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英送金業者のXendpayがRippleNetに参画

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update 2021.08.31 15:30
英送金業者のXendpayがRippleNetに参画

update 2021.08.31 15:30

エキゾチック通貨の取り扱いが可能となる

英国の送金業者であるXendpayが、Ripple, Inc.【以下、リップル社と称す】の送金ネットワークであるRippleNetにパートナー企業として参画したことが明らかになった。[1]

2012年に設立されたXendpayは安価な送金ソリューションを提供することを目的に事業を拡大してきたが、エキゾチック通貨と呼ばれるマイナー通貨への対応が課題になっていたという。今回、RippleNetに加わったことでXendpayは、新たにマレーシア、ベトナム、バングラディッシュ、インドネシア市場へのアクセスを得る結果となった。

Xendpayの製品部門で責任者を務めるBhavin Vaghela氏は、このパートナーシップに関して次のようにコメントしている。

これまではパートナーごとにビジネスケースを考える必要がありましたが、RippleNetがその煩雑さと負担を軽減してくれることでしょう。信頼できる仕組みが整っているため、市場投入までの時間を短縮することが可能なのです。

Bhavin Vaghela, Head of Product Innovation at Xendpay - Rippleより引用

RippleNetに参画することでXendpayは、マイナー通貨の取り扱いが可能になるだけでなく、現地企業とのパートナーシップを形成する必要がなくなるようだ。Xendpayのユーザーのほとんどが母国の家族などに送金する目的で利用しているため、同社が享受するRippleNetの恩恵は大きいと言えるだろう。現在、RippleNetには200以上の企業が参画しており、リップル社は毎週3つの金融機関とパートナーシップを締結すると公言しているだけに、今後も両社の動向には注目していきたい。

release date 2019.08.26

出典元:

ニュースコメント

送金市場を統合する仮想通貨関連企業

ブロックチェーンベースの送金ソリューションが数多く台頭し、仮想通貨市場は送金手段を統合する動きを見せているが、その流れに拍車をかけるようにリップル社は積極的な開発や投資活動を推進してきている。今年6月、リップル社はマネーグラムに3,000万ドルを投資しており、仮想通貨市場の注目を集めたことで同社が発行する仮想通貨のXRPが高騰した。また、リップル社はブラジルにオフィスを開設し、南米市場の開拓を試みると同時に東南アジア地域でも顧客獲得を念頭に事業を拡大しているようだ。このような動きに出ているのはリップル社だけでなく、Facebookも独自ステーブルコインのリブラを通じて後進国市場の需要獲得を狙っている状況だ。リップル社は同社の製品やネットワークを全世界に展開していく構えだが、プロジェクトを成功に導くことはできるのか、今後の取り組みに期待しながら見守っていきたい。


Date

作成日

2019.08.26

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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