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ズールトレード、米国でコピートレードプラットフォームをリリース

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update 2021.08.31 15:29
ズールトレード、米国でコピートレードプラットフォームをリリース

update 2021.08.31 15:29

ZYTrade LLCとパートナー契約を締結

ソーシャルトレーディングサービスを提供するZuluTrade(本社:185 45 Piraeus, 14 Akti Kondili Athens, Greece[1])【以下、ズールトレードと称す】は2月10日、米国でコピートレードプラットフォームをリリースしたことを発表した。[2]

ズールトレードのプラットフォームは、同社独自のアルゴリズム取引ソフトウェアを活用し、経験の浅い投資家が、何百万ドルもの資金を運用する優れたトレーダーの投資戦略を自動的にコピーすることができるマッチメイキング機能を提供するという。また同プラットフォームは、米国の規制に適合させるほか、ズールトレードのリスク管理ツールを用いて投資家の資金量やリスク許容度に合わせたコピートレードが可能とのことだ。尚、ズールトレードはコピートレードプラットフォームのリリースに際し、米国を拠点とするIB(イントロデューシングブローカー)であるZYTrade LLCと提携し、ZuluTrade USブランドとしてサービス展開を図るという。

米国でのプラットフォームのリリースに際し、ズールトレードのCEOであるGeorge Ilias氏は以下のようにコメントしている。

我々は常に、我が社のプラットフォームの利用を望む数多くの米国人ユーザーを抱えております。ZYTradeと新たなパートナー契約を締結したことで、彼らにプラットフォームを提供できるようになったことに加え、お客様の成功に向けた我々の熱意が、健全で優れた取引エコシステムの構築に繋がると確信しております。

George Ilias, CEO of ZuluTrade - BusinessWireより引用

ズールトレードは、米国でプラットフォームをリリースしたことにより、現在ではEU(欧州連合)と日本及び米国当局の規制下にある。2019年4月に、ズールトレードはエキサイトワンと提携し、Macaso(マカソ)と呼ばれるテクノロジーを全面活用したコピートレードソリューションを開発した。尚、ズールトレードは2014年に買収したMarket Crew Investment Advisorをズールトレードジャパンへと社名変更して以降、日本でサービスを展開している。そして今回、同社は米国にも進出することで、更なる顧客基盤の拡大が期待できそうだ。

release date 2020.02.12

出典元:

ニュースコメント

活況を呈するソーシャルトレーディング市場

2007年に創業したズールトレードは、世界最大のソーシャルトレーディング・コミュニティの形成を目指すパイオニア企業だ。同社が2018年にリリースした取引サービスであるCombosは、長期的に安定したトレード収益の獲得を期待できる仕組みを構築することで、グローバル投資家から根強い支持を受けている。効率的に利益の最大化を目指す投資家需要の拡大と、フィンテック革命によるテクノロジーの進化を背景に、ソーシャルトレーディング市場は活況を呈している状況だ。他の海外FXブローカー動向を探ると、IS PrimeがPelicanと提携し、自社の取引プラットフォームとPelicanのコピートレード機能を統合した。また、CMS PrimeはMT5を導入することで、投資家に人気の高いコピートレード機能を標準搭載させている。今後も各海外FXブローカーが、資金を託す投資家とそれを運用管理するトレーダー、双方にとってウィンウィンな関係を構築できる画期的なソーシャルトレーディングサービスを開発することを期待したい。


Date

作成日

2020.02.12

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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