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バイナンス、仮想通貨デリバティブサービスのJEXを買収

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update 2021.08.31 15:30
バイナンス、仮想通貨デリバティブサービスのJEXを買収

update 2021.08.31 15:30

Binance JEXに名称を変更して9月中のローンチを目指す

大手仮想通貨取引所のBinance【以下、バイナンスに称す】は、オプションや先物などのデリバティブ商品に特化した仮想通貨取引プラットフォームであるJEXを買収したことを今月2日に発表した。[1]

今回の発表によると、JEXの買収によりバイナンスはクライアントにプロフェッショナルなサービスを提供できるようになるという。近年、バイナンスの仮想通貨デリバティブに対する関心は高まっており、同社は買収したJEXの名称をBinance JEXに変更することで自社ブランドとしてのサービス展開を図る構えだ。先月末にバイナンスは2種類の仮想通貨先物を提供すると言及し、一般向けのテストプラットフォームを立ち上げ、9月中のリリースを目標に準備を進めている。

バイナンスの共同創設者であるYi He氏は、このことについて次のようにコメントした。

JEXには仮想通貨関連の商品開発において経験豊富なチームが存在しています。JEXは無期限先物やオプションを含むデリバティブ商品を開発しているが、これらは仮想通貨デリバティブ市場におけるバイナンスのロードマップに必要なものです。我社はより多くのパートナーがバイナンスのエコシステムに参加することを歓迎し、将来的にBinance JEXとして革新的なデリバティブ商品の提供を実現したいと思っております。

Yi He, Co-Founder of Binance - Finance Magnatesより引用

バイナンスはこのテストプラットフォームの検証に協力した参加者に対して、取引手数料が1カ月無料になる特典を付与することを決めており、より良いサービスを提供する狙いがあるようだ。先日、バイナンスはBinanceXの立ち上げを発表し、外部デベロッパーやコミュニティの取り込みに力を入れる方針を明確にしているが、テストプラットフォームによる検証は機能するのか、今後の展開に注目して行きたい。

release date 2019.09.03

出典元:

ニュースコメント

世界的に拡大する仮想通貨デリバティブの流れ

大手取引所を中心に、仮想通貨デリバティブの取り扱いが世界的に拡大しており、個人および機関投資家の投資マネーを仮想通貨市場に呼び込む重要な要素となっているようだ。大手取引所のOKExは仮想通貨デリバティブ商品を追加し、取引のための新たなデータ分析プラットフォームの立ち上げを発表したと同時に、今年8月、オランダの仮想通貨デリバティブ取引所であるDeribitもローンチを向かえた。このような仮想通貨デリバティブを取り入れる流れは仮想通貨ブームが到来した2017年以降継続しているが、仮想通貨市場は8,000億ドルを超える規模に成長し、1日の平均取引量は昨年時点で節目の100億ドルを上回った。しかしながら、米国ではバイナンスをはじめとするオフショア地域の企業とは対照的に、安全性を考慮してレッジャーXのビットコイン先物提供が延期になるなど、当局が歯止めをかける動きに出ているが、この世界的なトレンドをどう見ているのか、今後も仮想通貨市場の動向を見守っていきたい。


Date

作成日

2019.09.03

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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