Select Language

ビットコイン価格が8,000ドル台に復帰

ビットコイン価格が8,000ドル台に復帰

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:29
ビットコイン価格が8,000ドル台に復帰

update 2021.08.31 15:29

8,500ドルを超える上昇を見せる可能性

先月30日に19%の下落を記録して7,730ドルまで転落したビットコイン(BTC/USD)価格だが、今月4日以降の週末で8,000ドルに復帰し、尚もテクニカル指標は1通貨あたり8,500ドルを超える水準にまで達する可能性があることを示唆している。[1]

現在、3日足のチャートではビットコイン価格が100週平均移動線の支持線を背に上向きに推移しており、直ぐ上に存在する50%のフィボナッチ比率線に向かう動きを見せている状況だ。ここをブレイクアウトできれば、ビットコイン価格が38.2%の比率線が位置する9,800ドルラインまで上昇する可能性が出てくると言えるだろう。これをサポートするように、トレンドの反転期を示すTDシーケンシャルインディケーターも3日から12日以内にビットコイン価格が上昇に転じることを予測するシグナルを発している。また、12時間足のチャート上でも、TDシーケンシャルインディケーターは強気のパターンを示しており、買い圧力が高まる時期が近づいていることを知らせているようだ。

ここ2週間以上に渡ってビットコイン価格は8,500ドルから7,800ドルのレンジで推移しており、これを超えてブレイクアウトが発生すれば大幅な価格変動となることが予想されている。下向きにブレイクアウトが発生した場合、6,500ドルから6,900ドルの価格帯にまで急落する可能性が高いが、そこに到達するまでに強力な支持線となっている100週平均移動線を突破しなければならない。現在の週足チャートにおける価格推移と2020年5月に半減期が迫っている状況は、2017年末にビットコイン価格が2万ドルに到達し、その後、半減期の7カ月前に100週平均移動線が下抜かれた時と類似しているため、この支持線が破られることも十分に考えられる。

日足チャートでは、売られ過ぎや買われ過ぎを判断するRSI(Relative Strength Index)が売りの勢いが弱まっているシグナルを出しているのに加え、値動きのモメンタムを表すMACD(移動平均収束拡散法)もトレンドの終わりに近づいていることを示している。100週平均移動線でビットコイン価格が跳ね返ると、200日平均移動線の8,564ドルラインが第一の抵抗線となり、6月2日の高値である8,833ドルが次の障壁となり得る。しかしながら、KR1 plcの共同創立者兼CEOであるGeorge McDonaugh氏など、2020年前半にビットコイン価格が2万ドルを超えると予測する業界関係者も存在し、これらの抵抗線を一気に上抜ける可能性もあるようだ。

今月に入って米不況で金が高騰もビットコイン価格は横ばいな状況が続いていたが、ここにきて再び活発な動きを見せはじめている。また、CMEの仮想通貨オプションがローンチを予定していることもあり、今年後半に向けて仮想通貨市場が盛り上がる可能性を含んでいるだけに、今後もその動向に注目していきたい。

release date 2019.10.08

出典元:

ニュースコメント

ビットコイン価格が9万ドルに達する可能性

バイエルン州立銀行によると、ビットコインは2,100万通貨を発行上限としているため、その価値は金のように上昇し続け、2020年春までに適正価格である9万ドルに達するという。この9万ドルという予測は流通量(ストック)と発行量(フロー)から算出されているが、今後も変わらず仮想通貨に対する需要が存在することが前提とされており、必ずしも正確な予測だとは言い難いだろう。現に、仮想通貨の需要は投機的な試みに依存している部分が大きく、決済や国際送金など、通貨として本質的な価値を生み出す行為にはあまり利用されていない。Facebook(フェイスブック)のリブラ(Libra)やリップル社の送金ネットワークなどの具体的なプロジェクトが進んでいるものの、その行く先は非常に不透明だと言えよう。それでも今月1日にビットコイン価格は800ドル以上の急反発を見せ、上を目指す様相を呈しているだけに、今後もその展開を見守っていきたい。


Date

作成日

2019.10.08

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXの入出金ルート封鎖が加速しており、SNS上では「銀行口座が凍結された」といった投稿も見られます。そんな中、注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXに仮想通貨で入出金する方法や、仮想通貨送金時の注意点などを解説します。
update2025.07.15 19:00

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

【要注意】Axi口座から不正出金被害、セキュリティ対策に不安の声

海外FX業者のAxiで、不正出金の被害が海外フォーラムなどで報告されています。国内で同様の被害は確認されていませんが、日本人ユーザーも無関係ではありません。この記事では、報告されている不正出金の事例やセキュリティの問題点のほか、現状でユーザーがとれる対策を説明します。
update2025.09.29 19:00

Exnessがスプレッドを最大30%OFF!仮想通貨・株価指数で大幅縮小

海外FX業者のExnessが主要銘柄のスプレッドを縮小しています。BTCUSDは16%、ETHUSDでは23%の縮小が確認されています。本記事では縮小後のExnessスプレッドを主要なブローカーと比較しました。
update2025.10.02 19:00

海外FXへの仮想通貨送金にはBybitがおすすめ!FXトレーダーに最適なBybitの使い方

海外FXの入出金によく使われる国内銀行送金が以前より使いにくくなっていることを受け、仮想通貨での入出金が注目を集めています。本記事では、仮想通貨送金をするならBybitがおすすめの理由や、海外FXユーザーに最適なBybitの使い方を紹介します。
update2025.08.29 20:00

【当サイト限定】FXONの口座開設でボーナス15,000円をプレゼント!既存ユーザーも対象

2025年8月1日より、FXONでの口座開設で15,000円のボーナスを獲得できる、当サイトMyforex限定のキャンペーンがスタートしました。この記事では、ボーナスの受け取り方法や注意点などを説明します。
update2025.08.01 19:30

【独自】海外FX利用で銀行口座が凍結・解約された一部始終!「自分には関係ない」は危険かも

みんなの銀行の口座を実際に凍結・解約されたトレーダーから当サイトに寄せられた情報をもとに、解約までの流れを一部始終紹介します。海外FXユーザーにとって、銀行口座凍結は決して他人事ではありません。海外FX利用時に注意すべき送金パターンも説明します。
update2025.08.12 19:00

Wiseでの海外FX入出金をおすすめできない理由とは?アカウント閉鎖の可能性も

海外FXユーザーの間で、Wiseを利用した送金が話題になっています。しかし、Wiseでの入出金はリスクが高いためおすすめできません。この記事ではその理由を説明します。
update2025.09.08 19:00

話題のDCJPYとJPYCの違い|海外FXの入出金に使えるのは?

DCJPYというデジタル通貨が話題となっています。一方で、海外FXユーザーの間ではJPYCへの期待も高まっています。本記事では、DCJPYとJPYCの特徴や違いを比較し、海外FXトレーダーにとってどちらが送金手段の選択肢となるのかを解説します。
update2025.09.26 19:30

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル