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OANDA、数理研究所The Fields Instituteと提携

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update 2022.05.20 14:24
OANDA、数理研究所The Fields Instituteと提携

update 2022.05.20 14:24

高ボラティリティ時の取引コスト削減を模索

米国の大手海外FXブローカーであるOANDA Corporation(本社:135 West 41st Street New York NY 10036[1])【以下、OANDAと称す】は、数理科学の研究を目的として、カナダを拠点とする数理研究所The Fields Institute【以下、Fieldsと称す】とパートナーシップ契約を締結したことを発表した。

OANDAはFieldsとの提携を通じて、重要度の高い経済イベントの発表時など市場ボラティリティが高まる際の取引コストを削減する手法を共同研究し、効率的なヘッジ取引やリスク管理、及びスプレッドの縮小に繋げる意向だ。更に、数か月以内にマックマスター大学にて数理統計学を専門とするMatheus Grasselli教授とThomas Hurd教授、またトロント大学にて同じく数理統計学を研究するSebastian Jaimungal教授とそれぞれパートナー契約を締結し、Fields内のクオンツ分析・リスクモデリング研究センター(Fields-CQAM)にて、新たにシステマティックリスク分析研究所を立ち上げる見通しである。

両社の提携に際し、OANDAのトレーディングヘッドを務めるNeil McDonald氏とFieldsのCQAMセンター長であるHuaxiong Huang氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

我々は長い間スプレッドの縮小と透明性あるプライシングの提供にコミットしてきましたが、極端にボラティリティが高まる際には、提供するプライシングに大きな影響が生じてくることもあります。そこで、主要経済イベント時のボラティリティの高まりを推測し、機関投資家のお客様を対象として業界で最も狭いスプレッド水準の提供と取引コストの削減を図るべく、Fieldsと共同研究を推し進められることを喜ばしく思っております。

Neil McDonald, Head of Trading of OANDA - OANDAより引用

我がセンターは、数理研究を通じ民間及び公共セクターに利益をもたらすために革新的な企業と協働しております。今回OANDAが我がセンターにて先進的な研究を推進する役割を担っていただけることを喜ばしく思っております。

Huaxiong Huang, Director of Fields-CQAM - OANDAより引用

なお、OANDAはAdvantageGoと提携し、保険会社向けのリスク管理サービスも提供している他、OANDAはリスク管理サービスを手掛けるGFMも買収している。そして今回OANDAがFieldsとの共同研究を通じ、ボラティリティに関連したリスク管理の分野でも画期的なソリューションの提供を実現できるか注目される。

release date 2019.05.22

出典元:

ニュースコメント

OANDAの提供する顧客サービス

1992年に設立され、カナダのトロント大学内に拠点を構えるThe Fields Instituteは、優秀な数学者の知識を、工学・物理学・経済・情報システム等の産業と組み合わせることで、現代技術のイノベーションに取り組んでいる研究機関である。OANDAは今回のFieldsとの提携により、ボラティリティ上昇局面による取引コストの削減を掲げ、より良い取引条件を提供する姿勢を示しており、高度な技術を求めて隣国カナダの研究機関との提携を発表した模様だ。 OANDAは、トレーディングシステム、顧客満足度等でも受賞歴のあるブローカーで、今後さらなる低スプレッドを提供することにより、顧客サービスの向上を目指す構えである。OANDAの提供する取引条件は、高い約定力と低スプレッド、さらに取引ツールの使い勝手の良さから、スキャルピング等の短期トレードを行う中上級者向けとも言える一方で、他社と比較してスワップポイントが低く、長期投資には向かないとの意見もある。また、OANDAは顧客サービスの一部として、通貨情報やボラティリティ、顧客の取引データ等、グループが所有するデータを公開しているが、一社の情報だけでは情報量に欠けるとの見方もある。自身のトレード傾向や知識量によって、ブローカーの提供するサービスを使い分けることも、トレードを行う上で重要であると言えるだろう。


Date

作成日

2019.05.22

Update

最終更新

2022.05.20

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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