(National Bank of the Republic of Belarus, NBRB)からライセンスを取得したという。また、ベラルーシで事業展開を図るためには、同国閣僚会議(Council of Ministers)が設立したNational Forex Centerと中央銀行よりB2Primeが提供する取引プラットフォームの評価を受け、20億ベラルーシ・ルーブル(約10万ドル)の最低資本金を用意すると共に、約5万ドルを支払保証として保証基金(Compensation Fund)に預け入れる必要があるとのことだ。更にB2Primeは、ベラルーシのARFIN(Association of Financial Market Development)への加入が義務づけられるほか、同国内に法人を設立しなければならないという。

2016年にベラルーシでFX事業に関する新たな規制が導入される以前は、同国でのFXブローカレッジサービスは規制されることがなかったため、ベラルーシでFX事業を手掛けることは違法行為と見られるリスクを伴っていた。しかし、2018年末にロシア中銀がブローカーのライセンスを剥奪したことを受け、多くの海外FXブローカーがベラルーシのFX業界参入への関心を高めている状況だ。なお、ロシア中銀によりライセンスを剥奪されたブローカーの中には、Alpari ForexとForex Club、Fix Trade、Trustforex、Teletrade Groupが含まれている。

他方で、設立当初のB2BrokerはFX分野のテクノロジーソリューションを提供してきたが、足元の数か月の間に積極的に業容拡大を図っている。特に、世界で初めて仮想通貨向け流動性集約サービスを提供する一社としてB2BXプロジェクトを開始するなど、仮想通貨向けのリクイディティプロバイダーとして一定のプレゼンスを確立している。このサービスにより、ティア1(最高クラス)の金融機関にアクセスできない小規模ブローカーにとっては、B2Brokerから豊富な流動性サービスの提供を受けられるようになったという。そして今回、同社はB2Primeを通じ、競争的な市場環境を整備されると共に市場が拡大するベラルーシで本格的に事業展開することで、更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。

release date 2019.12.26

出典元:

ニュースコメント

流動性供給分野のリーディングカンパニーであるB2Broker

B2Brokerは、FXに加えCFDの流動性供給のパイオニアとして評されているほか、足元では仮想通貨向けサービスを強化しており、まさに流動性サービス分野のリーディングカンパニーだ。同社のサービスは、インターバンク市場のティア1の金融機関と直接取引するノンディーリングデスク方式を採用し、リクオートやラストルックなど投資家に不利な状況を生まない取引環境を整備している。また、OneZero HubやPrimeXM X-core、B2BX Marksman、FIX APIなどの流動性供給システムを活用し、超低レイテンシーとタイトなスプレッドの提供を実現させているところも同社の特色だ。足元では、B2Brokerは仮想通貨CFDのリクイディティ提供を開始したほか、B2BrokerはMT5にPAMMやMAM機能を追加するなど、多岐にわたるサービス展開を図ることで新規顧客の獲得を模索している。グローバル機関投資家を中心に豊富な流動性供給への需要は確実に高まっており、今後も多くの海外FXブローカーが同社のサービスを採用することが予想される。


Date

作成日

2019.12.26

Update

最終更新

2022.11.04

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
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