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野村証券、フィンテック企業BidFXと提携

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update 2022.12.23 12:25
野村証券、フィンテック企業BidFXと提携

update 2022.12.23 12:25

5種類のFXアルゴリズムストラテジーを提供可能に

日本最大級のグローバル投資銀行である野村証券(本社:東京都中央区日本橋1-9-1[1])が、英国・ロンドンを拠点にクラウドベースのフロントエンド取引プラットフォームを提供するBidFX(本社:5th Floor York House 23 Kingsway London WC2B 6UJ[2])とパートナーシップ契約を締結したことが明らかになった。

今回の提携により、野村証券はBidFXの執行管理システム【以下、EMSと称す】プラットフォーム上で、Tsuwamonoシリーズで知られる5種類のFXアルゴリズムストラテジーを利用することができるようになるという。同ストラテジーは、投資家のニーズや嗜好にマッチした柔軟性の高い執行関連ソリューションを提供するとのことだ。

両社の提携に際し、野村証券電子FXディストリビューション部門EMEA(Europe, Middle East and Africa, and Asia operations)兼アメリカ市場ヘッドを務めるIan Daniels氏とBidFXセールス部門EMEA地域責任者であるRoger Lee氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

BidFXのプラットフォーム上で、柔軟性の高いアルゴリズム取引サービスを提供し、お客様に多大なメリットをもたらせるようになることを喜ばしく思っております。

Ian Daniels, Head of eFX Distribution EMEA & Americas at Nomura Securities - BidFX Blogより引用

我が社と野村証券は長期的な関係性を構築しており、今回5種類のアルゴリズムストラテジーを提供すべく、提携強化を実現させたことを喜ばしく思っております。グローバルに強固な関係性を構築することにより、両社においてFX取引を手掛けるグローバル投資家層にメリットをもたらすでしょう。

Roger Lee, Head of EMEA Sales of BidFX - BidFX Blogより引用

バイサイド(買い手)機関投資家がアルゴリズム取引への関心を高めているなか、BidFXは足元までの数か月の間に複数の金融機関との提携を推し進め、アルゴリズム取引関連ソリューションの提供に注力している状況だ。9月にはJump Liquidityが、FXセントラルリミットオーダーブックやECN向けの最大規模のマーケットメイカー(値付け業者)としての地位を維持すべく、BidFXとパートナー契約を締結し、EMSプラットフォーム上で豊富な流動性を供給しているほか、10月にはRBC Capital MarketsがBidFXのアルゴリズム取引ツールをEMSプラットフォーム上に搭載し、執行関連機能の向上を図っている。

なお、海外FXブローカーとフィンテック企業との提携は活発化しており、Advanced MarketsがTradeforaと提携したほか、OpenFinがBNPパリバと提携し、各社投資家の取引環境の改善に繋がるソリューションの開発を行っている。そして今回、野村証券にとってはBidFXと手を組み、投資家ニーズの高いアルゴリズム取引関連ソリューションを提供することで、更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。

release date 2019.11.01

出典元:

ニュースコメント

SGX、触手を伸ばすBidFXの動向に注目

BidFXは、マルチアセットクラスの取引執行管理システムの提供を行うTradingScreen傘下にて、アセットマネジャーやヘッジファンド、金融機関向けのエキゾチックNDF(為替先渡取引)を含む全ての通貨ペアを対象としたオートルーティングエンジンなど、最先端の執行関連ソリューションや、FXアルゴリズムハブ、取引コスト分析サービスなどを提供するテクノロジープロバイダーだ。その他にも、複数の銀行やECN方式のリクイディティプロバイダー(流動性供給業者)などと提携し、低レイテンシーを実現させるリクイディティアグリゲーション(流動性集約)サービスや、ホスティングソリューション、注文管理システムの統合なども手掛け、高い専門性を強みに豊富な実績を誇っている。2019年3月には、アジア最大のFX市場規模を誇るSGXがBidFX株20%を取得しており、BidFXのプラットフォームを活用して、アジア地域のFX先物取引や店頭取引(OTC)商品の提供を模索している状況だ。また、SGXはBidFXの経営権を握るべく、株式追加取得オプションも設けている模様であり、今後SGXの動向も含め、BidFXが如何なるソリューションを提供するか注目したい。


Date

作成日

2019.11.01

Update

最終更新

2022.12.23

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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