Select Language

ACY Securities、フィンテック企業Finlogixと提携

ACY Securities、フィンテック企業Finlogixと提携

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.01.03 18:16
ACY Securities、フィンテック企業Finlogixと提携

update 2022.01.03 18:16

多岐に亘るトレーディング関連ウィジットが利用可能に

オーストラリア・シドニーを拠点とする海外FXブローカーであるACY Securities(本社:Level 18, 799 Pacific Hwy, Chatswood NSW 2067[1])は9月18日、新興のフィンテック企業であるFinlogixとパートナーシップ契約を締結したことを発表した。

Finlogixは、リアルタイムの市場データやHTML5形式のチャート、経済指標カレンダー、ソーシャルトレーディング機能などのグローバルデリバティブ市場向けのフィンテックソリューションを提供している。今回の提携を通じて、ACY Securitiesの顧客は使い勝手の良い市場パネルと直感的に理解できるチャートプラットフォーム、プライスボックス、経済指標カレンダーといった4つのウィジットを利用できるようになるという。Finlogixの基幹商品である市場パネルは、FXやインデックス、コモディティ、仮想通貨など多岐に亘る金融商品のプライシングデータにアクセスすることが可能である。

また、同社のHTML5ベースのチャートプラットフォームでは、65種類以上の金融商品と30種類のインディケータ、10種類のタイムフレームを提供しており、プライスボックスは商品ごとに色分けされ、スプレッドや変動率などを表示するという。そして、Finlogixの経済指標カレンダーは、業界で最も早く配信されるツールの一つとされており、投資家の好みに応じてカスタマイズした経済指標の配信が可能だ。Finlogixとの提携に際し、ACY Securitiesの共同ディレクターであるJimmy Ye氏は、Finlogixの革新的で最先端のウィジットは、投資家にとって充実した情報をもとに効果的な投資意思決定の手助けとなる取引ツールとなるばかりか、リアルタイムに投資アイデアの創出・共有や投資分析の学びの場となるコミュニティの形成にも寄与するとコメントしている。

なお、ACY Securitiesは、2019年7月にマーケティング・コミュニケーションズ部門ヘッドとしてJustin Pooni氏を、続いてAshley Jessen氏をマーケティング部門ヘッドに採用し、Pooni氏はグローバルブランディングやコミュニケーション、PR戦略を司るブランディング・コミュニケーションズ部門ヘッドに起用した。そして8月には、グローバルFX、インデックス、コモディティ市場において16年の経験を誇るRussell Sandiford氏をチーフマーケットアナリストに抜擢し、足元で人材採用も積極化させている。今回、ACY SecuritiesはFinlogixと提携し、トレーディング環境の改善に繋がる複数の機能を提供することで、更なる取引拡大が期待できそうだ。

release date 2019.09.18

出典元:

ニュースコメント

中国市場から撤退後の事業再構築が急務なACY Securities

ASICの許認可のもとマルチアセットクラスのブローカレッジサービスを提供するACY Securitiesは、オーストラリア当局の規制動向に大きな影響を受ける海外FXブローカーの一つといえるであろう。足元でASICがバイナリーオプション・CFD規制策を公表したほか、オーストラリアを拠点とするブローカーに対し、海外顧客向けサービスを停止するよう圧力をかけていることを受け、ACY Securitiesは中国人顧客口座を閉鎖するなど、ASICの規制強化策の煽りを受ける形となっている。同社は中国で影響力のあるFXブローカーとして数多くの賞を獲得しており、一定のプレゼンスを確立していた中国市場からの撤退は同社の経営を揺るがす大きな課題になっていると推察できるであろう。一方で、ACY Securitiesがスポンサーを務めたITTA卓球大会が成功裏に終幕するなど、同社は効果的なプロモーション活動を実践し、積極的な人材採用や取引環境の整備を行うなど多岐に亘る分野で企業価値の向上を図ることで急務となっている事業再構築を試みている状況だ。ACY SecuritiesがグローバルFX市場において、今一度確固たる企業ブランドの確立に向け、今回の新ウィジットの提供を始め、今後の画期的なソリューションの開発に期待したい。


Date

作成日

2019.09.18

Update

最終更新

2022.01.03

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

メタマスク(MetaMask)のエアドロップ確認機能とは?特徴や使い方を解説

分散型ウォレットのメタマスク(MetaMask)に、エアドロップ確認機能が追加されました。これにより、エアドロップの受け取り資格の有無を、メタマスク上で簡単にチェックすることが可能になっています。当記事では、エアドロップ確認機能の特徴や、対応しているブロックチェーン、使い方を解説します。
New
update2024.04.26 21:00

仮想通貨BBの将来性は?ビットコイン向けリステーキングチェーンBounceBitについて解説

仮想通貨(暗号資産)BBは、レイヤー1ブロックチェーンBounceBitのネイティブトークンです。BounceBitは、ビットコイン(BTC)をリステーキングできるインフラとして機能します。
update2024.04.25 20:00

セービングとステーキングの違いとは?仕組みや利率・やり方を解説

仮想通貨(暗号資産)を運用する代表的なサービスとして「セービング」と「ステーキング」があります。よく似た両者には、どのような違いがあるのでしょうか。当記事では、セービングとステーキングの違いや仕組み、利率、やり方などを解説します。
update2024.04.25 19:30

Zoomexがプレイ金額杯を開催!To The Moonをプレイして総額17万円相当の賞金・特典を獲得

Zoomex(ズーメックス)が、プレイ金額杯の開催を発表しました。To The Moonをプレイしてランキングに入賞すると、総額17万円相当の賞金・特典を獲得できます。キャンペーンは、2024年4月30日午前9時(日本時間)までです。
update2024.04.23 20:00

BigBossが新規ユーザー向けの入金ボーナスを提供!最大1万3,700ドルを付与

海外FX業者のBigBossが入金ボーナスの提供を開始します。今回のボーナスプログラムでは累積入金額によって付与率が変化し、最大1万3,700ドルが付与されます。入金ボーナスの付与条件や対象、注意点などをまとめました。
update2024.04.22 20:30

ThreeTraderが3周年を記念したキャンペーンを開催!

海外FX業者のThreeTraderが、3周年を記念したキャンペーンの第一弾を開催しています。キャンペーン期間中に本人確認審査を完了、または初回入金を行うと合計20ドルのキャッシュバックを受け取れます。
update2024.04.19 21:00

Bybitの新ローンチパッドに仮想通貨PBUXが登場!参加方法やPlaybuxの独自トークンについて解説

Bybitのローンチパッドに仮想通貨PBUXが登場します。PBUXは、エンターテインメントWeb3.0プラットフォーム「Playbux」の独自トークンです。計測開始日時は2024年4月18日午前9時からです。
update2024.04.18 21:00

XS.comが賞金総額100万円のデモトレード大会「Lucky Contest」を開催!

海外FX業者のXS.comが、2024年4月29日よりデモトレード大会「Lucky Contest」を開催します。上位5名などには総額100万円の賞金が贈られます。
update2024.04.17 20:00

仮想通貨OMNIの将来性は?ロールアップを統合するレイヤー1ブロックチェーンについて解説

仮想通貨OMNIは、イーサリアムのロールアップを統合するブロックチェーン、Omni Networkのネイティブトークンです。Omni Networkを使用すると、イーサリアムの流動性とユーザーにアクセスできるグローバルアプリケーションを構築できます。
update2024.04.16 21:00

メタマスクにリップル(XRP)は送金できる?メタマスクの対応ブロックチェーンについて解説

メタマスク(MetaMask)は、複数の仮想通貨(暗号資産)を管理できる人気の高い仮想通貨ウォレットですが、メタマスクにリップル(XRP)は送金できるのでしょうか。
update2024.04.16 20:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル