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OpenFin、BNPパリバと提携

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update 2022.10.18 11:29
OpenFin、BNPパリバと提携

update 2022.10.18 11:29

迅速な執行やデータの視覚化に寄与するFXプラットフォームを構築

英国・ロンドンを拠点とするフィンテック企業であるOpenFin(本社:14 New Street London EC2M 4HE[1])は10月11日、フランス・パリを拠点とする投資銀行であるBNPパリバ(本社:16, boulevard des Italiens 75009 Paris France[2])と提携し、OpenFinのオペレーティングシステム【以下、OSと称す】上でシングルディーラーFXプラットフォームであるCortex LIVEを開発したことを発表した。

Cortex LIVEは多岐にわたる注文執行手法を提供し、取引の透明性を高めリスク管理機能を改善させると共に、リアルタイムのマーケットインテリジェンスや投資情報の提供、データの視覚化、BNPパリバが開発したデジタル取引アシスタントツールであるALiXなどのサービスを提供するという。また、同ツールはエンドユーザーのワークフローと他の補完的アプリを統合することも可能であり、インターオペラビリティ(相互運用性)を活かしOpenFinのメッセージバスやFDC3を活用できるとのことだ。

両社の提携に際し、OpenFinヨーロッパCEOであるAdam Toms氏とBNPパリバの商品管理・Eコマース・デジタル部門のヘッドを務めるChris Meehan氏はそれぞれ以下のようにコメントしている。

我々は長年にわたりBNPパリバと協働し、社内のスマートデスクトッププロジェクトの遂行を推し進めており、今回我が社のOS上でCortex LIVEを活用していただけることを喜ばしく思っております。同ツールには、次世代型のアプリケーションに求められるデータの視覚化やワークフローの自動化・統合化を図ることができる高機能を付帯しております。

Adam Toms, CEO of OpenFin Europe - Mondo Visioneより引用

Cortex LIVEとALiXが融合することで、より優れた注文執行サービスに加えて、他にはないデジタルユーザーエクスペリエンスを提供することができるようになります。OpenFinと協働することにより、我が社が活用するテクノロジーの向上と多岐にわたるワークフローの効率化をもたらし、魅力的なFXプラットフォームを構築することができます。

Chris Meehan, head of product management, eCommerce and digital at BNP Paribas - Mondo Visioneより引用

OpenFinにとっては、自社が保有する多様な高付加価値テクノロジーを欧州の大手投資銀行が活用することで、企業ブランド力の向上を期待することができそうだ。

release date 2019.10.11

出典元:

ニュースコメント

フィンテック企業との協業を続々と推し進めるブローカー各社

今回のOpenFinとBNPパリバのように、高機能なテクノロジーを誇るフィンテック企業とブローカーによる協業が続々と生まれている。たとえば、Advanced MarketsがCentroidと提携したことに加え、Atlantic EquitiesがItivitiの注文管理システムを活用したほか、ACY SecuritiesがFinlogixと提携するなど、多くのブローカーが自社の金融システムにフィンテック企業のテクノロジーを融合させた新たなソリューションの提供に注力している状況だ。このようなブローカー動向の背景には、グローバルにレバレッジ制限などの規制が強化されるなか、顧客基盤の維持・拡大に向けた高付加価値ソリューションを提供するために、フィンテック企業との提携が欠かすことのできない経営戦略のひとつの手法になっていると推察される。今後も、ブローカーとフィンテック企業の両社が有する知識・経験、テクノロジーを融合させ、業界の勢力図を一変させるような画期的なソリューションが生み出されることを期待したい。


Date

作成日

2019.10.11

Update

最終更新

2022.10.18

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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