作成日
:2019.12.24
2023.03.31 12:09
米国の大手海外FXブローカーであるOANDA Corporation(本社:135 West 41st Street New York NY 10036
)【以下、OANDAと称す】の日本法人OANDA Japan【以下、OANDAジャパンと称す】は、取引サービスの拡充を図るべく、MetaTrader5【以下、MT5と称す】のデモ口座をリリースしたことを発表した。OANDAジャパンは、かねてからの顧客の要望に応える形で、MT5を導入したことを喜ばしく思うとコメントしている。MT5のリアル口座に関しては、2020年1月中旬にリリースする予定になっており、同社はMT5を利用した取引を希望する顧客に対し、事前にデモ口座を開設しておくことを推奨している。OANDAジャパンは独自プラットフォームであるfxTradeのほか、FOREX.com Japanなど数少ない日本のFXブローカーが導入するMetaTrader4【以下、MT4と称す】を通じた取引サービスを提供している。
過去数年の間に、複数の日本のFXブローカーがMT4の採用を停止した。たとえば、日本の大手リテールFXブローカーであるMonex Group, Inc.が2014年に同ツールの提供をやめ、独自プラットフォームであるTradeStationの開発に注力しているほか、ワイジェイFX(YJFX)も同年に詳細な理由の説明をなしに、MT4を通じた取引サービスを停止した。また、ExciteOneとして知られるArenaFXも、2017年秋にMT4の提供を停止しており、世界中の投資家が愛用する同ツールの導入が日本においては進んでいない状況だ。
なお、OANDAはThe Fields Instituteと提携したほか、OANDAはAdvantageGoと提携するなど、積極的なパートナー契約の締結を通じたサービス拡充を模索している。そして今回、OANDAジャパンがトレーダーからの需要が高まるMT5を導入することで、更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。
release date 2019.12.24
日本ではMT5を導入するFXブローカーは限定的であるものの、今回OANDAジャパンが同ツールの採用を決断したことから、日本のトレーダーの間でも、先進的な機能が付帯した取引プラットフォームの利用ニーズが確実に高まっていると推察される。世界を見渡すと、既に多くの海外FXブローカーがMT5を活用した取引サービスの提供を開始している。たとえば、足元ではFXOpen UKがMT5上で流動性供給サービスを開始したほか、新興国のカンボジアにおいてもB.I.C MarketsがMT5を導入している。このことから、多くの海外FXブローカーが、豊富なチャートやインディケータなどのリサーチ機能やヘッジング機能、アルゴリズム取引などを付帯した高機能なMT5の活用を望むトレーダー需要の取り込みに躍起になっていることがうかがえる。MT5を始めとする高機能取引プラットフォームを導入することは世界の潮流となっており、今後も海外FXブローカー各社が最先端テクノロジーを活用した取引プラットフォームの導入を推し進めることが予想される。
作成日
:2019.12.24
最終更新
:2023.03.31
国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
Milton Marketsが夏トク15%入金ボーナスキャンペーンを開催!
2023.06.21 19:30
XMTradingがF1チームスクーデリア・アルファタウリとスポンサーシップを締結
2023.03.28 20:00
海外FX業者で取引できるエネルギー銘柄は?取引の種類やメリットを解説
2023.02.27 20:00
仮想通貨HOOKとは?将来性は?Hooked Protocolが提供するWild Cashも解説
2022.12.13 21:00
Huobi(旧Huobi Global)は日本居住者向けサービスを停止していない?
2022.12.08 19:30
分散型取引所dYdXの使い方をイチから解説!注意点も紹介
2022.12.01 20:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー