Select Language

XTX Markets、中国FXインターバンク市場に参入

XTX Markets、中国FXインターバンク市場に参入

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.07.06 11:55
XTX Markets、中国FXインターバンク市場に参入

update 2022.07.06 11:55

同市場で初となるノンバンク・マーケットメイカーが誕生

英国・ロンドンを拠点とするフィンテック企業であるXTX Markets(本社:R7 14-18 Handyside Street London, N1C 4DN[1])【以下、XTXと称す】が、中国人民銀行(People's Bank of China)傘下の中国外国為替取引システム(China Foreign Exchange Trade System)【以下、CFETSと称す】にプライシングを提供する初のノンバンク・マーケットメイカー(値付け業者)となることが明らかになった。[2]

1月21日より、XTXがG10(米国や日本など先進10か国)のFX市場を対象とするリクイディティプロバイダー(流動性供給業者)になるほか、中国銀行(Bank of China)がXTX向けのプライムブローカレッジサービス業務を担う見通しとのことだ。CFETSは、既にFX取引のパイロットプロジェクトを開始しており、XTX及び中国銀行との協働は、中国国内FX市場において初の試みであることから、同国のFX業界が大きく前進したと見られている。

CFETSは、マーケットメイカーとしてXTXが加入したことに関し、FXインターバンク市場に新たな流動性を供給し、プライシング機能を高められるとコメントしている。また、XTX及び中国銀行と協働することで、FXインターバンク市場の取引機能を向上させることができると共に、国内FX市場と国際市場の融合に寄与するという。

依然として、グローバル投資家は貿易問題を懸念しているが、中国が外資系金融機関に対し門戸を開放していく方針であることから、今後は、同国市場への参入を狙う海外FXブローカー動向にも注目したい。

release date 2020.01.23

出典元:

ニュースコメント

虎視眈々と巨大市場の中国進出を目論む金融サービスプロバイダー

グローバル経済に影響を与えている米中貿易交渉の第1段階が合意に達したことを受け、中国は米国からの輸入を拡大させるほか、国内金融市場の開放を推進させる見通しである。中国が金融市場の開放を推し進めていることをきっかけとして、拡大する同市場への進出を図る海外FXブローカーが続々と増加している状況だ。例えば、サクソバンク(Saxo Bank)がGeely Sweden Holdings ABと中国でテクノロジー関連のジョイントベンチャーを立ち上げる意向である。また、野村証券の中国合弁がライセンスを取得し、包括的な金融サービスの提供を試みるほか、SafeChargeが深センにオフィスを開設するなど、各金融サービスプロバイダーが、巨大な証券市場を抱える中国をターゲットにした事業強化を図っている。中国が金融市場の開放を推進することで、先進的なテクノロジーやソリューションを提供する外資系企業が参入し、より一層開かれた市場として取引が活性化することを期待したい。


Date

作成日

2020.01.23

Update

最終更新

2022.07.06

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

もう国内銀行送金は使えない?法改正で海外FXトレーダーを直撃する3つの入出金リスク

資金決済法の一部改正により、海外FXユーザーの間で、当たり前のように利用されてきた国内銀行送金による入出金が使えなくなる可能性が浮上しています。法改正が海外FXに与えるリスクと現時点で考えられる対策を説明します。
update2025.07.01 19:00

海外FX利用で国内銀行口座の凍結が増加?法改正後の入出金リスクとは

SNS上で海外FXユーザーの銀行口座が凍結されたことが話題になっています。本記事では、SNSで話題の凍結報告の背景を説明するほか、海外FX業界に迫る「本当の入出金危機」と今後の備えについて解説します。
update2025.07.09 19:00

海外FX業者Exnessへの入出金で​​銀行口座が凍結されるケースが発生

海外FX業者のExness(エクスネス)で国内銀行送金による入出金を行ったことをきっかけに、銀行口座が凍結されるケースがSNS上で話題になっています。SNS上では銀行送金2によるものとの声が見受けられますが、凍結の原因は収納代行業者と想定されます。
update2025.05.09 19:00

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXの入出金ルート封鎖が加速しており、SNS上では「銀行口座が凍結された」といった投稿も見られます。そんな中、注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXに仮想通貨で入出金する方法や、仮想通貨送金時の注意点などを解説します。
update2025.07.15 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2025.06.10 20:00

SBI VCトレードからBybitに送金してみた!手数料や送金時間も解説

Myforex編集部では、国内取引所のSBI VCトレードからBybitに仮想通貨を送金してみました。本記事では、送金手順や手数料、送金時間などを紹介します。
update2025.06.11 19:30

海外FXに「兵糧攻め」、bitbank・エポスの利用規制で仮想通貨送金にさらに注目集まる

bitbankが利用規約を一部改定し、今後は海外FXへの直接送金が難しくなりました。エポスカードもFXの利用停止を発表したほか、国内銀行口座の凍結事例も増加しています。こうした背景から、海外FXユーザーは入出金経路の見直しが急務となっています。
update2025.07.04 19:00

スマホ用MT5でZigZagが使える!iOS版に平均足ほか新機能が複数追加

iOS版MT5に待望の新機能が複数追加されたことにより、平均足チャート、ZigZag、マーケットプロファイルの実装に加え、データウィンドウ強化や取引レポート機能など視認性と操作性が向上しました。アップデート内容とトレードスタイルごとの活用例などを紹介していきます。
update2025.07.09 19:30

FXONが「Nintendo Switch 2 争奪キャンペーン」を開催!入金&取引で豪華賞品をプレゼント

FXONが「Nintendo Switch 2 争奪キャンペーン」の開催を発表しました。本キャンペーンでは「Switch 2」のほか、豪華賞品が抽選でプレゼントされます。取引を重ねるごとに抽選権利がもらえる仕組みで、取引するほど当選確率がアップします。
update2025.07.16 19:00

Exnessでスワップフリーが突如剥奪されるバグ発生、対象者には補償予定

海外FX業者のExnessで突如スワップフリーが剥奪されたとするXの投稿が注目を集めています。Exnessはシステムのバグが原因と説明しており、スワップが発生したユーザーに対して補償する方針を示しています。
update2025.07.18 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル