Select Language

OANDAとAdvantageGoが提携

OANDAとAdvantageGoが提携

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.05.20 14:27
OANDAとAdvantageGoが提携

update 2022.05.20 14:27

OANDAの為替レートAPIを活用しリアルタイムの為替情報を提供

米国の大手海外FXブローカーであるOANDA Corporation(本社:135 West 41st Street New York NY 10036[1])が、グローバルにIT関連ソリューションの提供を行うNIIT Technologies傘下で、保険関連事業者向けのソフトウェアプロバイダーであるAdvantageGo(本社:2nd Floor 47 Mark Lane London EC3R 7QQ[2])と提携したことが明らかとなった。

OANDAは、この度のパートナーシップ契約をもとに、AdvantageGoに対し、日々リアルタイムに為替レート情報を配信する為替レートAPIを提供することになる。そして、AdvantageGoが誇るクラウドベースのリスク低減ソフトウェアであるMicroservicesを通じ、リアルタイムに200種類を超える通貨ペアの為替レートを提供できるようになる模様だ。これにより、AdvantageGoの顧客である保険会社や再保険会社(保険会社が引き受けた保険契約上の責任の一部または全部を引き受ける保険会社)は、より正確に且つ効率的に市場リスクを把握できるようになる。なお、2018年に世界最大級のプライベートエクイティファンドであるCVCキャピタルパートナーズがOANDAを買収したことをきっかけに、顧客はOANDAの為替レートAPI及び類似商品を利用できるようになっている。

OANDAとAdvantageGoの提携に際し、OANDA米国のマネージングディレクターであるMohsin Siddiqui氏と、NIIT Technologiesのエグゼクティブバイスプレジデント兼AdvantageGoの責任者を務めるAdrian Morgan氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

我が社の為替レートAPIは、世界でも有数の監査法人や税務当局、グローバル企業に利用して頂いております。ただしその主な用途としては、財務会計上の調整や税金、監査といった目的となります。そしてこの度、AdvantageGoとパートナー契約を締結したことで、我が社としては初めて保険会社のリスク管理に役立つ新たな機会を得ることができました。我々が誇るFX業界の高い見識と、AdvantageGoが保持する保険業界に革新をもたらした優れたトラックレコードを融合できることを喜ばしく思っております。

Mohsin Siddiqui, Managing Director of the Americas at OANDA - PR Newswireより引用

グローバルに展開する企業は、為替変動の影響を大きく受けております。そしてそれらの企業は、リスクを低減させるより良い判断を下すべく、リアルタイムの為替情報を求めてもいます。そうした環境下において、保険関連ソフトウェアの有力プロバイダーである我が社としては、正確で信頼性のおける為替情報を提供する企業との提携を望んでおりました。そこで、何百万という顧客の信頼を勝ち取り、グローバルに確固たるコーポレートブランドを確立するOANDAと手を組むことは、合理的な判断だと考えます。

Adrian Morgan, Executive Vice President and Head of AdvantageGo at NIIT Technologies - PR Newswireより引用

OANDAにとっては、為替レートAPIが初めて保険業界において採用されることで、顧客層の広がりが予想される。そのため、OANDAは関連ビジネスの展開も含め、顧客による更なる利用拡大が期待されよう。

release date 2019.02.20

出典元:

ニュースコメント

OANDAの新たな挑戦

米国に本拠を置き、グローバル展開している大手FXブローカーOANDAだが、日本法人となるOANDA Japan株式会社では、国内では珍しい世界標準のトレードプラットフォームMetaTrader4を採用している。OANDAのMetaTrader4は、その安定した約定率と約定スピードで、為替の激しい動向にも耐え抜くことでも知られており、世界中に多くの愛用者を持つ。OANDAは、世界初となる無料のインターネットを介した外国為替レート情報を提供した会社でもあり、全ての投資家が公平かつ公正に外国為替取引ができる環境を提供することにコミットしており、ディーラーを介さずに約定するNDD方式を採用している。政府機関や大企業が、OANDAが提供している法人向けの外国為替レート提供サービスを使用していることからも、その信頼度の高さが伺えるだろう。また、OANDAは、データアップロード会社や主要ERP提供企業とも提携しており、それぞれのサービスの強みを統合したプラットフォームを提供しているが、この度のAdvantageGoとのパートナーシップによる新たな分野への挑戦は、今後、OANDAのさらなる発展へ繋がることが期待される。


Date

作成日

2019.02.20

Update

最終更新

2022.05.20

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨SOLVの将来性は?ビットコインのステーキングプロトコルSolv Protocolを解説

仮想通貨(暗号資産)SOLVは、ビットコイン(BTC)のステーキングプロトコル「Solv Protocol」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨SOLVの特徴やSNSでの評判、将来性、トークンの使い道などを解説します。
update2025.01.10 19:30

【無料ツールも】MT4/MT5で複数チャートを同期スクロールし、分析を劇的に変える方法!

MT4/MT5ではインディケータを使うことで複数チャートを同期してスクロールできます。この記事ではMT4/MT5の複数チャートを同期してスクロールできるインディケータについて、実際に使ってみた感想も交えながら紹介していきます。
update2024.11.07 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

MT4/MT5でも日本時間を簡単に表示できる!日本との時差については図解で理解しておこう

MT4/MT5では通常、表示される時間が日本時間から6時間ほどずれています。頭の中で「表示される時間 + 6時間」などと計算すれば、日本時間に変換可能です。しかし慣れないうちは少し不便なので、日本時間を表示させる外部ツールも活用されています。
update2024.11.27 19:30

bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説

Myforex編集部では、bitbank(ビットバンク)からBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.11.28 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

初心者でも安心!MT4ストラテジーテスターの使い方完全ガイド ~EA活用とバックテストで一歩先のトレードへ~

MT4でEAを使って自動売買をするならストラテジーテスターにより利益が出るかテストが必要です。本記事では、ストラテジーテスターの実践的な使い方や疑問を感じやすいポイントを解説します。
update2025.01.10 19:00

XMTradingがおみくじプロモ2025を実施!総額1,000万円越えのキャンペーン

海外FX業者XMTradingは、1月2日~1月31日までの期間限定で「おみくじプロモ2025」を実施すると発表しました。賞金総額は1,000万円以上であり、抽選で100名に最大75万円の現金がキャッシュバックされます。
update2025.01.06 19:00

このローソク足あと何秒!?残り時間を表示するMT4/MT5のインディケータを比較

MT4やMT5でトレードする際、インディケータを使えばローソク足が確定するまでの残り時間を表示できます。アラート機能付きや残り時間以外の情報も表示するインディケータもあります。本記事では、MT4・MT5にローソク足の残り時間を表示するインディケータを紹介します。
update2024.12.12 19:30

SONYのレイヤー2「Soneium」がIP侵害を理由にミームコインをブラックリスト化

ソニーグループによるイーサリアムレイヤー2のSoneium(ソニューム)が、メインネットローンチの同日に、IP侵害のあるミームコインをブラックリスト化し、SNSで話題となっています。本記事では、Soneiumの概要やブラックリスト化の内容、SNSでのユーザーの声などを解説します。
update2025.01.17 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル