Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

ブローカー各社、2018年以降バヌアツへの進出が急増

ブローカー各社、2018年以降バヌアツへの進出が急増

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.11.08 14:56
ブローカー各社、2018年以降バヌアツへの進出が急増

update 2022.11.08 14:56

設立費用の低さと規制策の緩さを選好

ある調査によると、2018年以降に134社ほどの企業が、バヌアツで金融ディーラー登録を行っていたことが明らかになった。

2019年3月初頭に、バヌアツはリテールブローカー向け新規制策を導入したものの、依然として設立費用の低さや規制策の緩さといったメリットがブローカーより選好されており、オフショア市場としての人気の高さを維持している模様だ。2016年に初めてブローカー4社がバヌアツに進出して以降、2017年には12社が金融ディーラー登録を行っている。そして、2019年8月単月で見ても、オーストラリア当局規制下のACY Capital Group(本社:Level 18, 799 Pacific Hwy, Chatswood, NSW 2067, Australia[1])を始め5社が認可登録ブローカーに加わっている。

ただし、中には注意が必要な企業も含まれており、例えばCapital Market Solutionsは、ボスニア・ヘルツェゴビナを拠点とする同じ社名の企業と繋がりがあると言われており、同社はイスラエル人のVictor Gankin氏が率いる形で、複数の未認可ブローカーのコールセンター業務を担っている模様であるが、その内のほぼ全てのブローカーが詐欺容疑で告訴されている。バヌアツでは認可登録の際、企業オーナーに対し個人名の公表を求めていないため、同国に登録する多くの企業がイスラエル人もしくはイスラエル人が運営する企業と繋がりを持っていたとしても、その真偽を探ることは難しいようだ。

他方でリテールFX・CFD業界において、決済などを含め十分な金融サービス体制を整備することよりもハイレバレッジサービスを提供するために、ブローカーがバヌアツへシフトすることを問題視し始めている。しかしながら、足元ではASICがバイナリーオプション・CFD規制策案を公表しており、地理的に近いオーストラリア・シドニーからバヌアツ・ポートヴィラへブローカーの進出が拡大することが予想される。

release date 2019.08.27

出典元:

ニュースコメント

グローバルに顧客獲得合戦がヒートアップ

オーストラリアや欧州各国、中国などグローバルに監督当局が規制を強化するなか、トレーダーがオフショア市場へシフトする一方で、ポーランドのブローカーがトレーダーの流出に苦しむなど、ブローカー各社が顧客の獲得・維持に腐心している状況だ。そのため、ニーズの高いハイレバレッジサービスを提供し顧客の獲得を図るべく、ブローカー各社も競ってオフショア市場へ顧客を誘導している。ただし、多数のブローカーの進出が明らかになったバヌアツでは規制強化策が導入されたことに加え、ハイレバレッジサービスを提供するだけでは競合他社との差別化もいずれ図りづらくなるであろう。足元では、サクソバンクがTradesocioと提携し、豊富な流動性と低レイテンシーに繋がる執行エンジンの提供を行ったり、レボリュートが株式取引手数料無料サービスを開始しており、ハイレバレッジサービスだけでなく、画期的なソリューションや取引環境の改善に繋がる金融サービスを提供する企業の動向に注目したい。


Date

作成日

2019.08.27

Update

最終更新

2022.11.08

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

【実測】Exnessのゴールドスプレッドで損しない!「最狭口座」はコレ一択

Myforex編集部では4ヶ月間にわたってExnessのゴールド(XAUUSD)のスプレッドを徹底調査しました。本記事では、Exnessのゴールド取引にかかるスプレッドだけでなく、どの口座タイプを選べばよいかまで解説します。
update2025.12.09 10:30

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数

SNS上ではbitcastleから「出金できない」「口座を凍結された」といった報告が相次いでいます。本記事では、bitcastleで報告されている出金トラブルを紹介するほか、bitcastleは詐欺業者なのかどうか説明します。
update2025.10.21 19:30

仮想通貨送金対応のBXONEは「使える」eウォレットなのか?海外FXユーザー目線で比較

仮想通貨対応オンラインウォレットとしてBXONEが一部の海外FXユーザーの間で注目されています。本記事では、BXONEが「使える」オンラインウォレットなのか海外FXユーザー目線で他社と比較します。
update2025.12.09 19:00

SwiftTraderが資金難?SNSで出金トラブル報告が増加

2025年以降、SwiftTraderで出金拒否・遅延の報告がSNSで相次いでいます。本記事では報告されている出金トラブルのほか、GEMFOREXとの類似点やSwiftTraderをおすすめしない理由を説明します。
update2025.10.16 19:30

Bitgetが代替手段に?Bybitが日本撤退で日本ユーザーの新規登録禁止

Bybitが日本ユーザーの新規登録停止を発表しました。Bybitの代替取引所としてはBitgetが挙げられ、Bybitと遜色ないサービスを利用できます。本記事では、Bitgetの特徴や海外取引所への規制動向などを解説します。
update2025.11.25 19:00

Bybit P2P利用で銀行口座凍結・詐欺容疑者に?海外FXユーザーが知るべき巻き込まれリスクとは

Bybit P2Pを利用したユーザーが銀行口座凍結されたことに加え、詐欺容疑者として取り調べを受けたというSNS投稿が話題になっています。本記事では、話題となった投稿の内容や、海外FXユーザーがP2P取引の利用を避けるべき理由などを解説します。
update2025.11.12 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

豪華なのに難しい?XMTradingが開催中のクリスマス入金ボーナスプロモーションは「アリ」なのか?

XMTradingで最大$25,000を獲得できる入金ボーナスキャンペーンが開催され注目を集めています。一見すると豪華なキャンペーンにみえますが、一般的な入金ボーナスとは条件が異なり、一部では条件が厳しいとの声もあります。本記事では、参加する価値のあるイベントなのかを説明します。
update2025.11.26 19:00

Vantage Tradingが年末トレード大会を開催!ランク外でも賞金獲得のチャンスあり

Vantage Tradingが、年末恒例となる大型トレード大会「年末ミリオンジャンボ2025」の開催を発表しました。今回のイベントでは副賞も用意されているので、ランク外でも賞金獲得のチャンスがあります。この記事では、参戦を検討しているユーザー向けに、各種条件やルールを説明します。
update2025.11.28 19:00

Funded7で出金が認められない事例が増加?ルールの不透明さが原因か

Funded7で出金拒否に関する投稿がSNS上で増加しており、利用者の間で不安が広がっています。「利益が取り消された」「短時間取引が理由で無効になった」などの報告が投稿されています。当記事では出金拒否の原因を整理し、他のプロップファームとFunded7のルールを比較します。
update2025.11.21 19:00
promotion promotion

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル